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吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

脱「おたく」に向かうか”ゲーム”市場。

2006年12月09日 | Weblog
 還暦をとっくに過ぎた私に、”ゲーム”のほとんどは縁がない。機器(ハード)やソフトを買って”ゲーム”を楽しむ自分が想像できない。自分の若い頃、”ゲーム”と言えば パチンコだったり、せいぜいインベーダーゲームのようなものだった。
 ことし(2006年)の年末商戦の目玉のひとつは新発売された2つのゲーム機だ。任天堂の「Wii」(ウィー)とソニーの「PS3」(プレイステーション3)で、ともに初回出荷数や発売時期が若干違うが、国内市場への年内出荷数を100万台としているからスゴイ。初回出荷数が10万台しかないPS3は、小売店頭での行列に加え”ガフ屋”もどきが出る始末。直ちに出品されたヤフーオークションでの落札額7万円(平均)というから、理解できない。外では、2倍~3倍の価格で売られたり(海外)している。
 現実に”ゲームを楽しむ”というレベルについて、12月8日の日経MJ新聞が両機種のハード1台あたり「ソフト」購入(装着)から説明している。PS3が0.98本なのに対し、Wiiは、1.69本とゲーム専門誌エンターブレインの調査値を紹介している。Wiiスポーツ(ゲーム)のラケットのように振って楽しむコントローラー(システム、端末)に”新鮮さ”や”楽しさ性”を感じたのかも知れない。室内おたく「ゲーム」が、戸外(アウトドア)化するような、そんな期待や兆候とみることもできそうだ。
 それにしても、一昨日(12/6)朝、NHKでの特集が発表したRMT市場が150億円規模になっているというのには驚いた。通貨がバーチャル・リアリティの世界にまで入り込んだのだ。どのようなゲームかについて、昨日柏崎通信の梶谷さんが「主に、オンラインのロールプレイング・ゲームだよ」と教えてくれたが、ゲームのなかで使われる仮想通貨が現実の世界で売買されているというのだから、これ(仮想通貨)は、文字通り現実通貨ではないか。
 パチンコ(ゲーム)玉の現金化と同じ類ならば”違法”性も見え隠れするが、あるいは一種のコミュニティ限定通貨のようなものなのか、今後当局がどのように捉えるかだが、現実に「RMT」(リアルマネー・トレーディング)がますます増える世の中をみるに、しっかりとした法的見解を出す時期ではないでしょうか。
 このRMTが例えば合法的に社会化することは、パチンコ(ホール)やカジノなどとは、また異なった”ゲーム”のアウトドア化や交流化および新しいコミュニティが出来てくることを示唆する。”楽しむこと””遊ぶこと”が”食べること”についで、大きなライフスタイル市場になる兆しとも見られよう。
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