草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

喜多方市の山間部に稔る会津みしらず柿

2011年10月31日 | 会津100選

 夕暮れときのかすかな光に照らされた会津みしらず柿。喜多方市の見頃橋から山都に抜ける山道で撮影した。真っ青な空とのコントラストから、柿の葉が闇に没するかのように暗く、淋しそうに見えた。会津みしらず柿は、会津出身者にとっては、忘れることができない故郷の味である。親や兄弟から送られてくるのを、遠くはなれた地で、楽しみにしている人たちも多い。昭和32年に発売された「柿の木坂の家」という歌謡曲があるが、「春には柿の花が咲き 秋には柿の実が熟れる」(石本美由起作詞)という歌詞を聞くと、懐かしさがこみあげてくるのは、会津みしらず柿の甘い味が口いっぱいに広がってくるからだろう。しかし、例年とは違って、今年はガラリと様相が変わってしまった。福島第一原発の事故によって、放射性物質による汚染の問題があるからだ。心なしか柿の実も申し訳なさそうである。

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磐梯山のあでやかな紅葉は会津の自然が育んだ美の極致

2011年10月23日 | 会津100選

 表磐梯のゴールドラインの展望台から望む紅葉。今日のお昼に撮影した。色とりどりに鮮やかさを競っているが、落葉樹ばかりでなく、草や低木の葉も色づき、草紅葉も全山をおおっている。イチョウは黄葉、カエデやウルシは赤葉、ブナやケヤキが褐葉となるが、気温や紫外線が織りなす芸術品であり、会津という独特な風土が育んだ美の極致なのである。間もなく会津は白一色となり、静寂に包まれたモノトーンの季節を迎える。それを前にして、幾重にも織りなされる感動のパノラマ。白虎隊が壮烈な死を遂げたのも、滅びを潔しとする紅葉が目に焼きついていたからだろう。

 草紅葉(もみじ)少年の死に寄り添いし

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山峡の沼にひっそりと咲く会津の鏡桜は今が満開

2011年04月29日 | 会津100選

 喜多方市山都町沼ノ平地区にある鏡桜である。オオヤマザクラで、別名エゾヤマザクラともいわれる。樹齢は約100年とか。今日のお昼過ぎに愛用のデジカメで撮影した。時おり霧雨が降るあいにくの天気であったが、ほぼ満開。まるで仕掛け花火のように、どこまでも雄大であった。それでも、絶頂期はつかぬまの出来事。沼の岸辺には小さな波紋が広がり、散り急いだ桜の花が水面に色を落としていた。ソメイヨシノと比べると、ややピンクがかった色であるが、華やかさというよりも、どことなくゆかしさがあった。その途中、急勾配の坂を車で上っていると、眼下に虹がかかっていたので、一瞬見とれてしまい、その後に運命的な出会いをしたので、シャッターを押す手が震えてしまった。山峡の地にひっそりと咲く桜は、風雪に耐えてきた会津人の生きざまと似ており、共感を覚えてしまう。今日からゴールデン連中が始まったが、花の命はそれほど長くないだろうから、ぜひ今が満開の鏡桜を堪能してもらいたい。

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雪景色の一ノ戸川鉄橋を疾走するディーゼル

2011年01月15日 | 会津100選

 磐越西線山都駅近くの一ノ戸川鉄橋を疾走するディーゼル。デジカメで今日の午後3時過ぎに撮影した。あいにく雪雲がたれこめ、飯豊連峰を拝むことはできなかった。夕暮れ時を思わせるなかを、小さな丸い光があっという間に目の前を通り過ぎた。一ノ戸川鉄橋は明治43年に完成したもので、全長445メートル、高さ17メートルということもあって、当時は東洋一であったという。観光シーズンともなれば、SLを撮影しようと、たくさんのカメラマンでごったがえす。1組3人ほどがいただけで、どよめきもわかなかったが、雪に負けない力強さを感じた。雪国会津のありふれた風景だとしても、ついつい見入ってしまって、シャッターチャンスをのがしてしまった。SLであれば、カメラマンを喜ばせるために、わざわざ汽笛を鳴らすが、そのサービスがなかったことも、かえって空々しくなくてよかった。  

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初冠雪の表磐梯を仰ぎ見る

2010年11月04日 | 会津100選
   
 今日の午前9時半頃、河東町の市街地から薄っすらと雪化粧した表磐梯を仰ぎ見る。会津盆地は雲一つない晴天であった。今は亡き会津人も、同じような光景に見とれのではないか。遠つ親のかすかな息遣いが聞こえてきそうな気がした。いくら周囲を見渡しても、そこには人影すらもないが、おびただしい数の会津人が、ここに立ち尽くしたに違いない。木枯らしが吹く、冬将軍の到来まで後少しだが、しおらしい乙女のような恥ずかしさがあり、凛として撥ね付ける気高さがある初冠雪の表磐梯は、これまでも会津人の心を育んできたし、これからもそれは変わることがないだろう。   

