以下のブルムバーグの記事は5日に行われるジョージア州の上院議員検挙について共和党のベテラン市場調査員の話を引用して「トランプ大統領が投票前日共和党候補の応援に駆け付けるが、その様な肩入れに反して民主党に風が吹いてきた」との話を載せている。まあ、バイデン候補が共和党の州知事、州見長官に大統領と認定された事を基礎に書いてあるので反トランプ記事の一環ですかね?
これがジョージア州上院候補の写真です〈ネットより)
左から2人目 女性 ケリー・ロフラー議員、3人目デービッド・バーデュー議員
6日には昨日も書いた様に、ここをクリック⇒連邦議会合同会議が有りペンス副大統領の主宰で「代理人による大統領指名」の最終確認が行われます。
既にジョージア州を含む7州の共和党議員からは「バイデン候補勝利」の州知事の認定に反対の意見が出されていますから、これをどの様にペンス副大統領が扱うのか判りません。
前日のジョージア州上院選挙で共和党の2人が当選し、議会でも共和党から裏切り者が出ないとすれば、ペンス副大統領は「選挙人による大統領の指名」を主宰する意味があります。ここでもしトランプ大統領とバイデン候補が共に270票を取れないとすると、まず下院で50州で各州1票の26票を取った側が大統領で、下院は民主党多数とされていますからどうなるでしょうね?
仮に下院で決まらねば上院100人で一人1票だと共和党に芽が有りそうです。今回はどんな緊急動議が用意されているか想像がつきません。
こういうデリケートな話は日本のTVや新聞では流しませんからね!
もう少しきょろきょろする時間が有りそうです。
写真:ケリー・ロフラー候補
ブルムバーグ:
決選投票が来年1月5日に行われ、上院の主導権を共和、民主党のどちらが握るかが決まる。その選挙戦終盤のキャンペーンにトランプ大統領が自ら積極的に関与しようとしている。
決選投票は、共和党現職のデービッド・パーデュー氏とケリー・ロフラー氏が、民主党候補のジョン・オソフ氏およびラファエル・ウォーノック氏と議席を争う。近く交代するトランプ大統領は投票前日の1月4日にジョージア州で開く集会で、共和党現職2人の応援に立つ予定だ。
先月の大統領選で、バイデン次期大統領は1万2670票の僅差でトランプ氏を破り、ジョージア州の選挙人を獲得した。トランプ氏は、バイデン氏の勝利を正式に認定した同州のラッフェンスパーガー州務長官とケンプ知事(共に共和)を厳しく非難し、パーデュー氏とロフラー氏もラッフェンスパーガー氏の辞任を要求。同州の共和党陣営にトランプ氏が生んだ亀裂が、今回の決選投票にも影響する可能性がある。
共和党のベテラン世論調査専門家フランク・ルンツ氏によれば、過去1週間から10日間でウォーノック氏がロフラー氏に追い付き、オソフ氏がパーデュー氏より優位に立つ情勢がデータで示された。トランプ氏の最近の動きで変化が生じ、共和党支持者の投票数を抑える方向に働いているという。
ルンツ氏は27日のABCの番組で、「彼らは投票総数で全般に4ポイントリードしていたが、大統領のおかげで消え去った。驚くべきことだ。投票数に既に影響していると認識している」と語った。
(引用終わり)