王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

五輪延期1年以内で調整首相、IOC会長と24日電話会談へ

2020-03-24 10:06:49 | 東京五輪
今日24日安倍首相とIOC会長のバッハ氏が電話で会談し、7月に開始予定の東京五輪・パラリンピックについて、最大1年以内の範囲で延期する方向で調整する! のだそうです。
当然ながら目下世界的大流行している新型コロナウイルスの感染の拡大を考慮しての判断とされています。
すでに、日曜辺りから「IOCが理事会で4週間以内に結論を出す」と発言しそれを受けて安倍首相が「延期も有りうる」とし「森大会組織委員会会長」とも話を」しており、小池東京知事とも丁寧にすり合わせをする」なんてニュースで流れていました。
東京五輪のマラソン大会が「会場を東京から札幌に移された経過を見て日本国民はIOCに契約上なんの文句も言えない」事を知ってしまいました。
従って、新型コロナウイルスの感染の拡大を受けて、中止も延期も決められないのは判っていましたが、安倍首相と小池都知事そしてJOCの偉いさんは「やるやるばかりでなく少しは個人的見解を述べて欲しかった」と思いますがね。 ⤵⤵⤵
去る21日東松島でのトーチ点火式の日に、ここをクリック⇒元JOCの春日参事が「東京五輪の延期はありえない」との発言を言語明瞭で意味不明と指摘しましたが、その通り3日もしないで、変更となりました。
そして今朝のTVのニュースショーを見ていたら、同じ方が「延期が1年、1年半そして2年の場合のメリット/デメリットなる見解を出していました」 恥ずかしいーー
まあ、いろいろお立場がある様です。

さて東京五輪の延期には「トランプ大統領、バッハ会長、安倍首相そして小池都知事らそれぞれの改選が絡んでいる複雑な政治劇」としてきする向きが有ります。
そして、延長にしろ開催を巡って、支援してくれたスポンサーや全米3大4大ともいわれるNBCの意向(莫大な利権)が語られていません。
とても、アスリート・ファーストなんてきれいごとを言っていれば済むような場面でも無いがします。 商業五輪の在り方さえ冷めた目で見ないといけないかも知れません! ⤵⤵⤵
それと新型コロナウイルスの感染の拡大は「東京五輪当事者の思惑を超えそうです」
仮に思惑取り終息するとして、その後の世界の経済の落ち込みは「米英EUそしてアジアで日中韓さえ五輪に選手を派遣する」なんて力が出ないかも知れませんよ!!!

あれやこれや、取り敢えず日本の小ボスに代わってIOCのボスが出てきましたがこれで終わりとは浜爺には思えません。
ラスボスが出ないと決まらないのでないでしょうか?

冷めた目でしっかり見守りたいと思います。

写真:IOC バッハ会長(ネットより)

産経新聞:
 政府高官は23日、7月24日に開幕予定の東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、最大1年以内の範囲で延期する方向で調整するとの見通しを明らかにした。24日に安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が電話で協議する。IOCは22日の理事会で、東京五輪について延期を含め4週間以内に結論を出すと発表しており、五輪が史上初めて延期される可能性が高まった。
 政府高官は、五輪の日程を決める権限はIOCにあると前置きしたうえで「延期になる」と指摘。延期の期間については、2022年に北京冬季五輪が控えていることも踏まえ「せいぜい1年ぐらい」と語った。
 安倍晋三首相は23日の参院予算委員会で、大会組織委員会の森喜朗会長と22日に電話で協議したことを明らかにした上で、「(完全な形での実施が)困難な場合にはアスリートのことを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ない」と述べた。さらに、「今現在、五輪が開けるかといったら、世界はそんな状態ではないと思う」とも語った。
 世界的な新型コロナの感染拡大を踏まえ、IOCは22日の臨時理事会後に発表した声明で「新型コロナの感染者が劇的に増加している」との認識を示し、「(東京五輪の延期などの検討に入る)次のステップをとる必要があるという結論に達した」と説明した。
 ただし、中止の可能性については全面的に否定した。IOCのバッハ会長も22日、選手に送った手紙で、東京五輪を中止する可能性について、「問題の解決にならず、誰も助けない。議題になっていない」として否定した。
 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は、IOCが今週に理事会を開くと指摘しており、延期に向けた協議が加速する可能性もある。
 東京五輪をめぐり、IOCは17日の臨時理事会で予定通り開催する方針を確認。バッハ氏も当初は予定通り開くと主張していた。
 しかし、複数国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)が選手の健康面への懸念や五輪予選の相次ぐ中止で代表を選べないといった事情から延期論を唱え始め、IOCは再検討を迫られる形となった。(引用終わり)
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石原さとみがサンドウィッチマンが笑顔「松島の風も聖火を歓迎!」

