風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

Eric Clapton

2005-12-02 | 風屋日記
最近のEricは、
私的にはコンテンポラリー過ぎて今イチだ。
やはり出会った頃のEric Claptonが私にとっての彼だ。

スワンプとのコラボから南部臭プンプンの頃、
そのノリのまま、親友の奥さんに横恋慕し、
その熱い気持ちをストレートにぶつけた名曲Lylaを作った頃、
アル中、薬中から立ち直り、
ジャマイカの蒼い空の下で伸び伸びレイドバックした頃、
そしてThe BandやBob Dylanとゆったり共演した頃。

特に初めて買ったアルバムで
レゲエを取り入れた超レイドバックした「安息の地を求めて」や
何しろそのタイトルが大好きで
楽しげなセッションをそのまま録音したような「No Reason To Cry」。
そして誰もが知っている「Unpluged」が私にとってのアルバムBEST3。

他のミュージシャンとEric Claptonとの違いは、
「表現」というにはあまりにもストレートに感情を露にする、
やたらと人間臭い「ギターの神様」である点だ。
あれだけの大スターにもかかわらず、
BB KingやRobert Johnsonへの憧れを隠さない少年っぽさ。
不倫や息子の死を、その感情のまま歌にできる感性。
そして仲間のミュージシャンに対する優しさ。

Eric Claptonを知らない人達は、
ぜひDVD「Session for Robert Johnson」を見て欲しい。
惚れるよ。

(写真は私の愛用のジッポライター by Eric Clapton。シリアルNo.入りだぜ)
コメント
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