『表題は「札幌でも10日から随契の備蓄米の販売が始まった」話題です』
【北海道内でも備蓄米が店頭に並び始めている。アークスグループが備蓄米の販売を開始し、ほかの大手スーパーなども今後、販売を計画している。ただ、北海道は他の地域に比べ、コメの価格は安定していると言われる。なぜなのか。
アークス傘下のラルズは10日、札幌市内の4店舗で数量限定で備蓄米を販売した。2021年産米を5キロ税込み1933円で販売。午後3時の販売開始を前に長蛇の列ができ、すぐに完売した】と朝日が報じました。
『他紙の情報では「9日、札幌市の「松原米穀」で随契備蓄米の販売が1日前倒しで始まった」との情報も有ります。どちらも随契米を販売した手腕に驚きと感謝の念を表します。やはり次の販売が待たれます。急いで下さい。!!』
写真:札幌市内のスーパーで販売が始まった備蓄米=2025年6月10日、札幌市北区
朝日新聞デジタル:
北海道内でも備蓄米が店頭に並び始めている。アークスグループが備蓄米の販売を開始し、ほかの大手スーパーなども今後、販売を計画している。ただ、北海道は他の地域に比べ、コメの価格は安定していると言われる。なぜなのか。
アークス傘下のラルズは10日、札幌市内の4店舗で数量限定で備蓄米を販売した。2021年産米を5キロ税込み1933円で販売。午後3時の販売開始を前に長蛇の列ができ、すぐに完売した。
午前10時から並んだ近くに住む80代の女性は「急にコメの価格が倍になったので、食べ盛りの子どもがいない夫婦2人暮らしでも頭が痛い。備蓄米は安いので助かる。おいしければまた買いたい」と話した。
一方、小学5年~7カ月の子ども4人と車で40分かけて訪れた札幌市北区の藤村明穂さん(30)は、目当ての備蓄米を買えずブレンド米を購入。「備蓄米を購入できたら浮いたお金で子どものお菓子をもっと買えたのに」と残念がった。
ラルズの樋口裕晃常務営業本部長は「売価を下げたいが我々の努力だけではできない。今後の販売価格がどうなるかは不透明だ」としたうえで、「とにかくコメの価格が高いので、備蓄米や輸入米などいろいろなことにチャレンジして、お客が喜ぶ安い価格で販売できる方向にもっていきたい」と話す。
ラルズでは11日と14日も、衣料品専門の店舗を除く全72店舗で備蓄米を数量限定で販売。その後は、納品状況に応じての販売となるという。
コープさっぽろやイオングループなども今後、道内の店舗で備蓄米を販売する計画だ。政府が随意契約で売り渡した備蓄米の店頭販売が道内でも本格化しそうだ。
ただ、道内で流通するコメは比較的安いとされる。農水省が5月末に各都道府県の店頭の販売価格を調べたところ、北海道が最安値の2980円。最高値は和歌山県の店舗で売られていた4480円だった。農水省は、価格の地域差を分析できていないとしている。
コメの価格が高騰した要因の一つに、業者が、生産者に農協(JA)などの集荷業者よりも高い値段を示して確保に走る、奪い合いがあった。
一方、北海道では、ホクレンの集荷率が高く、道外のコメの流通が少ない。新たな買い手による争奪戦が起こりにくく、価格が安定している可能性があるという。
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