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ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

年金法改正案は金曜日にも提出へ、衆参とも審議は見せ場ないのに、やや遅れペース続く

2025年05月13日 21時43分27秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]国会議事堂、きょねん4月撮影。

 連休に前後した1ヶ月間のグーグル分析は、前年同月と比べて、読者数が1・25倍と久しぶりに好調になってきました。要因は単純で、立憲の1期の衆院議員が37名もいるからだと思います。前々回の衆院選直後には「立憲の15名の新人のセンセイで政策担当秘書を探している事務所有りませんか」との切実な問い合わせを2名から受け「僕そういうのやらないんですよ」「あなたの夫は永田町が向いていないからやめて、市民団体の事務局長を探した方がいい」と冷たく対応。前回の衆院選後に「37名」の政策担当秘書に関して問い合わせは来ませんでした。このような静謐な環境をつくるまで、人生半世紀かかりました。

【衆議院本会議 きょう令和7年2025年5月13日(火)】
 採決のみでした。提出済みの閣法のうち7領域9法案は衆参とも全く審議されていません。

 「電気通信事業法及びNTT法改正案」(217閣法54号)は維新・令和・共産・参政が反対し、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 「日比円滑化協定の承認案」(217条約7号)は令和・共産のみの反対で承認され、参議院へ。
 「日伊ACSA」(217条約8号)は立憲・令和・共産が反対し、それ以外の賛成多数で承認されました。

 「日本学術会議法案」(217閣法36号)は、自公維の賛成多数で政府原案通りに可決し、参へ送られました。

【衆・復興・災害特別委員会】
 「REVIC法改正案」(217閣法18号)は賛成多数で可決すべきだと決まりました。閣議決定が2月14日でしたから、政府は米印法案としての早期の成立を求めていたと思われますが、きょうまでずれ込みました。各党共同の附帯決議は、野党三席理事の立憲・森山浩行さんが案を朗読して決議しました。

【衆・農林水産委】
 「食品流通システム法案」(217閣法45号)は賛成多数で可決すべきと決まりました。

【衆・政治改革特別委】
 「選挙執行経費基準法改正案」(217閣法20号)を賛成多数で可決すべきだと決まりました。あさって一般質疑。

【衆・厚生労働委】
 審議中の「217閣法50号」は、カスハラ、就活セクハラの相談窓口を必置させる内容に加えて、女性活躍推進法の10年延長も含まれています。きょうは参考人質疑でした。女性活躍推進法案の最初の審議は、内閣委員会に付託されましたが、抜擢直前の山尾しおりさんが質問に立ちましたが、質問の最初が修正協議の呼びかけで、頭が良過ぎる人には議員は向かないかもしれません。

【衆・環境委】
 「環境影響評価法の包括的改正案」(217閣法51号)の参考人質疑。
【衆・法務委】
 連合審査会の手続だけでした。

【参・第一種常任委員会】
 ●文教科学、環境以外の委員会が開かれました。
 ●厚生労働では「薬機法改正案」(217閣法15号)を、国土交通では「北朝鮮経済制裁のための入港禁止措置を2年延長する閣議決定の承認案」(217承認2号)を議決し、あすの本会議に上程しました。
 ●法務では「防衛省設置法改正案」(217閣法16号)、財政金融では「特別会計法改正案」(217閣法25号)、農林水産では「森林経営法改正案」(217閣法31号)、経済産業では「中小受託事業者価格転嫁のための改正法案」(217閣法48号衆議院修正が各々審議入りしました。
 ●法務は「刑事訴訟デジタル法案」(217閣法30号衆議院修正の対政府質疑。
 ●内閣、総務、外交防衛は連合審査会で、「能動的サイバー防御法案」(217閣法4号衆議院修正及び5号)を審議。その後、内閣委は単独で対政府質疑をしました。

●衆議院の議院運営委員会、情報監視審査会、国土交通委員会理事懇談会も開かれました。

【自民党政調審議会、総務会】
 「年金法改正案」(217閣法 号=未提出)を党議決定。

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年金法改正案はあす自民党総務会を通過し週内に閣議決定・国会提出か、自民5期の医師・新谷正義さん「私も就職氷河期」

