バッケ、めっけだ。
いっつもの土手の斜面。
何日か前にゆぎ渡りしたどこサ行ってみだれば、
なんともう土ッコ出でで、犬もちゃーんと分がって土の上ばり歩ぐ。
雪解けの水いっぺ含んだ土は、柔くてフカフカづい。
そごをのっこらのっこら歩ってったのサ。
したっけば斜面のどごサ、黄緑色のぺっこな丸っこい頭ッコ見えだ。
そごらをよーぐ見だれば、まわりサもいっぺ出できてる。
なんだがめんこい童しゃどァ、
みんなしてフカフカづい蒲団サ寝でるみでだ。
それ見でだら、なんだが嬉しぐなってきたのサ。
春だじゃなぁ・・・。
寝でるひとりの童の頭サ、
おら家の犬ッコァしょんべんシャッとかげだっけなぁ(笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※ バッケ ・・・ふきのとう
※ ばり ・・・ばかり
※ ぺっこな・・・小さな
※ 童しゃど・・・童(わらし 子ども)の複数形
いっつもの土手の斜面。
何日か前にゆぎ渡りしたどこサ行ってみだれば、
なんともう土ッコ出でで、犬もちゃーんと分がって土の上ばり歩ぐ。
雪解けの水いっぺ含んだ土は、柔くてフカフカづい。
そごをのっこらのっこら歩ってったのサ。
したっけば斜面のどごサ、黄緑色のぺっこな丸っこい頭ッコ見えだ。
そごらをよーぐ見だれば、まわりサもいっぺ出できてる。
なんだがめんこい童しゃどァ、
みんなしてフカフカづい蒲団サ寝でるみでだ。
それ見でだら、なんだが嬉しぐなってきたのサ。
春だじゃなぁ・・・。
寝でるひとりの童の頭サ、
おら家の犬ッコァしょんべんシャッとかげだっけなぁ(笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※ バッケ ・・・ふきのとう
※ ばり ・・・ばかり
※ ぺっこな・・・小さな
※ 童しゃど・・・童(わらし 子ども)の複数形
また書いてくださいね。
南部藩脱藩浪人、新撰組隊士の吉村貫一郎に
スポットをあてた小説『壬生義士伝』(浅田次郎)
を思い出してしまいました。
優しくも力強い言葉ですね!
おらほでも福寿草出はってきてらっゲな。
ほに、もは春だなっす。
おら、風屋さんがこったに訛るとは、ほんでねガッだ!
>bittiさん
やはりこっちのご出身でしたか。
大学進学のために上京するまでは、町も文化も言葉も好きではありませんでしたが、
大学卒業後に(当時は心ならずも)帰ってきて、どっぷり漬かってしまったら、
これが結構心地よくて「いいもんだなー」と思うのです。
歳だべか?
>和さん
たまにはこっちゃ帰ってきて、ゆっくりネマってやー。
そっちより時間もゆるぐ流れでるし・・・。
>shuichi1977さん
映画の中井貴一さんは南部ことばが上手でしたね。
実際に使う言葉より優しい感じがしました。
南部藩主のお膝元である盛岡と伊達藩との最前線だった花巻とは
ことばの雰囲気がちょっと違うんですけどね。
>bert
きんな、きょうと、2日でぜーんぶゆぎ融げだなはー。
出はてきてるなぁバッケばりでねーよぉ。
うぅ~なつかしい、その言葉。
数年前に花巻に住んでいたんです。
ばっけ味噌も良く作りましたよ。
いろんな山菜も採りました。
今は、まったくそういう楽しみのない生活
すぐにでも飛んで行きたいです。
上海にいらっしゃるんですか?
お住まいも現在は中国なのでしょうか?
アジアに憧れる私にとって、うらやましい生活です。
中国は行ったことがないけど、
できることなら1度雲南省に行ってみたいですね。
ベトナム~ラオス~タイの文化の源流が
そこにはあるような気がします。
たまに花巻を感じにいらして下さいな。
バッケ無いんですね。タラボも・・・。
それはかなり寂しいかも。
ところでタラボはこっちじゃタラの芽のことですが、
私は「タラ穂」だと思っていました。
それとも「タラ坊」なのでしょうか?