風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

南部曲がり屋

2014-10-28 | 散歩
一昨日の丹内山神社からの帰り道、
まずは旧中内村役場に寄り道。



復元建物とのことだが、懐かしい造りの建物だ。
ここにもアート作品の展示(しかも招待作家、有名な方らしい)もあったが
個人的には建物の方に興味がある。
古い形の洋風建築。いいなぁ。

そのあとは、これまた近くの旧小原邸へ。





これは南部曲がり屋という形。
向かって左手は厩となっていて
人と馬が同じ屋根の下に住むようになっている。
極寒の地域、家族同様に馬も大切に育てる文化を物語る。
茅葺きを守るために、今も毎日いろりに火を焚いているとのこと。
昭和49年まで実際に人が住み生活していたらしいが
真夏でも火は絶やさなかったとのこと。
家の中全体にいろりの匂いが染み付いていて
生活の営みを今も感じさせる。

最近気づいたのだが、
どうやらワタシは建物、それも古い建築物に興味があるようだ。
この曲がり屋でも家中の間取りを見て歩いた。
ここにもアート作品が展示してあるのだが、
それより建物の方が面白い(笑)
石垣島で見た伝統的な八重山の古民家と比べてみたりして。



家の中から見える紅葉が美しい。



曲がり屋の前には、これまた茅葺きの古い水車小屋。
これは展示物というより
昔から実際に使われていたものだろう。
いい感じだワー(^^)



周囲の風景は、まさに「日本の秋」。
コメント
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