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北欧風のシャレた日中線記念館

2010年10月13日 | 会津100選

 
 昭和13年に喜多方駅と熱塩駅間が開業し、県境を越え北に向かって線路がどこまでも続くはずであった。昭和59年に日中線が廃止されたことで、その夢はかなえられなかった。線路も枕木ごと撤去され、わずかに名残をとどめてくれているのが、熱塩駅をそのまま保存した日中線記念館だ。尖がり帽子のような建物で、すぐに山霧に視界がさえぎられることから、どことなく北欧風の感じがするというので、観光スポットの一つとなっている。宮脇俊三の『時刻表2万キロ』でも紹介された。曇天の下、人気のない駅舎の前でぽつねんとしてひとりたたずんでいると、改札口付近だけが眼にまぶしく、まるで向こう側に別世界が広がっているようだった。


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滝沢峠からの眺望が会津人の原風景

2010年09月19日 | 会津100選

 滝沢峠から見た会津盆地である。真夏に撮ったものだが、うっそうとした木立が繁っていても、昔ながらの見晴らしのよいロケーションが、目の前に広がっている。舗装になる前は、土埃をあげて車が行き交った峠である。会津若松市河東町を通る国道49号線が整備されたことで、さらには、磐越自動車道が開通したことで、もはや主要な幹線道路ではなくなった。しかし、峠のこの場所に立つと、なぜか懐かしさがこみ上げてならない。すでにこの世にはいない肉親が、あの盆地のどこかで待っていてくれているようで、胸がいっぱいになるからだ。満員の会津乗合のボンネットバスに揺られながら、この峠を越えた幼き日のことが思い出されてならない。会津人の原風景として、何世代にもわたって語り継がれてきたのが、この場所からの見晴らしなのである。

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メルヘンタッチな大峠道路全線開通

2010年09月12日 | 会津100選
   
  大峠道路で工事がまだ残っていた喜多方市熱塩加納町の2・6キロ区間が、去る11日に供用を開始した。遅ればせながら、今日の午前中、現地に出かけて、一番の難所であった西沢橋を撮影してきた。着工から実に37年間の歳月をかけて、ようやく全線開通の運びとなったのである。今回の開通によって、急カーブの道路を利用しなくてもよくなった。喜多方市内から米沢駅までは、1時間かからないのではないかと思う。靄(もや)がかかるあいにくの天候であったが、道の駅の喜多の郷から西沢橋の先まで運転してみた。里山によりそうようにして稲穂が風に揺れ、まるで日本でないかのような、メルヘンタッチな雰囲気をたたえていた。
                
            会津より棚田続きし峠越えメルヘン童話ページをめくる
          
           
            
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往時を偲ばせる東山盆踊りの櫓の提灯

2010年09月09日 | 会津100選



  「エンヤー会津磐梯山は宝の山よ」で知られる会津東山温泉の盆踊りも、先月の18日で終わってしまったが、湯川にかかる櫓の提灯が暑さを吹き飛ばしてくれた。朝香ホテルから撮影したので、身を乗り出して見ていた、観光客の浴衣まで写ってしまった。太鼓の音と歌い手の声、そこにまた川音が重なり合って、夏の風物詩となっているのである。40人近くいる芸妓衆も、浴衣で参加し、観光客と一緒になって踊りの輪に加わっている。以前は押すな押すなの人だかりであったが、現在はかつてのような熱気は見られない。闇のなかに浮かび上がる提灯だけが、今も往時を偲ばせる。    

 かにかくに東山にて踊りたる盆踊り歌君の後れ毛


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雄国山麓から喜多方市街地と飯豊連峰を望む

2010年09月05日 | 会津100選


 雲一つない青空。喜多方市熊倉町の雄国山麓から遥かに飯豊連峰を望む。辻と呼ばれる所から、一挙に駆け上がる坂道があり、県道にぶつかる高台で、車を停めて、しばしその風景に見とれてしまった。手前の白いのがソバ畑で、稲穂が風に揺れ、黄色のじゅうたんが、盆地のヘリまで続いている。喜多方市の市街地も、その黄色に塗りつぶされてしまいそうだ。両手を翼にしてこの坂道をころげ落ちると、途中でふわっと体が浮いて、青空に飛び立てるような気がしてならなかった。

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