王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

トランプ前米大統領 再出馬示唆

2021-03-03 11:56:01 | 雲の上団虎郎一座
1月20日に米国大統領を退任して以来公式の場に出る事の無かったトランプ前大統領がCPAC(保守政治活動会議)の最終日28日に現れ演説しました。(日本時間1日朝7時頃と映像には注釈がありました)。BigTech によってトランプ前大統領の報道をほとんど確認する事が出来なくなったので、虎さんファン(トランプと名前を使うと特に動画の世界ではすぐ規制が入る様でそれを用心している方々は略語或いは読み替えを使っています)による推測記事を元にしては誤りを伝える事にもなりますから、小生の書くネタも限られてしまいました。 残念。⤵⤵⤵⤵
 さて演説を画像で見ました。TV局の編集が掛かっていましたが幾つか確認できたことが有ります。
1:共和党を離れない。 離任してしばらくは新党を結成するのでないか?と言われていましたが共和党を強化すると言いました。
2:共和党を名乗っても、それらしい行動をしない議員は応援しない とはっきり言い切りました。マコーネル共和党上院議員については大会前に「厳しい非難の言葉を書面で出したしました」大統領弾劾裁判で民主党案に賛成した共和党下院議員、上院で弾劾は違憲だと意思表示をしなかった6人もRCAPの資金を得られそうもありません・
3:共和党を各州議会から変えて行く との話も具体的で州知事や州務長官を変えて行くようです。
4:2024年大統領選挙にトランプ前大統領は出馬するのか? 演説では出馬するとは言わなかったように思えますが「前後の話からネーティブスピーカー」が出馬すると聞いたなら出る気があるのでしょう。
5:この1か月で「アメリカファーストがアメリカラストになってしまった」なんてスピーチはさすがだなーと感心しました。
それと場外に集まった熱烈なファンが大勢いる事に驚きました。やはり寅さんファン無視は民主党とそれに賛同する大手マスコミの力ののでしょね!
連邦裁判所の9人の判事の内3人位しか機能しませんがそれでも連邦或いは各州の裁判所で2020大統領選挙に関する「不正投票」についてもアリゾナ州を初め動き出しています。あれやこれやまた面白くなりそうな動きでした。
2022年中間選挙に向けた共和党の活動を見守りたいと思います。

28日、米南部フロリダ州オーランドで演説するトランプ前大統領(AFP時事)

VIEW  POINT 誌;
保守派集会で演説、新党立ち上げは否定

 トランプ前米大統領は28日、フロリダ州オーランドで開かれた保守系イベント、保守政治活動会議(CPAC)で演説し、バイデン大統領による一連のリベラル路線の政策を批判、2024年の大統領選に出馬する可能性を示唆した。一方、新党を立ち上げることは否定し、共和党内で影響力を発揮する考えを示した。
 トランプ氏は大統領退任後初の演説で、「勤勉な米国の愛国者によるわれわれの運動は始まったばかりであり、最終的には勝利する」と述べ、引き続き政治的影響力を発揮する考えを強調。次期大統領選は共和党候補が勝つとした上で、「私が彼ら(民主党)を打ち負かすことを決めるかもしれない」と述べ、自身の出馬の可能性を示唆した。
 トランプ氏が新党立ち上げを検討しているとの報道については、「偽ニュースだ」と否定。「共和党は、これまで以上に団結して強力になるだろう」と述べ、22年の中間選挙や次期大統領選での勝利に向け、引き続き党を率いる考えを示した。
トランプ氏は、バイデン氏の就任後に実施した移民やエネルギー、トランスジェンダーなどに関するリベラル路線の政策を次々と批判。「バイデン政権が悪くなることは分かっていたが、ここまで極左になるとは想像しなかった」と酷評した。
 移民政策についてはトランプ氏が進めた政策をバイデン政権が転換したことで、「不法移民の大洪水を引き起こす」と批判。女子スポーツに生物学的には男性だが女性を自認する生徒の参加を促すバイデン氏の大統領令については「これは狂ったことだ。われわれは女子スポーツの健全性を守らなければならない」と訴えた。
 トランプ氏は昨年11月の大統領選で「不正があった」と改めて主張。今後、公正な選挙を実施するために、郵便投票の廃止や投票所での身分証明書の提示義務付けを訴えた。
 トランプ氏は会場の聴衆から熱狂的な歓声で迎えられ、保守層からの根強い支持を示した。CPAC参加者を対象にした調査では、68%がトランプ氏の次期大統領選への出馬を望むと回答。共和党予備選については、55%がトランプ氏に投票するとし、フロリダ州のデサンティス知事が21%で2位だった。
(引用終わり)
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トランプ氏、再び無罪に弾劾裁判で上院評決

