草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

飯山陽氏の言論に反論できない和田政宗参議院議員

2023年12月08日 | ネットの世界
 日本保守党の党員でもなければ、支持者でもないが、自民党の和田政宗参議院議員のXには呆れて物が言えない。飯山陽氏に批判されたことに腹を立てて「弁護士より説明があり、既に警視庁に脅迫罪の被害届が受理され捜査が進められている事件に加え、名誉棄損について刑事民事で具体的対応に入ることになりました」とXしているからだ。
 それさえ口にすれば、相手が尻尾を巻いて逃げ出すだろうと思っているのだろう。あまりにもやり方が卑怯である。しかも、与党自民党に所属する国会議員である。権力を笠に着ていると思われても仕方がないだろう。
 あくまでも今回の問題は、欧米がテロ指定しているクルド人の組織や個人を、どのように見るかの論争である。和田氏はテロリストといわれる人たちにも、まともな人がいるということを、しきりに強調しているような気がしてならない。それはそれで一つの意見ではあるが、だからと言って、意見が違うだけで、法的手段をチラつかせるのには抵抗がある。それを行使するにしても、粛々と行えばいいだけなのである。保守派を名乗りながらも、そこまで劣化した国会議員がいるというのは、それだけ日本の政治が混乱してしまっているからだろう。
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国憂う 10句

2023年12月07日 | 川柳
自らを先にするのは保守ならず

国体は政体よりも上なりし

金儲け無縁な保守が国救う

金も名もいらない人が国憂う

寡黙なる人の背後に日本あり

日の丸に涙こぼれる丹我ら

小賢しい知識にあらず捨て身なり

澎湃と祖国救えの声満ちし

白虎は気高き至誠貫らぬけり

危機ならば熱き血潮のなすがまま



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自民党の混乱は高市総理誕生にはプラスに働く

2023年12月06日 | 政局
 安倍さんがもう亡くなっているのに、安倍派を名乗っているのはどうかと思うが、それにしても今回のパーティをめぐる疑惑は、安倍派の解体を早めることになるだろう。
 岸田総理は自民党の総裁として、自らにも責任があるのに、宏池会も一蓮托生であるにもかかわらず、これで安倍派をつぶしにかかるだろう。
 安倍派がここまで追い詰められているのは、岸田総理を甘く見たからではないだろうか。有力議員が一本釣りされて、それで派閥としてのまとまりがなくなっていた。
 今回の案件で騒ぎになっているのは、パーティ券販売ノルマの超過分や、所属議員に還流していた分を、政治資金報告書に記載していなかったためだ。世論の風当たりが強まることで、安倍派自体の存続が難しくなるだろう。派内から逮捕者が出るのではないだろうか。
 岸田総理は内心はほくそ笑んでいるだろうが、そうは問屋が卸さないのである。これで安倍派の有力議員は立場を失ってしまう。そうなると、それ以外の所属国会議員としては、無傷である高市早苗さんを押し立てる側に回った方が得策だ。
 高市さんは無派閥であり、安倍派を含めて全ての派閥が機能しなくなれば、それこそ自民党総裁選で急浮上することになるだろう。安倍派や自民党が消滅したとしても、高市さんが女性初の総理となり、小異を捨てて保守派が団結するようになれば、国家として危機の時代に身構えることになるのである。
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開戦の日を前にして 5首

2023年12月05日 | 短歌
敗れたる戦いなれど悔いなきと語りし人も雲の彼方に

開戦のあの日の朝のラジオにて拳握りし民の子孫ぞ

特攻の若者白きマフラーに母の写真忍ばせしとも

悲しきは谷村新司「群青」は三百万の同胞の死を

潔く死ぬことでしか桜花咲かぬ時代が目前なりし
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ネットが荒れているのはあくまでも過度的な現象だ!

2023年12月04日 | ネットの世界
 尾崎放哉に『人をそしる心をすて豆の皮むく』という句があるが、ネット上での口論を見ていると、当事者同士に余裕がないのがよく分かる。ユウーモアで対処できないのは、自分に自信がないからだろう。
 しかし、良識を疑いたくなるのは、それなりの立場のある人が、すぐに「法的処置を取ります」とエキサイトすることだ、言論には言論で立ち向かえばいいのに、そこまでせざるを得ないというのは、よほど分が悪いからだろう。それが国会議員だったりすると、違和感を覚えてしまう。よほどのことでない限り、自らの言葉で反論すべきだからだ。問答無用というのは最悪である。
 最近になってよく聞くのは、わざわざ挑発的なことをXやユーチューブなどで言うのは、フロアーや再生回数を増やしたいからだろう、という批判である。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉があるが、ある一面では的を射ているように思える。しかし、その反面、名も無き人たちの判定がまともな場合もある。単純に決めつけることはできないのである。
 ネットはマスコミよりも反応が早い。間違ったことを言ったり、書いたりすれば、すぐに指摘されて恥をかく。嘘を貫き通すことは難しくなったのである。徐々にではあっても、無責任な言論がまかり通らなくなってきている。
 ネットが荒れているのは、あくまでも一時的な現象ではないだろうか。これまでは双方向といわれながらも、あくまでもそれは理想であった、しかし、今では第三者が反証してくれるのである。事実が違っていれば、本人が信用を失ってしまうことになるのだ。
 賢いネット民が、各分野に出現するようになれば、そうした混乱が収束に向かうことになるだろう。それほどまでにネットの世界は、異常なスピードで進化を遂げているわけだから。
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