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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

一人ドライブ

2025年04月26日 | 
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文章は上記から読むことができます。
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喫茶店の山桜

2025年04月15日 | 
春雨が降り続く
蔵のまち喜多方
裏通りの喫茶店
山桜の香りと
静謐なもてなし
一杯の珈琲を
ゆっくりと飲む
ポケットには
無造作に
文庫本一冊
また春が来た

 
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春愁い

2025年03月02日 | 
 時は巡りて
 また春が来て
 桜の花が
 咲いては散って
 川面に浮び
 流れて去って
 人の命の
 はかなさ教え
 別離の数だけ
 涙の粒を
 大地に落とす
 そんな季節の
 時の流れに
 愛しさ覚え
 ふと立ち止まる
 春の陽だまり
 君のことなど
 思い出してる
 つかの間の春
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寒い朝は辛い

2025年01月21日 | 
寒い朝は身体が
とりわけ痛い
薬を飲み横に
何とか生かされて
ここまできた
それでも一日が
愛おしいから
ひたすら仕事を
老いの身は
悲しくも辛い
自分の世界に
引き込もるのは
もう少し後に
じっと雪景色を
静かに眺める

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淋しい歳末

2024年12月27日 | 
人付き合いも
ほどほどとなり
騒がしき令和六年
何とか越せば
今年も終わり
ただそれだけで
感謝あるのみ
生きているのを
噛みしめてます
本読むことが
生きがいでして
『源氏』がいいと
今ごろになり
漢和辞典の
ありがたさなど
この年齢で
読み切れぬ本
歳末ならば
なおさら淋し
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令和6年12月

2024年12月23日 | 
 窓の外は
 一面の雪
 音なき世界に
 しんしんしんと
 雪がつもる
 冬の只中に
 褞袍を着て
 四畳半で
 キーボードを
 どこまでも雪に
 埋もれていく
 そんな暮らしが



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朔太郎の『乃木坂倶楽部』の詩と令和6年12月

2024年12月03日 | 
 十二月に入ったこともあり、萩原朔太郎の「乃木坂倶楽部」の詩をなぜか口にしたくなります。「十二月また來れり。なんぞこの冬の寒きや。」の冒頭の部分は。ことさら切ないものがありますし、「我れは何物をも喪失せず また一切を失ひ盡せり。」という言葉の響きは、朔太郎の個人的な境涯を超えて、当時の日本のおぞましい現実を表現しています。
 朔太郎のこの詩は昭和4年12月につくられており、その前年には妻と別れ、一度は郷里の前橋に戻ったものの、再起を期して麻布にある洋式アパートに転がり込んだのでした。
 しかし、この詩は個人的レベルだけにとどまりません。昭和4年には世界恐慌が日本にも波及し、我が国は空前の不況に襲われました。浜口雄幸内閣が金解禁に踏み切り、緊縮財政に舵を切ったことで、昭和維新の運動にも火が付くことになりました。それから515事件、満州事変、2・26事件などがあってから、昭和16年の大東亜戦争に突入するのです。
 朔太郎もまた、保田與重郎らの同人誌「日本浪漫派」に加わった詩人でした。それだけに大いなる敗北を予言したのでした。東アジアの安全保障環境が緊迫しているにもかかわらず、政治は打開策を見出せずにいます。経済の舵取りも危ういものがあります。昭和4年のときのような茫漠たる世界の前で、不安感にさいなまれているのが私たちではないでしょうか。

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気儘な一人旅

2024年06月03日 | 
もう6月ですから
梅雨に入る前に
旅に出るのは
いつものことです
日本海の砂浜で
沈む夕日を
ひとりぼっちで
眺めるのです
山また山を
軽のオンボロで
越えて行くのです
ブックオフで買った
クラッシックを
訳なくかけて
ひたすら車を
どこまでも
どこまでも
走らせるのです
もう6月ですから
決まって旅に
それが僕の
僕への務め
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政治的ユーチューバーの多くは騒動師だ

2024年05月19日 | 
 政治について、毎日のように語ることは、本当は好きではありません。あまりにも酷いので、ついつい口出しをしてしまいますが、それが僕の本心ではありません。宮沢賢治の「政治家」という詩があります。これがまた核心を突いています。

あっちもこっちも
ひとさわぎおこして
いっぱい呑みたいやつらばかりだ
 
と書いているからです。政治家ばかりでなく、最近ではユーチューバーまで、政治家と同じように騒動師になってしまいました。「ひとさわぎおこして」という手法がそっくりなのです。
 あまりにも騒がしいときには、政治的ユーチューバーと少しばかり距離を置く必要があります。ビジネスで金儲けの場合には、極端なことを語って注目されなければなりませんから、エビデンスにもとづかないことが多々あるからです。しかし、それは長続きしませんし、よほどのアジテーターでない限り無理だからです。
 それと比べると、常に冷静さを保とうとする思想家や宗教家の言葉は身に沁みます。軽薄なところがないからです。僕の文章はメモ程度の意味しかありませんが、政治一辺倒ではなく、多くのジャンルを取り上げたいと思っています。
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葉桜の下で

2024年04月20日 | 
葉桜の下を
トボトボ歩く
乙なもの
やるせない
浮世を生きて
その果ては
散った桜が
泥に濡れ
さもしい姿
悲しけり
涙こぼさず
見ています

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