風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

熱い戦い

2014-10-21 | スポーツ
今年のパリーグCSは熱かった。
すごい試合の連続で、
試合を見始めると1球も見逃せなかった。
SB柳田のフルスイング、松田の気迫、内川の好打、
大谷のピッチング、中田のホームラン、陽や西川のファインプレー、
そして病み上がりの大隣の絶妙な投球術・・・。
試合の流れも二転三転、局面が1球で変わった。
中でも魅せられたのは日本ハムの若手の必死なプレー。
西川、中島、近藤、上沢、鍵谷、大谷、谷元・・・。
内川、李、松田、中村、長谷川、細川、摂津などの
SBのオールスタークラスの中堅、ベテラン陣に対して
全力でぶつかる姿に感銘を受けた。
相撲に例えると、横綱と対峙して
前ミツを握りしめ頭をつけた姿とでも言おうか。
いつのまにか日本ハムを応援していた。
紙一重で力及ばず敗退したが
(昨日の試合も、最後セカンドが
 ギリギリセーフでクリーンアップに回ったらまだわからなかった)
日ハムにとっては、来年に向け大きな成果だっただろう。

そして昨日、何より感動したのは
優勝が決まり秋山監督を胴上げした後
SBナインたちが次の胴上げに選んだのが
昨日の敗戦と同時に引退が決まった日ハムの稲葉だったこと。
涙の稲葉を対戦相手が胴上げしている姿に
こちらの目頭まで熱くなった。
CSの間中、代打稲葉に試合の流れを何度も変えられたSBナイン。
野球の技術や力のみならず
野球人として敵ながらリスペクトした結果なのだろう。
いいシーンを見せてもらった。
やっぱり野球・・・スポーツはいいなぁ。

国同士の外交、人同士の交流もかくあるべしと思うのだが。
コメント
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