2025年05月12日 18時23分15秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]1995年8月は、日本円の実質実効為替レートがニクソンショック後最も強く、100円換算の米ドル・越ドンで、自分より年長の男性に1時間半、自転車タクシーを押してもらえました、ベトナム中部の港湾都市ダナンで。

 首相は「年金法改正案」を、あすの自民党総務会で決定し、金曜日の定例閣議で決定する方向性の日程を明示しました。

 国会は4月1日にNHK予算が議了して以降、芯のない展開となっており、財務省官房文書課が、森山裕、斉藤鉄夫、野田佳彦、安住淳各氏らにストーリーを書けないことになっているのなら、良いのですが。

【衆議院予算委員会 きょう令和7年2025年5月12日(月)】
 連休前は「関税問題」とされていましたが、集中審議のタイトルは「内外の初課題」3時間コースでした。
 参院選の争点は、消費減税と就職氷河期対策だとの読みが前哨戦で浮上しています。

 自民党の新谷正義さんは当選5回。1975年3月8日生まれの就職氷河期。東広島市の小学校を出て、帝京大学医学部と東大経済学部をともに卒業。お父さんは全国的な医療法人の理事長。地元向けのホームページに書いてありませんが、中高は、愛媛の男子校「愛光学園」。

 新谷さんは「私も1975年生まれでありまして、ちょうどいわゆる第二次ベビーブームの最後の世代ぐらいでありました。ちょうどこの頃本当に受験も就職も大変厳しい時代であったところであります。まさにおよそ1973年からだいたい1982年ぐらいに生まれた世代の皆様これが就職氷河期世代と言われることが多くございます」「現在就職氷河期世代とされている世代へのこの年金問題への対応について、福岡厚生労働大臣からお伺いをしたいと思います」と問いました。父が医師のもと愛光学園に入学・在学・受験勉強したのは、きつかったろうと思いますが、「いわゆる」「とされている世代」と当事者意識はさほどない気がします。厚労相は「ご承知の通り年金の実際の給付水準につきましては今後の経済状況の変化によって変わりうるものでございます。政府として移行を目指しております成長型経済では将来の基礎年金の給付水準がおおむね維持される見通し」と答弁しました。

 長妻昭さんの質問に答えて、石破さんは、「下根宏様父子」の政治資金パーティー券は斡旋してもらったもので、不記載はないとしました。石破さんは「
販売を手伝っていただいたということでございます。そうしますと、そのご紹介によってパーティーにお越しいただいた方の確認というものを容易にすると
いうことが必要だということで、その受付を用意したというふうに承知をいたしております」と「国会議員、下根様」の立て札の意味を解説しました。

 今回この情報が出るきっかけとなった親子げんかについても石破さんは知っていたとのことです。

【衆議院決算行政監視委員会】
 鈴木義浩さんは当選4回で、新生・埼玉14区に元三郷市議として草加、八潮市にも浸透。落下傘の石井啓一公明党代表をやぶり、国民民主党躍進のシンボルになりました。玉木雄一郎代表も基礎・給与取得控除で手取りを増やす公約をあらわした「178おじさん」との愛称をSNSで拡散。鈴木さんも物量に勝る石井さんの遊説日程を逆手にとった行動を「X」で発信しました。三郷を離れた新・埼玉13区でも国民民主党の橋本幹彦さんが当選しました。

 ところで、これまで誰も気づいていなかったでしょうが、自民党は比例北関東単独30位で、「浅井昌志元草加市長64歳」を公認していました。公明党代表が草加市に落下傘するから、元市長を自民党公認で二輪車で運動させる方針だったのでしょうが、すべてが瓦解しました。西田実仁・公明党埼玉県本部代表の罪も大きいといえそうです。

