風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

振り返ってみると

2022-05-24 | 風屋日記
これまでの自分の人生は総じてとても楽しいものだった。
志望校だったかどうかはともかく、
とりあえずスムーズに高校から大学へ進み、
就職して2社目では25年勤めて経営にも携わった。
結婚し、息子2人との時間は特に楽しかった。
小学校の頃から野球や神楽で一緒に過ごしてきたし、
高校大学では野球やアメフトの追っかけも。
今は孫たちにも恵まれ、フリーで好きな仕事もできている。
これ以上のことを望んだらバチが当たりそうなほど。
もちろん辛かったことも苦しんだことも多々あったけど
今となっては些細なことに思える。
もう一度生まれ変わっても、同じ人生で良いとすら思う。

でもね。
細かく思い出すと後悔がないわけじゃない。
自己肯定感に欠けていた中学時代の諸々はもちろんのこと、
例えば高校で野球を継続しなかったこととか、
(野球じゃなくても、応援団幹部とか吹奏楽とかやれば良かった)
大学受験に際して、親に逆らい切ることができずに
自分の希望進路を貫徹できなかったこととか、
(結果、入った大学にはイマイチ馴染めなかった)



20代の後半始めたアメフトを、
子どもたちと一緒にいることを選んでやめてしまったこととか。
(当時は隔週での週休2日だったので、日曜が貴重だった)

思い出してみると
後悔していることはその時の瞬時の選択の失敗によることが多い。
直前まで考えていたことをいきなり変えたり
言われたことですぐに自分の考えを引っ込めたり。
もちろんその時はそれなりに考えた結果ではあるのだけれど、
前から考えていたことを粛々と進めていれば
もしかしたら今になっての後悔はなかったのかも知れない。
確かにどんな選択をしても後悔することはあるのだろうが
どうせ後悔するなら、
やらない後悔よりやった後悔にしたいワタシとしては
相当時間がたった今になって、ふと思い出したりするのだ。

もうこの歳なので
これらは「後悔」ではなく「反省」なのかも。
様々な角度からじっくり考えたことは
直前になって「待てよ」と思い返すと失敗につながる。
買い物でもなんでも、「待てよ」の時点で視野が狭くなっている。
思いつきで突然何かをぱっぱか行う時期は過ぎた。
歳相応に、じっくり考えて粛々と日々を過ごすことを考えよう。
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