吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

チェンジ(変化)の支点が違う民主党政権

2010年11月03日 | Weblog
ちょうど一年前、チェンジがやってきた。半世紀以上つづいた保守自民党政権が民主党のそれに変わったのだ。体制が変わり、革新というか変化という希望が舞い込んだ。掲げられたマニフェストだけが希望ではなかったが、変化することが期待された。

大きな裏切りではなかったのだが、確かさと実行力のない鳩山政治に国民の”ノー”が突き付けられた。政治とカネ問題をひきずる小沢さんも一緒に後退した。そして誕生した菅政権だが、いままで経験のない政府運営に迷走した。まるで民主党が変節したような情況だ。

有言実行を謳い、”強い”何々を標榜して、そして何もしない。出来ない。内閣を構成する各大臣は、首相と言うことが違う。思い思いに思いつきをいい、国益もリーダーシップもない。政治主導は言葉だけで、官僚の脚本どおりに過ぎる。官僚や役所をリードする姿も見えない。

当初のマニフェストとやることが違う。どこに行ったか避けているような普天間移転と辺野古や八ツ場ダム。青天井のように言っていたムダからの財源が大きく後退し、チラつかせる消費税増税。高速道路無料化もどうなるのやらわからない。カベが見えると試算のし直しやテストに逃げる。対中国やロシアとの外交の危うさ。農家所得保障と違うであろうTPP参加問題など、迷走だけが目立つ。

閉塞感つき迷走は、変化や改革の“支点”の違いからきている。というより、支点と力点が明確でない迷走なのだ。国や国民をどのような世の中や生活に導くのかのビジョンがないのだ。早く行方を明確にしないと、国民のストレスが爆発しますよ。与野党の政治家さんにお願いする。
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