シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

「ぼたん」と「神田まつや」

2019-02-23 | 飲んだときに…

神田須田町一町目の一画(昔の住所だと連雀町の一画)には、奇跡的に大戦の空襲で焼け残り老舗がそのまま残っている。その中には『都選定歴史的建造物』に選定されている建物が4軒(ぼたん、神田まつや、いせ源、竹むら)あり、この日記でも5年前にとりあげたことがある。

「いせ源」は、都内唯一のあんこう料理専門店。数年前にランチメニューで利用したことがある。他の店には行ったことがなかったが、今週、いきなり他の2軒に行くこととなったーー。なので、早速記しておく。

ぼたん」には2月18日(月)。レトロな店を好む方から誘われた。
メニューは創業の明治30年頃と同じ「鳥すきやき」一筋。未だにガスを使わず備長炭と鉄鍋で昔ながらの味を維持している。
外観もそうだが、室内も趣がある。2階に通され、廊下を何度か曲がって席に着く。お座敷で、小さいテーブルを挟んで座布団が敷かれている。これが基本セット。


鳥すきやきを注文すると、テーブルとテーブルの間に備長炭のコンロ(?)が置かれ、上に鉄鍋。鉄鍋は1つで2人前に対応。4人なので、間に鉄鍋が並ぶ。具材は3皿に乗せられてくる。↓は最初に1皿分を入れたところ。


とても美味しく頂いたが、けっこう量が多くお腹が膨れる。最後に卵でとじて親子丼形式にしたが、ご飯は茶碗に半分くらいでギブ。代わりに、正面の私よりは若い者が頑張った。
飲物はビールからの焼酎お湯割り。せっかくの値段の張る鳥すきなので、そっちに集中してゆっくり飲む感じにはならず、お腹も一杯で1時間半ほどで散会。ただ、腰の調子がイマイチだったので、お座敷はちょっと辛かった。


神田まつや」には昨日の2月22日(金)。蕎麦好きな方と一緒に行ってきた。
よく大晦日にとりあげられたり、池波正太郎氏の馴染みの店とかで名前を聞く。
老舗の蕎麦屋で一杯やるなんてサイコー!と思っていたので、まずは、熱燗とにしん棒煮を頼む。お通しは蕎麦みそ。

一緒に行ったYKさんは米国に20年位居たこともあって、日本的なお酒の付き合いに疎いし、元々お酒を飲まない人(美味しいと思わない人)。付き合いで居酒屋に行っても一杯目がず~っと減らない方だ。まして、日本酒は滅多に飲まない。今回も一応私に付き合ってお猪口で乾杯するが進まない。

それが、にしんを食べて、燗酒を飲むと「おや?」という顔つきになり、再びにしん~燗酒で「この組み合わせは旨いですね」と。そのうち「にしんは食べたいけど酒がないっすよ。頼みましょう」とかいう。はぁ!?どうしたの?だ。
老舗の蕎麦屋でだすつまみは日本酒に合うに決まっているんですと断言して、葉わさび、板わさ、かつおの酒盗などと熱燗も順に追加。

YKさんは特にかつおの酒盗~燗酒が気に入ったらしく、「酒盗たべて燗酒飲むと、ふわ~と香りが拡がる」と。そんなお酒の感想を言うYKさんは初めてだ。「これは、酒盗を食べたらすぐ飲みたくなりますね」と。でしょ、だから口からお酒を迎えにいくんですよと教えてあげた。「あ~こうやって飲んでるのを見たことありますよ。だからですね」と。も~何だか見ていて笑ってしまう。
ラストオーダーには、もりそば大盛り。「もりそば食べながら飲むのもイイですね」と。それについては「ここのは特に」と。

私よりは少し若いけど、50を超えたオッさんが「新しい世界をみた」とか甚く感心し、喜んでくれ、さらにゴチになった。ヨカッタヨカッタ。


なお、間の19日(火)は居酒屋で、20日(水)は立ち飲みからの焼き鳥屋さんで、今週はたまたま飲む機会が多かった(多すぎた)。

 

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