2020-03-21 10:38:39 | 東京五輪
昨日20日ギリシャからの聖火が特別機で東松島の空自基地に到着しました。
北の方はこの日、強風の様で朝早くは東北新幹線が運転見合わせになっていたのは知っていましたよ!
新型コロナウイルス感染が拡大をうけて「盛大に行う予定の聖火到着式」は観客を入れない他、規模を縮小して行われたようです。

ギリシャからの聖火を日本側のランプ?に移す手順が「強風にあおられて上手く燃え移らなかった」様で、時間調整のため、サンドウィッチマンが小話で間をつなぐ一幕も有った場面をTVニュースで見ました。
その後何とか移した日本側の火で聖火台に点火するのを柔道家の野村忠宏さんとレスリング選手だった吉田沙保里さんが風にあおられながら苦労して台に点火しました。 (FNN Prime より)

良かった 良かった!
頭上では先導機に続き5機が5色の煙幕で多分5輪を描いていました。

さて、野村さんと吉田さんは日本は勿論世界に冠たるその道の頂点を極めた方ですから、ギリシャの火を日本側に移すのにふさわしい方と思っています。

しかし、新型コロナウイルス感染が拡大が世界的規模になり、東京五輪の開催に「中止も含め延期の声」が日本国内も海外でも出ている中、粛々と進む(予定のシナリオに沿って)聖火リレーの「点火式典」の目玉に使われてお気の毒に思いました。
そう、ついでながら女優の石原さとみさんも参加していました。 点火式とトーチにカメラが寄ってあまり目立たなかったのはお気の毒でした。 
これから121日間、感染を気にしながら控えめに応援して盛り上がりますかね?

今日もTVのニュースショーでスポーツコンサルタントで元JOCの参事であった春日良一氏が「五輪憲章に則っても延期は無い」とJOC が聞いて泣いて喜ぶようなコメントをしていましたが、言語明瞭にして意味不明(近代オリンピックの歴史始まって以来のパンデミック発生に何の考慮もしていない)な発言には驚きました。
勿論、彼だって誰かのためにする発言何だろうと思っていますがね。 ⤵⤵⤵

本当に決める力が有るのは全米マスコミネットワークのNBCだそうです!
♪ 儂には判らないから NBC に聞いとくれ ♪
と答えるのが正しいコメントの気がしますが、はてどうなるでしょう?!
見守るしか無さそうです。

写真:壇上の石原さとみさんとサンドイッチマン

スポニチアネックス:
ギリシャで採火された東京五輪の聖火が20日、特別輸送機で宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。1998年の長野五輪以来22年ぶり。だが、この日、東日本を襲った暴風の影響で「聖火到着式」などのイベントのあらゆる予定が変更されるドタバタの連続。新型コロナウイルスの感染拡大で険しい道を進む東京五輪を象徴するスタートとなった。

 聖火リレー公式アンバサダーを務める、お笑いコンビのサンドウィッチマンが式典を盛り上げた。伊達は「東松島は普段こんなに風強くない。風も(聖火を)歓迎しているってことでしょう」と言えば富澤が「森会長が宮城のことを宮崎と間違えてたので…」と引き継ぎ式のビデオメッセージでの言い間違いをチクリとやって会場を笑わせた。

 女優の石原さとみは「聖火リレーは私たち一人一人が主役。私も後悔のないように取り組みたい」と期待していた。
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橋本マナミ、1年延期が浮上した東京五輪に「楽しみにしていたんですけど…命に関わる問題なの…

2020-03-13 10:08:43 | 東京五輪
昨日12日トランプ大統領が「東京五輪は1年ほど延期をしたらどうか?!」と関係者に検討を促す発言をしたそうです!
丁度、ここをクリック⇒12日のNYダウ平均は史上最大の下げ幅を示し、市場関係者は狼狽の極みです。その悪影響は13日朝の東京市場にも売り圧力をかけ目下日経平均2万7千円台の攻防とか!!!

