『日産スタジアム、「命名権がすんなり決まらない」話題です』
【日産スタジアムの名称で親しまれている横浜国際総合競技場(横浜市港北区)などのネーミングライツ(命名権)をめぐり、横浜市が悩ましい状況に追い込まれている。現在の命名権者である日産自動車との契約は来年2月末までで、契約更新の意向について照会しているが、経営再建中の同社からは回答がない状態にある。契約が更新されない場合、新たなスポンサーを探す必要が生じる。市みどり環境局戦略企画部は9月中には日産側の意向を最終確認したい意向だ】と産経が報じました。
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記事の後段では:
【今回も市側は5月26日付で回答期限を7月末とする照会文書を送ったが、日産側からはまだ回答がないという。
【9月中に決定か】
関係者によると、日産側が契約更新を前提に年数や金額などを検討しているとみられるが、約20年にわたって定着してきた名称だけに、もし契約が終了となった場合の影響も大きくなりそうだ】と追記されています。
『横浜市としては「ここ10年も日産スタジアム」と名付け地下鉄その他案内も、変えるとすればしかるべきリードタイム(準備期間)が必要です。 悩ましいですね!』
写真:日産スタジアム。サッカーやラグビーのワールドカップ決勝の会場にもなった=横浜市市内(橋本謙太郎撮影)© 産経新聞
産経新聞:
日産スタジアムの名称で親しまれている横浜国際総合競技場(横浜市港北区)などのネーミングライツ(命名権)をめぐり、横浜市が悩ましい状況に追い込まれている。現在の命名権者である日産自動車との契約は来年2月末までで、契約更新の意向について照会しているが、経営再建中の同社からは回答がない状態にある。契約が更新されない場合、新たなスポンサーを探す必要が生じる。市みどり環境局戦略企画部は9月中には日産側の意向を最終確認したい意向だ。
【平成17年から定着】
同部によると、同競技場の命名権を日産自動車が取得し、日産スタジアムとなったのは平成17年。スポーツコミュニティプラザ(日産ウォーターパーク)と小机競技場(日産フィールド小机)と合わせ、年4億7千万円の5年契約だった。
その後、年1億5千万円で平成22年と同25年からは3年契約、平成28年からは5年契約を結び、令和3年からは契約期間5年で総額6億円の契約を締結している。
令和3年からの契約更新時には、2年5月26日付で市側が更新の意思を照会する文書を送付。同7月31日付で、日産自動車側から更新したい旨の回答が寄せられた。
今回も市側は5月26日付で回答期限を7月末とする照会文書を送ったが、日産側からはまだ回答がないという。
【9月中に決定か】
関係者によると、日産側が契約更新を前提に年数や金額などを検討しているとみられるが、約20年にわたって定着してきた名称だけに、もし契約が終了となった場合の影響も大きくなりそうだ。
新たなスポンサーを探すことになった場合は公募で決定することになるが、同競技場はサッカーのワールドカップ(W杯、2002年)とラグビーのW杯(2019年)の決勝に加え、2021年に開催された東京五輪でもサッカーの決勝が行われた国内を代表するスタジアム。
同部幹部は「できれば、これまで同様の価値を認めてほしい」と明かすが、額が大きいだけに新たなスポンサーを探すにはそれなりの時間が必要になる可能性もある。
物理的な問題もある。同競技場の外壁や電光掲示板の表示をはじめ、JRや市営地下鉄の新横浜駅構内には出口案内などで随所に「日産スタジアム」の文字がある。
競技場周辺の周辺の道路標識やバス停も「横浜国際総合競技場」でなく「日産スタジアム」となっており、ある関係者は「取り換えることになれば、その作業にもそれなりの時間が必要」と指摘する。
同部では遅くても9月中には日産側の意向を最終確認したいとして準備を進めているもようだ。
これに対し、日産自動車広報部は「現在交渉中。9月中旬までには継続するかどうかを決める予定」としている。(橋本謙太郎)
(以下省略)