早朝、社中央公園の金屋谷池の堤に上ると、東に日の出を、西には社の市街とはるか西には青野原台地の地平線を望むことができます。
7日の朝も冷たい空気に包まれて、公園の芝生も真っ白に凍てついていました。ふと、昭和10年代のほぼ同じ位置から市街を望んだ写真があったことを思い出し、シャッターを押しました。
まだ環状線がなかった時代で、写真には、県立社高等女学校の校舎の一部や社区裁判所の屋根、社警察署の白い庁舎の一部、山氏神社の杜など瓦屋根の市街が写っています。社高女跡は裁判所、手前の一本道と田圃は環状道路や公園、交番となり、住宅街に変わっています。2枚の写真の間には、およそ80年の歳月があるんだなあと思いました。これから30年、50年先にはどんな景色が広がっているのでしょうか。