 鈴木委員長のもと、「令和5年度決算承認案」と「令和5年度予備費使用総調書」が趣旨説明され、審議入りしました。

【参議院決算委員会】
 「令和5年度決算承認案」は5日目で、省庁別審査4回目、法務省、厚生労働省。

【参・行政監視委員会】
 一般質疑。

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【岡田克也】ザイム真理教のラスボス森山裕の地元で切り崩し、ありがとう存じます当ニュースサイト8888本目の記事

2025年05月11日 20時53分50秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]下村博文衆議院議員(当時)の地元・東京11区でビラを配る岡田克也さん、きょねん6月8日朝、宮崎信行撮影。

 ありがとう存じます。

 ニュースサイト「宮崎信行の国会傍聴記」は、これが8,888本目の記事となります。パチパチパチパチ。過去30日間は55,587PV、1,7697UUとなっています。2025年11月18日をもって、gooブログはアーカイブも含めて完全になくなります。新しいアドレスは、既に様々に準備・検討中ですが、参院選が終わった後になってから、新アドレスをご紹介する日程感となります。

 岡田克也さんは、きのう令和7年2025年5月10日(土)、財務省の元副大臣、元政務官であるザイム真理教のラスボス・森山裕自民党幹事長の地元、鹿児島県鹿屋市で遊説。南日本新聞はゆうべからけさにかけて「立民・岡田氏、高額療養費の政府案に「野党が一致したから改悪止められた」 参院選に向け、自民・森山幹事長の地元で演説」とのタイトルで報じました。

 日程表通りにこなしたとすると、まず鹿屋市の西原の法務局前から始まり、6箇所。10万人で500キロ平米の鹿屋市内をくまなく回ったことになります。このうち前半3カ所をまわった再来月の参院選の県区(改選定数1)予定候補(立憲は推薦)に関係したSNSでは、ボランティア・スタッフ・ムービーカメラ以外の聴衆の姿は確認できませんが、道はひっきりなしにクルマが通っていますから、一定の効果はあったとみられます。

 岡田さんは、4月27日から29日まで、超党派日中友好議員連盟でことし2度目の訪中をしており、このメンバーには森山幹事長も含まれていました。岡田さんはきょねん6月には、自民党の裏金・下村博文衆議院議員(当時)の地元板橋区で朝の駅頭をして、2・3万票差で立憲公認が当選。有力者の懐に入っての切り崩しはお手の物です。

 岡田さんは、竹下派(経世会)に属していたことがありますが、二階堂進さん(田中派・木曜クラブ)とも、山中貞則さんとも交流はとくになかったと思います。

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教皇はアメリカ人初のレオ14世に、日本学術会議法案通過、給特法は採決先送り、政治改革特別委は1ヶ月ぶり再開も「しばらくは他の議案を優先」

2025年05月09日 18時21分58秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]アメリカの白人男性たちに圧倒された14歳当時の筆者。

 レオ14世が新・ローマ教皇となり、アメリカ人初の快挙に米トランプ大統領、シカゴが地元のオバマ大統領らが祝福しました。21世紀は来年から第2・四半世紀に入ります。9・11後の正義の御旗の国連決議なき米英単独介入が続きましたが、意外と戦争のない「G1」世界になりつつあります。個人的な話ですが、高卒で英語ができない父が、1980年代前半に商社と2社で2週間のアメリカ視察の際に、取締役である母がいかなる人にも海外にいると2週間気づかせてはいけないという至難の命令を完遂する背中を見てきた、筋金入りのアメリカかぶれですから、アメリカ人の教皇の「G1」時代を生きることができて、仏教、神道信者としてもうれしいです。まあ、本当は有色人種初の教皇ならいいなと思っていましたが。

 家計調査は、支出が名目で前年同月比6・4%増という見たこともない数字となり、収入が名目で2・1%増となりました。大企業正社員の賃上げが春闘の数字通りになされたのは事実のようですが。

