わたくしが ”現代日本の(レオナルド)ダ・ヴィンチと尊敬してやまない谷内田 孝氏。企画書や構想図に限らず、街の開発図や環境デザインおよび高層ビルや建物内オフィスのレイアウト・デザインまで、毛筆や赤鉛筆(ファーバーカステルNo.219)で描く。新商品のデザインや精密機器などの提案デザインも 毛筆描きだ。
モナリザや最後の晩餐などで知られるレオナルド ダ・ヴィンチだが、ウィトルウィウスの人体図やノートでわかるように、彼の天才領域は 絵画、彫刻、建築、土木や解剖学から音楽にまでおよぶ。そのダ・ヴィンチの鏡文字の左手ペン書きのタッチと、谷内田さんのデザイン図や墨彩画の毛筆タッチが 重なる。
その谷内田 孝氏が 雑誌「サライ 5月号」(小学館/2022年4月10日発行)に紹介されていた。何となく そのような”朝めし”取材があったよ、などの話は聞いていたのだが・・。五年ほど前 奥様を亡くされて以来、ずっとひとり暮らしをされていた彼。この十余年の日々を『谷内田 孝 七十六年の杣道-「生きる」』という本(湘南社)を上梓している。
奥様のご逝去(2017年12月)以来 約五年の一人暮らし「朝めし自慢」記事のサライ五月号では、今の暮らしが 一年の三分の二が 岐阜は正眼寺僧堂や正眼短期大学(一年生)での”朝めし”である抄録が抜けたようだ。ご自愛専一に、自由自在にお過ごしを!