吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

天に向って咲く香り高いモクレン(木蓮)やマグノリアの話

2021年08月05日 | Weblog

「マグノリア」と聞くと何を想起しますか?少し前(1999年)のあのアメリカ映画ですか、それとも香水やオードトワレのマグノリアですか?コスメや香水の原料だったり、モクレンに似たアメリカ原産の花木ですか?いや、それこそ「マグノリア」です。一般に言われているモクレン(木蓮)は、実はモクレン科モクレン属のマグノリアの一種なのです。

マグノリアが モクレン(木蓮)の仲間の花木というより、モクレン(紫木蓮や白木蓮)が マグノリアの仲間なのです。花木のマグノリアは、主にアメリカは中南部のミシシッピィ州やルイジアナ州が原産らしいが、木蓮(モクレン)は中国が原産の泰山木(タイサンボク)に近い花木といわれる。

タイサンボク(泰山木)は モクレン科の常緑高木ですが、皇居の東御苑などに植栽されている泰山木の花は、その大きな白い花の姿やほのかに醸す香りで多くの人に愛されている。「マグノリア」という香水やオードトワレの香りが若い女性に好かれるのは、泰山木や木蓮の花の香が好かれるのに重なります。

冬の終りから春にかけて多くの人に愛されるハクモクレン(白木蓮)は、真っ白く細身の卵のように天に向って咲くが、一般にモクレンといわれる紫色のシモクレン(木蓮)の花は、花びらの内側は白い色で 外側が濃い紫色で 空に向かって咲くので、下から見る人々には赤い紫色に見えます。

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