ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

西垂水から眺める五峰山

2017年12月20日 06時07分05秒 | Weblog
 19日、加東市西垂水にある泉保育園を訪れました。周囲は田圃が広がり、南はため池に面している光がいっぱいの環境です。
 西垂水という地名は、元は垂水でしたが、明治のはじめに東条の垂水と区別するために西垂水と名を改めたと聞いています。ちなみに東条の垂水は東垂水となっています。垂水は水が垂れる地という意味があり、加古川の左岸にあたるこの地が垂水とよばれたのでしょう。
 西垂水には、佐保神社の由来にゆかりの深い、立明かし明神の祠があります。また、私のルーツもこの西垂水にあり、小さい頃は西垂水に墓参りに来ていました。
 さて、加古川の左岸は河岸段丘の地形となっており、広々とした低地から東に、社の市街地、さらに嬉野台地へと階段状に上がっています。西垂水辺りはその低地にあたりますが、播磨風土記に記された穂積里の塩野の一部にあたるとされています。隣の貝原には弥生時代の住居跡も発見されており、大昔から人が住んでいたことがわかっています。
 北の方角には播磨高野と呼ばれる光明寺のある五峰山のどっしりとした姿を望むことができました。千年二千年の昔から人々はこの景色を眺めて北野でしょう。
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