シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

倭・和の国

2008-09-18 | 豆知識的な…

「今だって倭の国という意識が日本人の誰の心にも宿っている。自分でも気づいていないだけさ」・・・今読んでいる文庫本の一節。「そんなことないでしょ。倭人とは誰も言わないし」と相手は言う。そんなこと…どうだろう?と思ったが、先を読んで合点がいった。つまり、日本食ではなく「和食」だ!

日本の昔の名前は、倭(わ・やまと)、大倭(おおわ・やまと・おおやまと)、和国(わのくに)、和(わ・やまと)、大和(やまと)、日本(やまと・ひのもと)、ひらがなで「やまと」など様々だ。(※カチャカチャしてみたが、本当の正解はよく分からなかった。)

さて、小説では「倭は中国側が勝手に置き換えた漢字なので、本来は和だったと思われる。和は円い輪にも通じ…和睦っていうのは…和解も…平和も円く…(略)輪のように多くの民族が協力しあう国。我々の祖先たちはそんな誇りを持って自分たちの国を和と名付けたに違いない」と主人公は続けて言う。本当のことは分からないが、なるほどと思ったわけだ。

先ほどの「和食」だけでなく、和風、和式、和様、和楽器、和服など「日本的」なものを形容する言葉に「和」が使われる。日本食よりは和食だな、日本服とも言わないしね。ちょっと昔の先祖たちも「和」を大切にしていたので、そういう単語を創造したのだろうな。それを、我々も意識をしているわけではないけど、自然に使うようになっている。

じゃあ、「日本」の立場はどうなのだ。初めての正式な?国号なのに。国号が日本になってからも「やまと」と読まれ続けたようだし、今も「にっぽん」か「にほん」で、正式な読み方を定めてないようだしね。あやふやだな~、影が薄いぞ「日本」。
まぁ、そんなこんなで、今でも「和」の国という意識が日本人の心にも宿っているんだな~ということだな。

ちなみに、大きな和と書いて大和(やまと)で、日本人なら常識的な読み方だけど、なんでその文字を「やまと」と読むのか?元来は「おおわ」「だいわ」と言っていたと思われるのに・・・その理由は、諸説あっても(考えられても)、正確な事は伝わってないようだ。昔々のことだからと思っても、カチャカチャしたのが徒労になったとサ。

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