それに加え、新型コロナウイルスの感染の拡大と未明の能登半島の地震が加わり
“トランプ大統領による東京五輪延期の提言?!”に鋭く反応するマスコミの報道をあまり見ません。 スルーを決めているのか? スポンサーの機嫌を損ねない様、自主規制/忖度したのかも知れません??

別紙の報道では今朝、トランプ大統領と安倍首相が“新型コロナウイルスの感染の抑制”について電話会談をすると報じていますから“東京五輪の延長”について意見交換?或いは強い要請をしない訳はないですよね!

今日のところは、橋本マナミさんの言う通り「すごく楽しみにはしてましたけど、命にかかわる問題でもあるので私も中止より延期になって欲しいと思います」ですよ!

そもそも日本/東京都に決定権のない契約だそうです。 とほほほ!
次の誰かの発言待ちですね。 待ってま~す!

写真:コメンテーターの橋本マナミさん

スポーツ報知:
13日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)では、新型コロナウイルスの感染拡大について特集した。
 番組では、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの世界的流行を踏まえ、2020年東京五輪を1年延期することも関係者は検討すべきとの考えを示したことを報じた。さらに国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が新型コロナウイルスのパンデミックを受けた東京五輪の開催中止・延期の判断について、IOCは世界保健機関(WHO)の勧告に従うと表明したことも伝えた。
 こうした発言にコメンテーターでタレントの橋本マナミは「すごく楽しみにはしてましたけど、命にかかわる問題でもあるので私も中止より延期になって欲しいと思います」とコメントした。これに小倉智昭キャスターは「ただ五輪の長い歴史の中で中止は戦争でありますけど、延期っていうのは確か、ないと思うんですよね」と指摘していた。(引用終わり)
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新型コロナで東京マラソン“無観客レース”?完全封鎖案も浮上

2020-02-19 11:13:53 | 東京五輪
17日 2020年3月1日予定の「東京マラソン」に関し、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、約3万8千人がエントリーした祭典を「一般ランナー抜き」で行う事を主催者が決め、大ブーイングが起きている。
その上、マラソンと車いすの「エリートの部」のみ約200人で行われることについても、批判が有り,尚かつ「感染拡大を懸念し、沿道封鎖の声もあり」これについても新たに疑問の声が上がっている。

報道のたびに「主催者側」との言葉があり、どこの事かとググってみたら、「東京マラソン財団」とあり理事長は 伊東静夫さん(常勤) 日本陸連評議員の様だ。
面白いのは、この財団 理事長さん以下 主な役員の写真一枚さえない。
理事長以下は東京都の部長さんクラスが名を連ね、その他は陸連の幹部の様だ。
どうやら、東京都と日本陸連の出来レースで多分に政治臭い!!

浜爺が胡散臭い決定と思ったのは:
ウイルス感染も、ここをクリック⇒屋形船筋が収まらない時と所になってしまったのだから中止の判断は致し方無いだろう。
しかーし、
その1:一般参加3万8千人を参加キャンセルにしておいて、200人ばかりのエリートの部を実施するとは「何とも身贔屓な決定」 
その2:参加料を返さない。 それも財団の内部の決定で参加費 概算4億8千万円 他寄付金をびた1文を返さないのは、あまりに一方的である。
その3:交通規制は「エリートの部」を強行する事に関して付いてきた副次的問題である。 「エリートの部」を止めると、東京五輪マラソンに対する何らかの悪影響を懸念しかつ東京マラソンの放映権に関する金銭問題が有るかも知れない?
まあ、要するに 「日本陸連幹部」の思惑と「東京都の部長」の「財団の常識」で決まったらしい。 確か元特捜部の若狭先生と思ったが、参加費召し上げは財団の不当利得に当たる可能性があると断じてました。
ここら辺りの曖昧さが“大迫選手をして選手のための主催団体が欲しい”と言わせているのかも知れません?
 冷や汗 >

