かつてマスコミが次の総理総裁候補として石破茂を持ち上げていたが、よくよく考えれば、幹事長時代に金をバラまいていたからではないだろうか。石破は2012年9月28日から14年9月3日まで2年間幹事長を勤めたが、その期間に72回、17億5050万円の政務活動費を使った。それ以外に官房機密費も使ったとみられる。
赤旗はその点を昨年10月4日付の「しんぶん赤旗電子版」では「石破氏が受け取った政策活動費は、12年が6回に分けて計2億6000万円、13年が38回で10億2710万円、14年が28回で4億6340万円。1回あたりの金額で目立つのは3000万円です。多い時では5000万円もらっています」と書いている。
安倍政権時代にも商品券という話があるが、誰が渡したかが問題であり、幹事長の石破以外には考えられないのである。マスコミが石破に媚びていたのは、そんな金をもらっていたからだろう。先の総裁選で、惜しくも高市さんが敗れたのも、石破の金の力によるところが大きいはずだ。
自民党の国会議員は、身の潔癖を証明するためにも、石破を総理総裁の座から引きずりおろさなくてはならない。そうでなければ「汚い金をもらった」という疑いを晴らすことにはならないからである。石破こそ古い自民党そのものなのである。