【衆議院内閣委員会 きょう令和7年2025年5月9日(金)】 
 「日本学術会議法案」(217閣法36号)が立共有などの反対、自公維などの賛成多数で政府原案通りに可決すべきだと決まりました。共産の塩川鉄也国対委員長は討論で「6名の任命拒否を撤回すべきだ」とし、有志の緒方林太郎さんは「政府の答弁に、条文の足らざるところを埋めようとする気概がなかった」と批判しました。担当大臣の坂井学さんは、菅義偉内閣の官房副長官をつとめ勉強会も主宰してきた、菅さんの最側近でした。

【衆・文部科学委】
 教師の「斉藤ひでみ」さんが発見したことから予算・法案の議論がくすぶりついに改正法案が提出された重要広範議案「給特法改正案」(217閣法9号)は対政府質疑、対総理質疑をしましたが、採決は先送り、来週14日(水)に行うことにしました。その際に出される修正案は附則の修正にとどまる見通し。

 きょうの対総理質疑では、元文部科学大臣の萩生田光一さんが「私やここにいる自民党議員はすぐに10%に上げたいと思っている。しかし、財政当局が1%ずつだという」と石破さんのいる場で、財務省主計局を暗に批判しました。維新の高橋英明さんは「この委員会での審議はほとんど教師の見方という感じだった」としましたが、石破さんから「足らない教師もいる」との答弁を得ました。大石あきこさんは「労基法を守りましょう」とし、見て見ぬふりをけん制しました。

 立憲の津村啓介さんは週刊文春の下根弘さんや下根たかひろさんのパー券報道を聞きました。首相は「下根弘さんと、下根たかひろさんとは40年の付き合いで、仲人(たかひろさんの?)をしたこともある。鳥取から上京して、いろいろな仕事をしてきた人で、郷土では立志伝中の人物だ。そのため、建立した石碑の除幕式にも出席して、写真もある」としました。が、過去の資金提供について石破さんは「週刊誌報道にございますようなパーティー券の購入寄付、あるいは実態に反する事務所につきまして、私自身全く身に覚えがございません。収入も確認をいたしましたが、そのようなことはございません」と答弁しました。これはどういうことか。報道の印象では、弘さんと対立したたかひろさんも含めた合計3人程度で個人法人通じて資金提供がないから領収書も政治資金収支報告書もないとするのか。感想としてはたかひろさんは石破さんが好きで、弘さんともそこまで対立していないような気もしますが。

【衆・政治改革特別委】
 「選挙執行経費基準法改正案」(217閣法20号)が趣旨説明されました。

 これに先立ち、渡辺周・特別委員長は次のように語りました。
 渡辺さんは「趣旨説明に先立ちまして、私から一言申し上げます。委員各位には、去る3月31日の委員会にご参集いただいたにも関わらず流会となりましたことを、委員長として大変遺憾に存じます。企業団体献金禁止法案につきましては、昨年12月17日にご報告いたしました通り、令和6年度末までに結論を売ることを理事会で申し合わせており、委員長といたしましても、この申し合わせが結実できるよう最大限努力をしてまいりましたが未だ結論の出し方について、各会派間の合意を得られておりません。問題につきましては、各党の責任者において協議が終わられる予定と聞き及んでおりますので、当面の間、当委員会では、別の案件につきまして審査を進めることといたします。それでは、これより趣旨の説明を聴取いたします。村上総務大臣」と述べました。

●衆議院本会議は開かれませんでした。
【参議院本会議】
 朝の時点で、11議案(条約3本・入港禁止措置含む)が審議入りしていませんでしたが、夕方には、それは8議案に減りました。

 まず、「中小受託事業者の価格展開にする改正法案」(217閣法48号衆議院修正について、伊東大臣や新しい公正取引委員長らが答弁。受注者の原状回復のためにあえて罰則を設けずに被害額を通告するなどとした内容だと説明しました。

 この後、採決。4条約案が外交防衛委員長から審査報告されました。このうち、「WTO約束表の改定」(217条約9号)は投票総数236,賛成225、反対11の賛成多数で承認し、両院の手続が済みました。「日本チェコ航空協定」(217条約5号)「日本ルクセンブルク航空協定」(6号)「ASEAN貿易投資観光促進センター設立協定の改定」(10号)の3本はまとめて採決され、236、236、0の全会一致で承認されました。

