26日日銀が2020年上期決算を発表しました。それによると最終利益に当たる当期剰余金は9288億円だったそうです。
黒田日銀総裁と安倍前首相が組んでじゃぶじゃぶの金融政策を組んで消費者物価の2%上げを目論んできました。2%の消費税(19年10月から実施)それが危うくなった中、新型コロナウイルスの世界的感染拡大で目先が変わり、両者の責任論は中ブラリンとなりました。前三月期の決算ではETFの含み損が取り上げられましたが、NYのダウ平均の値上げに連れ高の日経平均のおかげで含み損は無くなりましたし、含み益は5兆円を超えたそうです。
しかーし、一部の識者が言ってますように株式は”売って初めて利益が確定”するわけであまりに多額の株式故売るに売れないのだとか?!
米国の「年金運用基金」の様に利益確定売りなり損切りなりできるよう、システムを構築しておかないとバブルがはじけた時、含み損を抱えて帳尻合わせをされても国民は困ります。
麻生財務大臣に於かれては、しっかりと日銀の財務の健全性を見守って欲しいものです。お願いします。
ロイター:
[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日に発表した2020年度上期決算によると 、最終利益に当たる当期剰余金は9288億円だった。上期としては4年連続の増加で、過去最高の水準となった。上場投資信託(ETF)の残高が増え、分配金の増加につながった。
9月末の資産残よると上期として13年連続増加し、過去最高の水準となった。
貸出金が、新型コロナウイルス感染症対応金融支援特別オペ等の増加から前年同期末比2.2倍の104兆8956億円となった。貸出金の水準、貸出金の増加幅はいずれも過去最高。
資産買入れを進めるなか、国債の保有残高は529兆9563億円と前年同期末比10.5%増加。このほかJ━REITが同19.9%増の6420億円、ETFが同24.5%増の34兆1861億円となり、いずれも保有残高が過去最高となった。国債の利息収入は5524億円だった。
9月末時点で保有していたETFは時価ベースで40兆4733億円。20年3月末の31兆2203億円から29.6%増加した。株高の効果で含み益は5兆8469億円と、前年度末の3081億円から半年間で5兆円超の増加となった。
経常利益は1兆0826億円と、前年同期の1兆0310億円から増加。ETF運用益が増加したことが貢献した。自己資本比率は8.59%と、前年度末の8.79%から低下した。
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