吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

消費者市場の現在閑話

2017年05月13日 | Weblog
2013年4月アベノミクス応援団長として登場した日銀黒田総裁のインフレターゲットの見通しを当の本人が、自分の任期中の達成は無理と発言した。アベノミクスが掲げたインフレターゲット2%どのデフレ脱却が、祝詞だけに終わりそうだ。政府や日銀の発表とわたしたち消費者国民の実感とのズレはいつものことだが、ホワイトシャツでデスク計画する方々と汚れシャツで汗する人々の実感との乖離は大きい。

このところの消費者のフトコロやサイフの動きを大手チエーン・スーパー グループ2社の4月実績でみると、前年同期比片や98%、片や99%と前年同期割れ傾向がつづいている。衣料品や住宅関連品や非食料品などの前年割れは毎度のことだが、この4月のそれは食料品も含む全カテゴリーでの前年同期割れだ。インフレターゲットは何も物価増だけをターゲットにする戦略ではないが、2%増から遠ざかるようにこれら大手チェーンは、価格切り下げ戦略を検討している。

20年ほど前の全国チェーン・スーパーの総販売額は16兆円ほどあったのだが、ここ1~2年の年間販売額は13兆円ほどに縮減している。20%減だ。21世紀に入ってからの15年をみても、食料品ひとり13%増だが、住居関連品35%減、衣料品65%減、その他のカテゴリー40%減の有様だ。

このような消費経済景気情況の中にあって、小職が帰属している日本の豆乳(類)市場は、成長に恵まれた。10年前に比べ総生産(出荷)量でみた市場規模は、約2倍になった。豆乳についての飲用経験者は、76.5%が96.5% へと1.3倍になった。現在(ここ1か月)飲用者も49.0%が68.0%へと1.4倍に、毎日豆乳を飲んでいるというヘビー・ユーザーも、7.5%が14.0%へと1.9倍に伸長した。植物性たんぱく飲料豆乳を、ご家族みんなで飲んでほしいと願う。
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