2021-02-14 10:47:09 | 雲の上団虎郎一座
昨日13日(現地時間)トランプ前大統領に対する弾劾裁判で、上院は”1月6日の議会襲撃事件を先導した罪に問われたトランプ氏に対し無罪評決を下しました”
陪審員役を務める上院議員100人による投票結果は有罪57票、無罪43票で有罪票はスーパーマジョリティ(3分の2以上)に届きませんでした。この記事には共和党の7人が誰なのか言及が有りませんが追って寅さんファンの投稿から名前がわかってくるでしょう。(追記:前回の6人にノースカロライナ州のリチャード・バー上院議員が加わりました)。いつもの五人とは弾劾裁判前に「憲法違反だ」とここをクリック⇒1月26日、ランド・ポール共和党上院議員が訴えた件で否定(違反でないとした)共和党上院議員5人とここをクリック⇒弾劾裁判でトランプ前大統領を有罪だと投票した上院議員6名は26日より一人増えしかもその名前は26日とは知っている方もいましたが変わっていた方の記憶が有ります。そんなことから有罪投票は10人位が日和るのでないか?と思っていました。しかしトランプ前大統領抜きの共和党に不安もあるのかマコーネル氏を初め何人かは慎重な態度を取ったようです。

裁判開始の日から「長くは時間を掛けない」との合意が民主党と共和党の間であったようですから無理筋なのは見え見えだったのでしょう? しかも9日開始で13日には結論が出ました。
さてこの後  censure  (問責決議)まで民主党がやるかどうか? 無理筋の話が残っています。トランプ前大統領も「弾劾無罪」を勝ち取りましたから、この後は一市民と前大統領の立場と両方で censure   になれば強烈な反撃をするでしょね。そのあたりはもう少し事態の推移を見たいと思います。

 写真:
米ホワイトハウス近くの広場で支持者に向け演説するドナルド・トランプ大統領(当時、2021年1月6日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP

AFP:
【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ前米大統領に対し行われた2度目の弾劾裁判で、上院は13日、先月6日の議会襲撃事件を扇動した罪に問われたトランプ氏に対し、無罪評決を下した。トランプ氏は前回の弾劾裁判でも無罪となっていた。
 陪審役を務める上院議員100人による投票結果は有罪57票、無罪43票で、有罪票は有罪評決に必要な3分の2に届かなかった。共和党からは7議員が造反し、民主党議員らと共に有罪票を投じた。
 今月9日に始まった5日間の弾劾裁判で民主党は、先月6日の議会襲撃の衝撃的な動画も使って、トランプ氏は権力にしがみつくため大統領就任時の宣誓に背き、自らの支持者を扇動して議会を襲撃させたと主張した。
 投票では事前の予想通り大半の共和党議員が無罪票を投じ、トランプ氏が共和党に影響力を持ち続けていることが示された。しかし、共和党から7人の造反者が出たことで、米史上最も超党派的な弾劾裁判になった。
 先月20日の大統領退任後、フロリダ州にある自身の高級リゾート施設にいるトランプ氏は無罪評決を歓迎し、自身への弾劾裁判を「わが国史上最大の魔女狩り」と非難した。
 米史上初めて2度の弾劾裁判を受けたという不名誉にもかかわらずトランプ氏は、「米国を再び偉大にする歴史的、愛国的で素晴らしい運動は始まったばかりだ」とする声明を発表。「やらなければならない仕事は山ほどある。われわれはもうすぐ明るく輝かしい無限の米国の未来のためのビジョンを持って現れるだろう」として、政治活動を続けることを示唆した。
 先月6日の米議会襲撃から1週間後の先月13日、下院はトランプ氏を弾劾訴追する決議案を可決。民主党は、昨年11月の大統領選後の2か月間、選挙に不正があったという根拠のない主張を執拗(しつよう)に繰り返し、支持者による議会襲撃を扇動してジョー・バイデン氏当選の正式認定を妨害しようとしたトランプ氏の行動が弾劾に値するのは明白だと主張した。
 弾劾裁判で弁護側は、上院はすでに大統領を退任した人物を裁く憲法上の権限を持たないと主張。多くの共和党上院議員がこれを支持した。このほか、トランプ氏が議会襲撃前の集会で支持者らに「死に物狂いで闘え」と言ったのは修辞的な表現にすぎないとも主張した。
 共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は、弁護側の主張に従って無罪票を投じたが、それでもトランプ氏に議会襲撃を引き起こした責任があると考えている。
 弾劾投票後、マコネル氏は上院で、「トランプ大統領にあの日の出来事を引き起こしたことへの実質的および道義的な責任があることに疑問の余地はない。まったくない」と述べた。
 マコネル氏は、「トランプ大統領は今も、在任中のあらゆる行為について法的な責任を負うべき立場にある」として、議会でトランプ氏を罰する手段は尽きたものの、米国の司法制度ではまだそうなっていないと指摘。「彼はまだ何の罰からも逃れていない」と述べた。 【翻訳編集】AFPBB News
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トランプ氏弾劾裁判開始=米上院、議会襲撃の責任追及