日本陸連の評議員会議長は中曽根弘文さんそして東京都は 百合子さーん 小池都知事ですよ! しっかり綺麗に捌いて見せてください。

写真:2019年のスタート風景

東スポ:
前代未聞の事態だ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約3万8000人がエントリーしていた都会の祭典「東京マラソン」(3月1日)が一般ランナー抜きで実施されることになり、波紋を広げている。東京五輪出場を目指す選手ら約200人のエリートランナーのみで争われるが、出場できなくなった一般ランナーは参加料の「返金ナシ」に怒り心頭。当日は沿道が封鎖される案も浮上しており、主催者サイドは対応にてんやわんやで、ドタバタ劇はまだまだ続きそうだ。
 東京五輪の札幌移転、厚底シューズ問題に続き、またもマラソン界が大騒動に巻き込まれた。
 本番まで2週間を切る中、主催の東京マラソン財団は大会史上初めて一般ランナーの参加を取りやめ、マラソンエリートおよび車いすエリートの部のみの開催を決定した。今月末の各種イベントも中止となり、共催する東京都の小池百合子知事(67)は「当選して喜んだ一般の方々には申し訳ないが、縮小もやむを得ない」と競争率11倍を勝ち抜いた参加者を思いやった。
 その理由について同財団は本紙に「都内でも感染者が拡大し、大きく局面が変わってきました。確実に安全性を確保しながら実施するのは困難ということで、財団内で会議を行って日本陸連さん、東京都さんの了解を得て決めました」と経緯を説明した。14日には中国在住者の来年の参加料免除を発表していたが「今回の決定は全ランナーが対象。中国在住者の参加料については再度検討している」と語った。
 怒りが収まらないのは一般ランナーたちだ。来年の大会の出場権は与えられたが、参加料1万6200円の返金はナシ。しかも来年出場する場合は別途参加料が必要となるのだ。エントリーしていた千葉県在住50代男性は「こっちは厚底シューズを新調し、記念Tシャツの代金も支払い済み。せめて参加料は返してほしい」と痛切に訴える。
 ただ、同財団は返金ナシの理由を「募集要項のエントリー規約に基づく」と明記。実際に規約を見ると、返金の条件に「大雨」「強風」「落雷」「竜巻」「戦争」「テロ」などの文字はあるが、「ウイルス」の記載はない。「関係当局の中止要請を受けた場合」も返金されるとあるものの、同財団は「財団内の会議で決定した」と主張しているだけに、涙をのむしかない状況だ。
 このため、一般ランナーたちから「決断が遅すぎる」「開催自体を中止すべき」などの声が噴出。なかには「エリート選手だけで開催するから返金できないのか」と指摘する者も…。
 課題はまだある。当日の沿道に人があふれたら、感染の危険度もアップする。同財団は「医療従事者など専門家の意見を参考にし、対策チームで協議していく」と言い、場合によっては沿道を完全封鎖して“無観客レース”にする可能性も出てきた。
 こうなると、残り半年を切った東京五輪がいよいよ心配になってくる。今回の決定により、連鎖的に競技会中止が相次ぐことは必至。大会組織委員会は「東京マラソン一般の部中止についてはプレスリリースの発表を通じて承知しています。引き続き、安心で安全な大会開催に向けて関係機関等と密接に連携していきます」とコメントしたが、春先まで感染拡大が収まらなければ、五輪史上最悪の「中止」もあながちデマや冗談では済まなくなりそうだ。
(引用終わり)
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コンパクトで落ち着きある国立が新しい「聖地」に

2019-12-16 13:22:31 | 東京五輪
昨日15日、2020年の東京五輪に向けて建設中の国立競技場が無事竣工式が行われ、400人を超える報道陣に完成後初めてとなるスタジアムの公開の運びとなりました。

