吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

”バラの香り”を探究し、紹介するシゴトに就いて。

2011年10月13日 | Weblog
 2011年10月7日(金)、蓬田バラの香り研究所という会社の発表会に参加した。”思い”に賛同する仲間と起業したラボラトリービジネス(研究事業)企業だ。バラの香りについての研究(探究)を専らとする会社だ。

 尊敬する友人・蓬田勝之さんの”バラの香り”に魅せられて5年余を経た。10年ぐらい前からのお付き合いだが、何事にも控え目で謙虚なところが好感な友人だ。その彼が『薔薇のパルファム』(求龍堂、2005年4月)という本を発刊されたことが、わたしがバラの香りに魅せられたキッカケだ。

 2005年3月大手化粧品会社を定年退職された彼だが、入社以来ずっと研究畑にあって40年香り一筋だったと聞く。バラの香りにフォーカスした後半の20余年だというから、そのキャリアが想像できる。バラ園の散策やテニスなどで悠々自適の彼を、まだ年金受給年にならない2009年、ただいまのリターン&リステージへのお誘いをした。

2010年3月(株)蓬田バラの香り研究所設立と同時に取締役研究所長にご就任いただき、このたびの研究所発表会を迎えたのだ。バラの香りがこよなく好きだというステキな女史を社長に、わたくしも参加しての会社のスタートになった。バラの香りビジネスというまだ不確かな事業だが、美しいバラの香りの普及に夢を託した。

 こだわりは、バラの香り。蓬田勝之さんが探究し特性分類したモダーン・ローズ7つの香りとポピュラーなブルガリアンローズ1つの”8つの香り”が、この新しい研究所会社のビジネス・インフラだ。8つの香りそれぞれ、どなたにも官能識別できる美しくステキな高質な香りのライフスタイル化や文化化に汗したい。

 折りしも除染やデトックス(解毒)が社会的なテーマになる時代。バラの香り成分が持つまだ探究されていない効果成分の検証にも努力し、これからのストレス社会に貢献できたらこの上ない喜びだと思っている。神経医学や脳科学などは遠い世界だが、交感神経や自律神経の働きと香り臭覚との関係などを探究していきたい。

 まずは、メタボやストレスへのダイエットあたりを探究することからスタートしようと思う。止まれ、人々に楽しく気分よく暮らしてもらうことこそ、バラの香りの第一の願いなのだ。(了)

 
コメント
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