 「第15次地方分権一括法」(217閣法35号)は235、219、16で可決し、成立しました。
 「改正日本政策投資銀行法」(217閣法4号)は235、172、63で可決・成立しました。
 「国会法及び議院証言法を改正する法律」(217衆法28号)は232,214、18で可決し成立しました。経済安保推進法に基づく情報監視審査会の手続に関して。今国会では参考人オンライン出席の改正国会法も制定されました。
 自民党の馬場成志さん。改選の熊本では立憲の鎌田聡さんと60歳同学年の元県議同士の対決の構図となります。その馬場さんの提案により、委員会審議を省略して議題となった「参議院規則の改定」は233、215、18の賛成多数で議決しました。

【衆・厚生労働委】
 カスハラと就活生セクハラを防止する内容を法定化する「労働施策総合推進法改正案」(217閣法50号)が審議入りしました。カスハラは東京都の条例から1年遅れて3月7日に閣議決定し国会に提出されましたが、審議入りはそれから2ヶ月遅れました。この法案では、従業員100人以上の事業者に対して相談窓口を設けることを義務づけるとしています。

【衆・財務金融委】
 「保険法改正案」(217閣法37号)の趣旨説明。「ビッグモーター事案」を立法事実として、中古車販売店と損害保険会社の代理店などに関した改正が柱。
 
【衆・国交委】
 「マンション管理再生推進法及び区分所有法改正案」(217閣法34号)の対政府質疑。次回は13日(火)9時から参考人質疑。

【衆・環境委】
 「環境影響評価法の包括改正案」(217閣法51号)の大臣趣旨説明と対政府質疑の1巡目の前半与党のみコース。

【衆・復興・防災特別委】
 「REVIC法改正案」(217閣法18号)の趣旨説明。

【参・地方創生・デジタル特別委】
 「マイナンバー法改正案」(217閣法41号)の趣旨説明。司法書士免許など小幅な改正なので、本会議での趣旨説明は省略され、付託されました。

【参・災害対策特別委】
 「災害対策基本法改正案」(217閣法17号衆議院修正の参考人質疑。

【参・ODA・沖縄北方特別委】
 パシフィコ横浜で開催される「第9回TICAD」を前にしての参考人の意見陳述とそれに対する質疑。ふだん余り接することがないアフリカの情報に関して、参考人も委員もまだまだ話したい、まだまだ聞きたいという風情でした。TICAD9の開催は、8月20日から22日までですから、例えば、共産の紙智子さんは、もうそのときは国会議員でないということになります。

●週明け月曜日(12日)朝9時から衆・予算委の集中審議3時間。参・決算委は法務省、厚生労働省の番。

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窮乏する日本会議・神政連の改憲集会で西田昌司「ひめゆりは米が沖縄を解放の史観」と発言、生きている有権者しか人とみれない現職議員のさが

2025年05月08日 18時27分35秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館を訪れた宮崎信行。

 石破茂首相の鳥取出身の池袋の下根さんの少なくとも年600万円パー券不記載の週刊文春がけさ発売されました。

 西田昌司さんが5月3日に、沖縄県神社庁や日本会議沖縄県本部が主催した那覇での岩盤保守向け改憲集会で、ひめゆりの塔の記念館の展示は東京裁判史観に基づきアメリカが沖縄を解放したとしていると発言しました。私の手元にあるひめゆり平和祈念資料館のガイドブックでは「沖縄は捨て石にされた」とし本土上陸の時間稼ぎとなったため、同級生たちは死んでいったという史観になっています。国会議員は、今生きている有権者しか見えていないから、このような発言になったのでしょう。

