俳句では ハナカエデ(花楓)と詠んだが、ハナモミジ(花紅葉)でもよかったが 植物学上「モミジ」(紅葉)という植物はない。要は、葉が紅(もみじ)しているカエデ(楓)を モミジというらしい。どちらでも同じ ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の植物。
多くの人は、葉の形というか「葉の切れ込み」の” 数や深さ”で区分している。葉の「切れ込み」が”5つ以上で深い”方をモミジ、”3つほどで浅い方”を カエデと言っているようだ。葉の切れ込みが 深いものは 一般に(カエデも含め) モミジと呼ばれているが、多くの場合 イロハモミジのようだ。
カエデとは ムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称。名前の由来は 葉の形が カエルの手(掌)に似ていることから、蝦手 略して カエデとなったらしい。
その五枚葉の代表 イロハモミジ。春、緑葉をうすい黄色葉になった葉上表に 小さな赤い花を咲かせる。つい ”花楓” と詠句した。秋の紅いモミジ(紅葉)景色をつくる前の春の花モミジ楓だ。
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