風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

旅2日目

2024-01-24 | 

宿泊は湯田温泉に2泊。
ちょっと熱めのトロトロ温泉を堪能。
(夜食べたものはまた後ほどまとめて)
旅2日目となる昨日は
まず湯田温泉駅から山口線に乗車。
山口駅まで1駅のローカル線を楽しんだ。





さすがは西京と言われた小京都。
ニューヨークタイムズの行くべき町にも選ばれた
ひっそりと風情ある良い町だった。
新幹線の駅のような駅ビルでもない小ぢんまり。
駅前も何棟かのマンションを除いて
ほぼ2階建ての家や店が駅前から並んでいる。
よくあるような中央資本のチェーン店が見当たらない。
家々は瓦屋根で軒が低い歴史ありそうな佇まい。
総アーケードの商店街も楽しい。



ここでのミッションは山口市役所で
曽祖父などの謄本を取ること。
古い記録で時間もかかり、手間を取らせてしまった。
その後ランチも含めて街中を歩き回る。
路地が楽しい。



東北では見ることのない庭木の夏みかん発見。
もう梅も咲き始めていた。

午後からは湯田温泉に戻る。
まずは駅前にある井上公園へ。
井上馨の邸宅があった場所が公園になっている。






中には山口出身の種田山頭火の句碑と
中原中也の詩碑がある。
三条実美が滞在した建物も。

午後からのミッションは中原中也記念館だ。


生家である中原病院跡地に建っている。
実は高校時代からの中也ファン。
資料として展示されている情報はほぼ既知だが
ひとつだけ初めて知ったことがある。
東京で中也が長谷川泰子と同棲していたのは
なんと高円寺だったとのこと。
ここから泰子は小林秀雄宅へと移ることになる。
友人に恋人を取られた中也だが、
泰子の引っ越しを手伝ったとの話が残っている。
その後も陰になり日向になり
中也は泰子の相談に乗ったりしていた由。
なんか、その時の中也の心情がわかるんだよなぁ。
で、中原館長に挨拶。
今年は賢治の「春と修羅」刊行百年となるので
早い時期に賢治を評価していた中也について
何かと相談することも出てくる可能性もあるので。

中也記念館を出た後、
湯田温泉街をぶらついていたらこんな店が。


なんと!😅
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