吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「半夏生」に、半夏(ハンゲ/ 烏柄杓)や 夏への生薬や 食べ物の “雑話”

2024年07月03日 | Weblog
7月1日(2024年) は、半夏生。立春・立夏や 夏至(6/21) のような二十四節気ではない。「夏至から11日目」にあたる日(7/2や7/1) と言われる雑節。半夏( 烏柄杓/ カラスビシャク)という薬草(根茎) から” 半夏”(はんげ)としたらしい。

半夏からの” 5日間” が、半夏生と呼ばれる農家にとっての繁忙期。夏至から半夏生が終わる頃までに”田植え”やその他の初夏・農事を済ませることが大事。里山の半化粧の花期(葉の半分が白になる)のうちに、田畑他の農事をしようとすること。

このカラスビシャク( 半夏)の花茎や花序が、( 役に立たない)カラスが使う柄杓のようなモノということから”ハンゲ”( 半夏)と呼ばれたらしい。別に ヘソクリやヘプスや、地方によってはヒャクショウナカセ(百姓泣かせ)やカラスノオキュウ( 烏のお灸)などとも云われたらしい。

暑い夏、土用の丑の日は ウナギ( 鰻)だが、半夏生には タコ( 蛸) を食べる地方が多いと云われる。半夏の別名カラスビシャクの地中に這ったがっちりした根茎のように 稲などの根張りが丈夫になるように という願いからか。 タコ(蛸)がしっかり食べられる歯になりたい。

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