草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の自立のためにも憲法改正を急ぐべきだ

2024年07月27日 | 安全保障
 アメリカがくしゃみをすると、日本は風邪をひくという言葉がある。それだけ両国の関係は密接であるわけで、誰が大統領になるかで、日本も変わらざるを得ないのである。
 トランプやハリスのどちらが大統領になろうとも、日本の外交安全保障は、これまで同様にはいかないだろう。すでにアメリカは統一した国家の様相を呈していない。誰が大統領であろうとも、国内政策に力を入れなくてはならない。
 ウクライナの支援や、台湾防衛に過大な期待をすべきではないだろう。日本の防衛に関しても同じである。そうであるのならなおさら、我が国はアメリカとの同盟関係を維持しつつも、独自の外交安全保障政策を打ち出さなくてはならない。
 現行憲法において交戦権が否定されているのは、国家としての存立危機に対応できないということは、誰の目にも明らかである。しかし、いくらアメリカによる押し付け憲法であろうとも、なし崩し的な憲法の解釈や、その場しのぎの対応をするのではなく、きちんとした手続きにのっとって局面を打開しなくてはならない。その意味でも憲法改正は喫緊の課題ではないだろうか。
 今後の日本は、国際法や憲法、さらには法を順守するという原則を明確にしなければならない。もちろん、非常時においては超法規的な処置を取られなければならないが、法を守るという方針を貫くならば、同盟国アメリカに不安感を与えずに、我が国の国益を主張することができるからだ。
 アメリカとて、法律を絶対視するわけではないが、一応はそのルールにのっとって、事を進めようとする。日本がそうした努力を怠れば、何をするか分からない国家という印象を持たれてしまいかねない。先の戦争の過ちを繰り返さないためにも、賢明な選択こそが大事なのである。
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イスラムや中国ロシアは同性愛に寛容ではない

2024年07月26日 | LGBT
 同性愛者を厳しく罰しているのは、イララムの国々であり、抑圧を強化ししているのは中国やロシアなどの全体主義国家である。
 イスラムは夫婦の性行為以外は認めておらず、同性愛など言語道断なのである。いくらリベラルが歩み寄ろうとも、相手にされることはまずないのである。
 中国は表向きは同性婚などを1997年に認めたものの、実際には弾圧が強化されており、LGBTコミュニティは目だったイベントはできなくなり、最大のイベントであるプライドイベントは2021年から中止になっている。
 ロシアでは2023年11月30日、最高裁判所が「国際的なLGBT市民運動」を過激派組織と断定し。全国での活動を禁止した。プーチンは伝統的な価値観を重視しており、ロシアの道徳を重んじる姿勢を貫いている。
 そうした現状を日本のマスコミは報道せず、ポリコレ的な報道に徹している。リースマンは全体主義権力への静かな抵抗として、アパシー、性的堕落、犯罪、闇市場を指摘しているが、中国やロシアはLGBT関係者を危険分子として見ている。全体主義国家が寛容であるわけはないのだ。
 リベラルであることは、イスラム原理主義や全体主義とは馴染まないのである。日本のなかの親中派などがそれを叫ぶのは、我が国に分断させるためであり、LGBTの人たちに共感しているわけではないのだ。かつて世界的な反核運動の背後に、ソ連がいたと同じことなのである。
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核の保有に関して議論を始めるべきだ

2024年07月25日 | アメリカ
 トランプであろうとハリスであろうと、どちらがアメリカの大統領になっても、日本は核保有についての議論を避けることはできません。外交安全保障面では日本は重大な岐路に立たされることは必至だからです。
 しかし、日本国民の多くは、今日までの平和が、明日になっても続くと信じています。アメリカからの自立を口にするくせに、アメリカの核の傘を信じている人たちがいます。自らの国を自らが守るためには、独自の核武装か、核の共有しかありません。なぜそれを正面切って口にしないのでしょう。
 このままでは、東アジアでは確実に中国の存在感が高まり、日本もまたその一角に組み入れられることになります。昨日の香港、現在の台湾、そして明日の日本というのは、中国の勢力の拡大を意味しています。
 それを阻止できるのは、日本国民の団結力と、核による抑止力の強化しかありません。強国が弱小国を呑み込むというのは、冷酷な国際社会の現実です。
 トランプだからいい、ハリスだからいいというのは、あまりにもお花畑です。いくら国際連合があっても、未だに血なまぐさい戦争や紛争は、この地球上から無くなることはないのですから。
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母と父の復権とアメリカ大統領選挙

2024年07月24日 | 思想家
 アメリカの大統領選挙にに民主党からはハリスが立候補することがほぼ本決まりになったことで、トランプとの争点が明確になってきました。家族の絆を大切にし、キリスト教的な信仰心を重視するか、それとも多様性の名のもとに世界を混乱に導くかの二者択一であるからです。
 保守派の論客の福田恆存は、女が女らしくなくなり、男が男らしくなくなるということは、「みんなが醜くなるということであります」(『幸福論』)と書いています。
 女性が働くようになって、その金で洋服やハンドバックを買えるようになったというのは、福田にとってはどうでもいいことです。「女らしさ」を否定して置きながら、その実は女であることを武器にしているからです。
 結婚しない男性が増えたことに関して福田は、ある精神分析学者の「一般に男が女に求める母性を、女が失い始めたこと」に起因するとする説に言及しています。
 それでどこまで説明が付くかとなると問題ですが、福田が指摘したように、男と女の役割りの喪失が、人間相互のコミュニケーションを難しくしていることは確かです。時代と共に、男と女の関係が変わることは容認するとしても、極端というのは、お互いにとって悲劇を招くことになるからです。トランプが勝つことになるのは、アメリカ国民の多くが、落ち着いた暮らしを待望していると思うからです。その意味からしても、福田の言葉は未だに色あせてはいないのです。
「結論はすでに出ております。『女らしさ』などというものを、封建的にせよ、近代的にせよ、抽象強化してはなりません。それはもっと包括的なものです。女は男に取って、友人であり、姉であり、妹であり、子であり、相棒としての主婦であり、そしてなによりも、それらを結びつける要(かなめ)としての母でなければなりません。男についても同様のことが言えます。今日、私たちからもっとも失われているものは、女のなかの母であり、男のなかの父であります。しかも、多くのひとが、その喪失を独立と勘違いしています。新しさと勘違いしております。その結果、めいめいは独立しても、頼みにならぬ妻や母親、頼みにならぬ夫や父親が多くなってしまいました」(『同』)
 欧州で保守派が勢いを盛り返し、アメリカでトランプが勝つことがほぼ確実視されているのは、行き過ぎは是正されなくてはならないからです。
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高市さん上げ潮に乗り勝機あり 10句

2024年07月24日 | 川柳
高市さん上げ潮に乗り勝機あり

自民党生まれ変わって高市さん

国救う撃ちてし止まむの合言葉

親中に渡してならず国の舵

平和をば守る宰相高市さん

日の丸の下に名も無き民集う

眦を決する戦い血潮湧く

防人に誉れ与えよ危機近し

皇統は日嗣の御子に受け継がれ

自由なるアジア守れの声満ちし
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