風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

オリンピックの意義

2016-08-25 | スポーツ
リオ五輪が閉幕。
テレビではひたすらメダルの行方や国別メダル獲得数、
そして日本選手、海外有力選手の活躍ばかり脚光を当てていたが、
その影(?)で今回もたくさんのドラマがあった。

もちろん各競技においての日本選手の活躍やチャレンジをはじめ、
日頃からの血の滲むような努力の成果を発揮する各国選手たちの必死さ、
人間の可能性を拡げる超人的なパフォーマンスも素晴らしかったが
一方で私が最も感動したのは2つのシーン。



まずは有名となった陸上女子5000mの
アメリカとニュージーランドの選手たちの助け合う姿。
ゴール後に抱き合う光景がとても印象に残った。



そして一番は体操女子予選の際の
韓国選手と北朝鮮選手とが自撮り写真を撮る姿。
これこそオリンピックじゃないか?
国と国との間には様々複雑なことが絡み合うけれど
人と人とは繋がり合える。
「オリンピックは国威発揚」などという時代錯誤が喧伝されるが
それはオリンピックの精神とは反したことではないのか?
この写真のような、個人のつながりこそオリンピックの意義だと思う。

LGBTの方々がこれほどオープンだった大会も初めてだし、
そういう意味で、リオは意義ある大会だったと思うな。

(写真はどちらもロイターより)
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