2021-02-10 10:16:41 | 雲の上団虎郎一座
9日(現地時間)トランプ前大統領に対する弾劾裁判が始まったと以下の時事通信が報じています。
多分昨日の目玉となるのは「民間人であるトランプ前大統領を弾劾裁判に掛ける事は違憲でないか!」とトランプ側の弁護団による主張が、その後の採決で否決され退けられたところだろうと思います。
そして「違憲でないか」とのトランプ側の主張に対し共和党側の議員6人が審議継続(違憲で無い)を支持したと在ります。
追記:この6名については虎さんファンがあちこちで語っている動画から拾い出すと1;メイン州 スーザン・コリンズ 2:ユタ州 ミッド・ロムニー 3:ネブラスカ州 ベン・サス 4:アラスカ州 リサ・マーカウスキー 5;ペンシルベニア州 パット・トウミ― 各上院議員の5人で、前回1月26日のランド・ポール上院議員の民間人であるトランプ氏を弾劾裁判に掛けるとは違憲でないか! との訴えに民主党員と共に「反対(違憲では無い)」に加わった確信的トランプ派共和党員で、それに加えるに、この日の判断で「違憲で無い」に加わった6: ルイジアナ州 ビル・カシディー上院議員でした
先月26日上院で、ここをクリック⇒「憲法違反である」とのランド・ポール上院党議員(共和党)
ランド・ポール上院議員です〈ネットより)

の訴えを支持しなかった5人に加えもう1人増えています。誰でしょうかね(上の6人でした) そもそも米国の大手メディアはこの件もスルーを決めていますから詳細は伝わってきません。
追って大紀元の英語版辺りで様子がうかがえるかもしれません。
スーパーマジョリティ(トランプ前大統領を有罪にするのは上院の3分の2以上の賛成が必要)との事で弾劾成立は難しそうとの事前の見方が有りますがどうなるか見守りたいと思います。

写真:弾劾裁判〈ネットより)

時事通信:
【ワシントン時事】支持者による米議会襲撃を扇動したとして下院に弾劾訴追されたトランプ前大統領(共和)の弾劾裁判が9日、上院で始まった。トランプ氏の弾劾裁判は昨年1〜2月に続き2回目で、在任中の行為をめぐって大統領が退任後に裁かれるのは米史上初めて。
 検察官役のラスキン下院議員(民主)は冒頭陳述で、1月6日のトランプ氏の演説と議会襲撃の様子を収めた13分間のビデオ映像を議場で流し、「もしこれが弾劾に値しないとしたら、どんな罪も該当しない」と指弾。トランプ氏が将来公職に就く資格を剥奪する必要性を強調した。
 これに対し、トランプ氏の弁護団は「もし(弾劾に値する)重罪や軽罪をトランプ氏が犯したのなら、逮捕すればいい」などと、退任後の弾劾裁判は「違憲」という主張を展開した。だが、違憲の訴えは、この後行われた採決で退けられた。民主党に加え共和党議員6人が審理続行を支持した。
(引用終わり) 
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「トランプ後」米政治占う 弾劾裁判、9日から

