前回と同じ、6月25日(日)の北本自然観察公園散歩から。
●ヤゴの抜け殻(オオシオカラトンボ)
葉の上にヤゴの抜け殻があった。全長2センチ強。何のトンボだろう?と思っていたら、ちょうど職員の方がきたので聞いてみた。
「腹部の背中側に突起があるので、シオカラトンボではなくオオシオカラトンボでしょう。他の部分では見分けがつかない。」
へ~成虫も似ているから幼虫(ヤゴ)も似ているようだなと。でも、目視ではよく分からなかった。後でPCで画像を拡大してみたが微妙。
そこで、Web検索で調べてみた。『兵庫県の幼虫ガイド』のWebサイトによると、オオシオカラトンボは背中のとげ(背棘:はいきょく)が第4~7節にあり、シオカラトンボには背中のとげが無いとのこと。『ヤゴペディア』というWebサイトでも同様に記されている。
ヤゴは泥の中から出てくるので、この刺にも泥が付き乾いて突起状になるわけだ。
ただ、当地では見ることの少ないシオヤトンボにもとげがあり、オオシオカラトンボとの違いは側刺毛の数らしいけど、これは難しそうだ。
●エサキモンキツノカメムシ
ミズキの葉のところでも職員に会った。子供を連れた家族に「卵を守っているエサキモンキツノカメムシがいますよ」と説明していたが、親・子供(園児?)はカミキリムシを探していたらしく無視。でも、私はそのカメムシを探していたので“これ幸いと”見つけることができた。
メスが産んだ卵を守る習性があるのは珍しいし、背面上部のハート形の紋も面白いのにな~と独り言つ。
●イチモンジセセリ
ムラサキツメクサの花にとまっていた。翅を半開きにしている姿をよく見るが、直ぐに飛び立てる姿勢なのかな。特撮に出てくる飛行機とか未来の空想飛行機のモデルのようにも見える。
私は、ヤゴの抜け殻は見たことがありません。
シオヤトンボとオオシオカラトンボとの違いを見分けるのは難しそうですね。
エサキモンキツノカメムシのハート型の紋は、可愛いと思います。メスが産んだ卵を守る習性があるとは、育メンカメムシなんですね。
シオヤトンボとオオシオカラトンボは成虫も似ていますが、幼虫も似ているようです。
カメムシというと敬遠しがちですが、エサキモンキツノカメムシは面白いので見てほしいです~。