月日立つのは早いものですね!
2015年7月には「ザハ・ハデイド案はここをクリック⇒ゼロベースで見直し」とかもめて2015年12月、建設コスト圧縮とデザイン他をA案とB案で比べA案に決まりした。ここをクリック⇒、A案の業者は、大成建設・梓設計・建築家の隈研吾氏で構成するチームでした。
ざっと2600億円と見積もられたザハ・ハデイド案よりコストは1490億円と確かに抑えられました。 
そして周辺施設の整備とか追加工事があった気がしますが1569憶円となりました。 まあ安いのか高いのか そもそも適正規模と見合いのコストが無いのですから素人には何ともわかりません。
まずはスポーツ施設として使い勝手の良いものに差上がっていることを大いに期待します! 次が芸能関係の会場として稼いでくれることを期待します。
何といっても年間の維持費が24億円と旧競技場の3倍になりますからね!
その上、沖縄の首里城の大火災を見たばかりですから「新競技場は木材一杯ですから防災と一般論で呼ぶより“防火施設つまりスプリンクラーとか放水銃や非常階段など”は是非、デモを遣って安全な構えを見せて欲しい」ものです。
4年前には「聖火台が閉会式の日にマラソンランナーのゴールインにあわせて登場?するとかデザインとびっくり企画を語った方もしました。 マラソンが札幌では夢と消えましたね!  涙 >
写真:上から見ると News ポストセブン より

あと半年、まずはいろいろ使ってみて不具合を直し、東京五輪会場に相応しい施設にしてほしいものです。 お願いします。

写真:公開された新スタジアム

日刊スポーツ:
新しい「聖地」が誕生した。日本スポーツ振興センター(JSC)は15日、国立競技場(東京都新宿区)の竣工(しゅんこう)式を行った。来年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのメインスタジアムを400人を超える報道陣にも完成後、初めて公開した。
47都道府県から調達するなど全体で約2000立方メートルもの木材を使い、明治神宮外苑の環境に調和するよう配慮された「杜(もり)のスタジアム」。外観、植栽に覆われた最上部のコンコース「空の杜」、最大傾斜34度で臨場感を重視したスタンドなどが披露された。整備費は1569億円。
   ◇   ◇   ◇
階段を4階まで上り、スタンドの入り口に立った。1歩足を踏み入れると、目の前に赤茶けたトラックと緑のピッチが広がる。初めてのスタジアムは、いつも興奮する。あの「国立」の生まれ変わりなら、なおさらだ。目を閉じて深く息を吸うと、神宮の杜の緑と木のニオイが鼻に染みた。
「どうだろう?」。期待半分で座席の後ろに立った。観客席はすり鉢状の3層構造。1層部分は20度と緩やかな傾斜、3層でも34度。陸上の100メートルなど、注目種目も見やすい。加えて「ピッチが遠く感じるかも」という思いも、一瞬で消え去った。意外なほど近い。もちろん、球技専用スタジアムには劣るが、それでもトラックは気にならないほど。横浜国際総合競技場で感じるような「もどかしさ」はない。
海外のスタジアムに目が慣れているせいか、決して大規模という感じはない。もちろん、旧国立の2倍もの面積だから大きいのだが、屋根があるせいかコンパクト。白紙撤回されたザハ案のような近未来感もない。木と緑に覆われた、落ち着いた外観。巨大は巨大なのだが、周辺の景観にはなじむ。ザハ案と比べると「地味」かもしれないが、10年、20年先には、いい具合に見慣れてくるはずだ。
旧国立のメインスタンドから数々のドラマを見てきた「野見宿禰(のみのすくね)」と「勝利の女神」の像は青山門に飾られた。64年東京五輪の聖火台も移設される。レガシーとして生き続ける。ロンドンのウェンブリー、リオのマラカナンなど「聖地」には必ず歴史がある。緑のピッチを眼下にし、次に見るドラマに胸が躍った。【荻島弘一】
(引用終わり)
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