『表題は「天皇皇后両陛下は即位後初めての広島訪問」の話題です』
【天皇、皇后両陛下は19日、戦後80年にあたり広島県を訪れ、原爆による犠牲者を追悼された。両陛下の広島訪問は天皇陛下の即位後初めて。被爆者や戦後生まれの伝承者との懇談に臨み、被爆体験や戦禍を後世に伝える活動について、熱心に耳を傾けられた。
慰霊と戦禍の記憶継承の訪問は、4月の硫黄島、今月上旬の沖縄に続いて今年に入って3か所目。両陛下は19日午後、広島市中区の平和記念公園を訪れ、約34万4300人分の名簿が納められた「原爆死没者慰霊碑」に深々と拝礼し、白い花を供えられた。
その後、3年前に園内に開設された「被爆遺構展示館」に足を運び、当時の住居跡や、炭化した畳のレプリカなどを見学された。陛下は原爆による多くの犠牲について「痛ましいことですね」と述べられた。
続いて訪れた広島平和記念資料館では、原爆投下直後の写真などを見た後、90歳代の被爆者3人と、体験を語り継ぐ「被爆体験伝承者」2人と対面された】と読売が報じました。
『月初に沖縄を2日に亘り訪問された後ですから、体力的に特に皇后陛下の体調が心配です。それはそれとして、大阪万博を機に訪日される海外の王族や首脳との応接も有り一層忙しい日々と拝察します』
写真:原爆死没者慰霊碑に供花される天皇、皇后両陛下(19日午後、広島市中区の平和記念公園で)=東直哉撮影© 読売新聞
読売新聞オンライン:
天皇、皇后両陛下は19日、戦後80年にあたり広島県を訪れ、原爆による犠牲者を追悼された。両陛下の広島訪問は天皇陛下の即位後初めて。被爆者や戦後生まれの伝承者との懇談に臨み、被爆体験や戦禍を後世に伝える活動について、熱心に耳を傾けられた。
慰霊と戦禍の記憶継承の訪問は、4月の硫黄島、今月上旬の沖縄に続いて今年に入って3か所目。両陛下は19日午後、広島市中区の平和記念公園を訪れ、約34万4300人分の名簿が納められた「原爆死没者慰霊碑」に深々と拝礼し、白い花を供えられた。
その後、3年前に園内に開設された「被爆遺構展示館」に足を運び、当時の住居跡や、炭化した畳のレプリカなどを見学された。陛下は原爆による多くの犠牲について「痛ましいことですね」と述べられた。
続いて訪れた広島平和記念資料館では、原爆投下直後の写真などを見た後、90歳代の被爆者3人と、体験を語り継ぐ「被爆体験伝承者」2人と対面された。
梶本淑子さん(94)(広島市西区)は高等女学校3年の14歳のときに爆心地から2・3キロ離れた工場で被爆し、大けがを負った体験を語った。両陛下は椅子に座る梶本さんの前で膝を折り、目線を合わせて話を聞かれた。陛下は「ご苦労なさいましたね」と、皇后さまは「本当に平和は大切ですね」とそれぞれ言葉をかけられた。
伝承者との懇談は、「戦争を知らない世代に戦争体験が引き継がれることが大事」という両陛下の思いを踏まえ、実現した。2020年から活動する大河原こころさん(35)(広島県安芸高田市)は、「今後の講話の励みになった」と思いを新たにしていた。
同館の石田芳文館長によると、陛下は資料館見学後、大阪・関西万博で来日した各国の首脳や王族が広島を訪れていることに触れ、「被爆の実相を世界に伝えていくことは大切ですね」と話されたという。
両陛下は20日、14年の広島土砂災害で被災した広島市安佐南区を訪れた後、同市安芸区の原爆養護ホーム「矢野おりづる園」に足を運び、帰京される。
(引用終わり)