民主党政権のなりふりかまわぬ延命策は、あらゆる権力を動員して、反対派を叩きのめそうとしている。千谷由人官房長官などは独裁者気取りである。それはあたかも、スターリンが行ったことと、驚くほど似ているが、日本の愚かな官僚のなかには、民主党に尾っぽを振って、迎合する輩もいる。警察のカレンダーに、驚くなかれ、日の丸を手にした愛国者を取り締まる写真が掲載されたという。出世しか頭にない、官僚のやりそうなことだ。スターリンが粛清を始めたのは1936年のことで、1938年末までに約300万人が殺された。スターリニストによる権力の樹立というのは、死屍累々たる流血に彩られるのである。今の民主党政権がやっていることも、それと大差はない。昨日の友は今日の敵なのである。菅直人が勝とうが、小沢一郎が勝とうが、勝者は敗者に唾をはきかけるのだ。武士の情けなどは、まったく通用しないし、敵と認定されれば、抹殺されてしまうのである。政権交代によって、とんでもないことになるというのは、保守派が予想していたことだ。「他のいかなる国にもまして抑圧的な、資本家的でも労働者でもない国家が支配している」(『抑圧と自由』・石川湧訳)というシモーヌ・ウェーユの言葉が、徐々に現実味を帯びつつある。一度権力を手にしたサヨクは、国民を奴隷に仕立て上げようとするからだ。
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