酒屋の店頭で桝酒を(四角い桝の角に口をつけて)飲むことが、「角打ち」の語源とされ、酒を売るのがメインである酒屋なのに、その場で飲むこともできる、というのが角打ちの定義のようだ。(立ち飲みタイプの居酒屋は、角打ちではなく「立ち飲み(居酒屋)」かな)
先週、神田にある馴染みの角打ちに行った時のこと。
会社関係の3人で入店。台風が心配なので軽く飲んで帰るはずだったのだが・・・。
一緒に行ったK氏はタフな身体の持ち主だが、お酒を飲むようになったのは数年前からで好んでは飲まない。そのK氏がプチ断食中(一週間で7キロ減)なので洋酒が良いと言う。店主にミニボトル的なものがあるか聞くと「無い」とのこと。じゃあハイボールの缶でいいんじゃないと薦め、一口飲んだら「甘いやん。糖分あるやん」と。
あーだこーだのすえ、酒屋なので普通の「角瓶」1本とロックアイスを買ってロックで飲むことになった。残ったら、誰かが持って帰ればよいということで。
私も缶チュウハイ1杯と残った缶ハイボールを飲んだ後は、角をいただく。
冒頭のように角打ちの基本は日本酒なのに、これは角といっても洋酒。角打ちで初めて洋酒を飲んだー。
と、ここで既に“軽く飲んで”の軽くではない。これには理由があって、我々が入店してしばらくしたら一人の女性が来店し冷酒を飲み始めたのだが、じきに我々と一緒に飲みはじめたこと(と角瓶)による。
さらに、後からオッちゃんが一人で来店して、すぐに我々に加わり、5人で一緒に楽しく飲んでいた。
そして、角瓶は空いた。
台風は近づいているし、お酒が無くなったというこれ以上ない帰るタイミングなのだが、盛り上がった勢いで神田の駅に近いフォーク酒場へ行くことになった。
いや~なかなか個性の強い方々だった。
帰りは終電間際に。
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