草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

シファ病院地下の軍事拠点が徐々に明らかに

2023年11月22日 | テロとの戦い
今世界が注目しているのは、イスラエル軍が主張しているように、ガザのシファ病院の下に軍事拠点があったかどうかである。
 ハマス支持の日本の中東研究家の多くが、ネット民から攻撃を受けていると愚痴っているが、それ以前に、イスラエル軍がでっちあげて情報を流したという根拠を示すべきだろう。
 イスラエル支持のXによれば「イスラエル国防軍は、ガザのシファ病院の下で発見されたトンネルの終点にある防爆扉を突破したと発表した。公開されている画像は 2 枚あり、1 つは開いたドアを示し、もう 1 つはトンネルのさらに内側を示しています」と述べている。あくまでもそれを否定するつもりなのだろうか。
 また、拉致された人がシファ病院に連れ込まれる動画もアップされているが、それも嘘なのだろうか。私たちが知りたいのは、それが真実であるかどうかなのである。
 ネット民の言論にビビッて、法的措置をチラつかせるのは、識者として恥ずかしいことではないだろうか。そんなことよりも、ハマス側に立った自らの言説の正しさを、堂々と主張すべきだろう。
 ガザ地区を将来的にイスラエルが支配すべきではないが、自分たちに加えられたテロ攻撃に対して、イスラエルが国家として反撃する権利は認めざるを得ないと思う。どこまでも慎重に行うべきではあるが、テロに屈する必要はないし、日本もその姿勢に学ぶべきなのである。
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イスラエル軍の反撃でハマスは窮地に立たされている

2023年11月19日 | テロとの戦い
 テロには力で対抗するしかないのである。イスラエル軍に主要な軍事的拠点を叩かれ、戦闘員の多くが死傷したことで、ハマスは「人質解放と5日間の停戦」に応じるとみられている。
 去る10月7日のハマスによるテロ攻撃に対して、イスラエルは国家の自衛権を発動し、ガザの北部をほぼ手中に収めたようだ。泣き寝入りをしていれば、テロリストは妥協しなかったはずだ。
 イスラエルという国家が、罪もない自国民が無残にも殺され、女性や子供を含めた人たちが拉致されたことを放置するようでは、ハマスが合意するわけがないのである。
 テロ組織のハマスは、人質だけではなく、パレスチナの人たちをも楯にしてきた。「歯には歯を目には目を」というのは、世界最古のハムラビ法典の言葉である。それでしか自国民を守ることができないような世界が、未だに続いているのだ。
 世界の現実を私たちは直視しなくてはならない。それと比べると我が国は、北朝鮮によって同胞が拉致されても、国家として動くことができなかった。その船が特定されていても、追いかけて助けられなかったのだ。
「諸国民の公正と信義」に信頼することが、世界平和への道だと信じて見ぬふりをしたのだ。我が国の現行憲法には交戦権がない。国家が敵と認定し、それと戦うことすら憲法上は容認されていないのだ。
 ハマス支持派の学者は、口をそろえてイスラエルの軍事的反撃を批判する。イスラエル軍が独自に救出作戦を行うことは許されないのだろうか。それは結果的にテロを容認し、それを背後で操っている国家に加担することではないだろうか。
 目前に迫りつつある日本の危機は、局所的限定された戦いとなり、パルチザンや工作員との戦闘になるとみられる。イスラエルと同じようなことになるのだ。1億2千万人の国民の運命がかかっているわけだから、我が国は毅然とした方針で臨むべきなのである。
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