吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

杉檜林の林床に咲くイワウチワ(岩団扇) 群生景色の 讃歌小話

2023年06月27日 | Weblog
杉檜林など針葉樹林の林床(下)には、ゼンマイやコゴミなど シダ類の植物をよく見る。里に近い小楢などの雑木林には、ワラビやキノコ類をみる。所々ボケなども咲くが、カタクリやシュンランなどの花が見られるのも 楢椚林だ。

春は 四月頃から梅雨期にかけての檜林下などに見る青紫の山紫陽花も 見事な景色をつくるが、杉や檜の林床いっぱいに群れ咲くイワウチワ(岩団扇)の薄紫や白い絨毯咲きも美しい。少し離れた処には 似て非なるイワカガミなどが咲く。

イワカガミもイワウチワも、同じイワウメ科の多年草の植物。どちらも 高山植物のようで低山地に生育する。イワウチワは 淡紅紫や白い花を一茎一花つけるが、イワカガミは一茎に複数花をつけて咲く。葉は似ているが、イワカガミの葉は、名前の如く少し大きく照りが見られる。

群れて自生するイワウチワを主訴する地方の里山も多い。三重県と滋賀県境の御在所岳や岡山県と鳥取県境の伯州山なども有名だが、わが茨城県は高萩市の里山
「横根山」に群生するイワウチワがおすすめ。いま時分 ハイキング気分で行く山道脇に咲く うす紫や真っ白いイワウチワに見入る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする