風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

アジア子ども文化祭

2004-10-12 | 風屋日記
泣いた。
一生懸命な子供達に泣いた。
汗を流して走り回るボランティアやスタッフに泣いた。
日本に来ることが、あの子供達にとってどんなにすごいことなのか、
ここに至るまでに、どんな苦労を重ねてきたのか、
彼らの生活のBack groundを考えると、涙が止まらなかった。

カンボジアの子は「医者」、タイの子は「グランドホステス」、ベトナムの子は「研究者」、
ラオスの子は「建築家」という子供達の夢を聞いて泣いた。
彼らにとっては、けっして簡単に叶えられる夢じゃないと思うから。
インドネシアの子は「日本語のガイド」・・・泣き笑いした(笑)

昨年タイでも会った、ベトナムの「ザメー」の子にもまた会えた。
昨年は表情に乏しく、彼らが直面している環境の厳しさを感じさせられたが、
今年は満面の笑顔で踊り、最後は別れを惜しみ、日本の子どもに抱きついて泣いていた。
もらい泣きしながらも、少しほっとし、うれしかった。

さよならパーティーで、みんなで散々騒ぎ、踊り、歌ったあとで
最後は丸く輪をつくり、ロウソクに火を付けあった。
またあえる事を祈って・・・
大きな夢の実現を願って・・・
そして世界中の平和を願って・・・。
みんなで泣いた。
やりとげた感動の涙と、別れを惜しむ涙。
いつまでもその灯を心の中にともし続けて欲しい。
世界中の人達全員の心に灯がともった時、戦争はなくなる。

宿舎に帰ったあとの、ボランティアやスタッフの人達の
疲れ切った、そして充実感のある顔が印象的だった。
学生をはじめ、若い人達が多い。
まだまだ捨てたもんじゃない。


「Hello my friends」
「So happy to meet you」

楽しかった また会おう
「I don't say goodbye」



※「」内の英語部分は今回のACCFのテーマ曲
 「Hello My Friends」(Somsack Hongsouvanh 作詞・作曲)より
  Somsack Hongsouvanhはラオスの国民的ミュージシャンであり、またSVAラオスのスタッフでもあるとのこと。
コメント (4)
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