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人が活動を始める前の早朝の景色は静かで荘厳さを感じることが多くあります。家を出て歩き始めてすぐに西の空にそびえ立っているのが関西電力社営業所の鉄塔。その鉄塔の向こうに月がぽっかりと光っています。
社中央公園では、社交番の時計塔のとんがり屋根の上に月が光っていました。冷えた空気に包まれて、街も木々も、そして月も凛としています。
環状線を歩いて下ると、大池。一羽の水鳥が私の足音に驚いて池の真ん中へと泳いでいきました。その航跡が広がっていきます。池の畔には凍てついたススキの穂が白く光っていました。冬の朝の景色でした。