【衆議院本会議 きょう令和7年2025年5月8日(木)】
 「民事裁判情報の活用の促進に関する法律案」(217閣法42号)が参政党のみの反対で可決し、参議院に送られました。
 「改正労働安全衛生法」(217閣法57号参先議)が令共のみの反対で可決し、成立しました。
 この後、「環境影響評価法改正案」(217閣法51号)が説明され、審議入りしました。環境アセスメント法の包括的で小幅な改正。

【衆・総務委】
 「電気通信事業法及びNTT法改正案」(217閣法54号)が令共反対、自公立などの賛成多数で可決すべきだと決まりました。民営化と同時の東西分割の緩和など。

【衆・農林水産委】
 「食品等の流通の合理化及び取引の適正化に関する法律及び卸売市場法の一部を改正する法律案」(217閣法45号)の参考人質疑。

【衆・憲法審】
 「解散権」に関して、橘法制局長の説明と自由討議。日本維新の会の議員は、党としての判断が決まっていないとしました。

【参議院第1種常任委員会】
 ●財政金融委では「政投銀5年延長法案」(217閣法24号)が賛成多数で
可決すべきだと決まりました。なお、今期の当委員会は各党ともレベルが低く、きょうは日銀総裁に「アコードを、そもそもどう思うか」と質問する委員までいました。去年の通貨危機では、国民民主党会派の大塚耕平さんが「私の前の質問者が誰も円キャリートレード(大手機関投資家が日本で銀行から円を借りてドルに交換する行為)を質問しなかった」と嘆きました。党首の衆転で繰り上がった大門実紀史さんは3年強任期があるので、秋からこちらの委員会に移れば、また傾聴に値するようになるかもしれません。
 ●外交防衛委は、「日本とチェコの航空協定」(217条約5号)「日本とルクセンブルクの航空協定」(6号)「WTO約束表の改定」「(9号)「ASEAN貿易投資観光促進センター協定の改定」(10号)を承認すべきと決めました。
 ●内閣委は、「能動的サイバー防衛法案」(217閣法4号衆議院修正及び5号)で、外交防衛・総務・内閣連合審査会を開くことを決めました。
 ●厚生労働委「薬機法改正案」(217閣法15号)の対政府質疑。
 ●法務委「刑事訴訟デジタル法改正案」(217閣法30号衆議院修正)の参考人質疑を行いました。

 ●衆議院予算委員会は理事懇談会を開き、来週月曜日12日に集中審議を開くことを決めました。また、野党側は下村博文前議員の参考人招致を呼びかけました。
 ●衆議院政治改革特別委員会は理事懇談会で、1ヶ月半ぶりに委員会を再開することで合意したようです。
 ●衆議院文部科学委員会は理事懇談会を開き、重要広範議案「給特法改正案」(217閣法9号)の対総理質疑をあすやることになりました。しかし、与野党は「さらなる充実の検討」の修正をする空気となっていますが、文案の調整が手間取っているようです。最短で、あすの午後5時過ぎに修正案が提出され採決されることもありそうです。
 ●議院運営の理事会や委員会、財務金融、文部科学、決算行政、震災復興・災害対策特別の理事懇談会が開かれました。
 ●あすの内閣委で「日本学術会議法案」(217閣法36号)が早ければ午後3時40分過ぎに採決されるかもしれません。
 ●あすの参議院本会議で、先月25日に委員会で議了し上程されていた「第15次地方分権一括法案」(217閣法35号)が14日越しの可決・成立となるはこび。
 ●あすも国民民主党の榛葉賀津也幹事長の記者会見はありません。前回は4月11日でした。次回がいつになるかは、未定ですが、1ヶ月以上あくことになります。

【立憲政調】
 立憲の中島克仁政調会長代理と山井和則ネクスト厚労相はきょう「持続可能な地域医療をつくる重点政策」を発表しました。高額療養費の今秋の見直しを1年程度延長し、当事者を審議会に入れるよう求めたうえで、引き上げを行わない、と断定しました。公立病院の決算を見た上で、診療報酬を加算する仕組みを求めました。「介護の安心実現ビジョン(中間報告)」も発表し、介護職員による医療行為をさらに可能とすることを検討するとの項目を入れました。

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