『「最大手の今治造船が2位のJMU子会社化」との話題です』
【国内造船最大手の今治造船(愛媛県)は26日、2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)の株式の一部を取得して出資比率を60%に引き上げ、子会社化すると発表した。建造量で5割の国内シェア(占有率)を占める巨大グループが誕生する。規模拡大でコスト削減などを図り、中国・韓国メーカーに対抗する狙いだ。日米関税交渉でも造船分野での協力は主要テーマになっており、国内の競争力強化に向けた動きは、交渉にもプラス材料となる可能性がある】と読売が報じました。
国内企業別シェア(同記事)

『表から見ると国内5割超えですが世界のシェアは中国27% 韓国21% そして新会社のシェアは5% ですからまだまだ一段の合理化を図らないと世界のトップ3に残るのは難しそうです。頑張ってください』
写真:今治造船© 読売新聞
読売新聞オンライン:
国内造船最大手の今治造船(愛媛県)は26日、2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)の株式の一部を取得して出資比率を60%に引き上げ、子会社化すると発表した。建造量で5割の国内シェア(占有率)を占める巨大グループが誕生する。規模拡大でコスト削減などを図り、中国・韓国メーカーに対抗する狙いだ。日米関税交渉でも造船分野での協力は主要テーマになっており、国内の競争力強化に向けた動きは、交渉にもプラス材料となる可能性がある。
今治造船は現在、JMUに30%を出資しており、共同で出資するJFEホールディングス(HD)とIHIから株式を取得する。国内外の規制当局の承認を得られ次第、実施する予定で、JFEHDとIHIの出資比率は、それぞれ35%から20%に下がる。株式の取得額は非公表としている。
JMUの子会社化について、今治造船の広報担当者は「当社の建造能力と、JMUの船舶設計の技術力を掛け合わせることで相乗効果を発揮できる」としている。規模拡大による部品調達でのコスト削減などで生産効率を向上させるほか、両社の技術力を合わせて開発力の強化も図る。
今治造船は1901年に創業し、中国・四国を中心に10か所の造船所を持つ。鉱石や穀物を運ぶ大型のばら積み船やタンカー、コンテナ船など様々な船種を建造している。
JMUは2013年にIHIとJFEHDの造船子会社が統合して誕生した。護衛艦など艦船事業が強く、横浜市や広島県呉市などに造船所がある。
今治造船とJMUは20年に資本業務提携を締結。21年に船舶の設計や販売を担う合弁会社を設立し、部品の共通化などによる製造効率化を図ってきた。
(以下省略)