吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

誤表示」と偽装表示に食傷の2013年秋

2013年11月08日 | Weblog
とにかく出るわ出るわの誤表示問題。2013年10月22日の阪急阪神ホテルズ社長の謝罪会見以来、誤表示ばやりだ。だれでも間違いしなさそうなエビやネギなど偽装でなく誤表示だという。素人のわたしなどは、誤表示も偽装表示も同じようなものだと思うのだが、偽装ではなく誤表示だという。

誤表示とは、あくまでエラーやミスの類で、キィボードを打ち間違えたり、文字や綴りをミスすることは、誰にでもあるだろうというのか。うっかりの誤表示に対し、偽装表示は知っていて、認識していて偽りや真実と食い違う正しくない表示をすることで、主体的なのだそうだ。このように単純なことを難しくいう体質に、誤表示や偽装表示と言ったりする問題発生の底流がありそうだ。

わたくしごとだが、ずっと以前わたくしは自分のブログ本『不確かな日本―偽装社会を糺す』(2008,1,15.武田出版)で、不正表示、偽装、欺瞞、虚偽や政治や役所の年金記録漏れの不作為、事務所経費水増し、着服横領などで喧騒した2007年を虚偽社会と言ったが、あれから6年経過してまたこの騒ぎだ。忘れたころに”また”というのは、御免蒙りたい。

有名ホテルや老舗旅館の誤表示メニュー表示、ぞろぞろ続く一流デパートの食材や食品偽装に驚くばかりだが、ひと昔前のチョコレートの賞味期限改ざんなどが”可愛く”見えるから、始末わるい。誰かの指しや内部告発やマスコミ発信や当事者の謝罪会見などがあって、そして役所や消費者庁のお出ましになるサイクルを断捨離してほしい。
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