2021-02-08 11:25:06 | 雲の上団虎郎一座
トランプ前大統領の弾劾裁判がいよいよ明日(と言っても現地時間9日)に迫ってきました。余り日本では報じられませんが時事通信が幾つか確認できることを報じています。弾劾裁判を本来主宰するジョン・ロバーツ最高裁長官に上手に逃げられたため、ここをクリック⇒民主党の上院長老のレーヒー上院議員が裁判長を務める事になりました。
レーヒー上院議員です(ネットより)

下院の訴追案を受け取る日に体調不信を打った訴え入院となりましたが、この報道によればレーヒー上院議員が裁判を仕切る様です。そしてトランプ前大統領の弁護団の何を主に「反訴するのか」については「憲法違反」を前面に出したと報じています。まあ、共和党内の弾劾に賛成した勢力を考慮すれば「退任後の民間人を弾劾するとは憲法違反ではないか!」と主張する事は表面上は「2020大統領選の不正」を訴えるより理性的に見えます。
またトランプ前大統領は「裁判での宣誓を拒み、出廷もしない」そうですから部路の弁護士対民主党上院議員(中には弁護士資格を持つ方も居るようですが)で裁判は進むようです。両党とも長期の裁判を望まないとかで1週間のスピード裁判になる可能性もあるとの事。
どうなるかこれは「弾劾裁判」ですから米国の大手メディアも報じるかもしれません。楽しみです。

写真:トランプ前大統領 (20年12月)

時事通信:
【ワシントン時事】支持者による米議会襲撃を扇動したとして弾劾訴追されたトランプ前大統領(共和党)の弾劾裁判が9日から上院で始まる。民主党は、暴動を招いた責任を立証し「トランプ政治」からの脱却を名実ともに国民に印象付けたい考え。一方、トランプ氏の影響力がいまだに残る共和党は、有罪評決への賛否で各議員が踏み絵を迫られ、裁判の行方は党の今後を左右しそうだ。
 民主党は上院に提出した準備書面で、5人の死者を出した1月6日の議会襲撃での、トランプ氏の「疑いのない責任」を指摘。その直前の集会で「死に物狂いで戦う」よう支持者に求め、怒りに満ちた群衆が暴徒と化すことは「完全に予見可能」だったと断じた。
 審理では、トランプ氏の言動と議会襲撃の因果関係を証明するため複数の証人招致を検討。ただ、民主、共和両党とも裁判の長期化は望んでいない。このため、1週間程度のスピード結審となる可能性もある。
 一方、共和党では、退任したトランプ氏に対する弾劾裁判は「違憲」として打ち切りを求めた決議に9割の上院議員が賛成した。議会襲撃自体は非難しつつも、根強い「トランプ人気」から、簡単には反旗を翻せない実態をうかがわせた。
 トランプ氏は裁判への出廷を拒否。弁護団は準備書面で、退任後に裁く「違憲性」を前面に出した。議会襲撃ではトランプ氏を弁護したくない共和党議員も、違憲性を争点にすれば「造反しにくい」という見立てからだ。
 弾劾裁判長はレーヒー上院議長代行(民主)が就いた。与野党50対50の上院でトランプ氏を「有罪」とするには、共和党から少なくとも17人の賛成が必要で、その可能性は低い。有罪評決が下された場合、上院はさらに過半数の議決で、トランプ氏が将来公職に就く資格を剥奪できる。
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バイデン米大統領、ミャンマーへの制裁措置を示唆 クーデターで声明発表

2021-02-07 09:53:34 | 雲の上団虎郎一座
1日 ミャンマーで軍部がアウン・サン・スー・チー氏率いる政権にクーデターを起こしました。ここをクリック⇒昨年秋行われた総選挙で与党側に大量の不正検挙が行われたとの軍部からの疑義に与党が答えなかったからだと主張しているようです。
素人には真偽のほどは判りません。バイデン政権はさっそく1日(現地時間)「ミャンマー国軍を非難する声明」を出しました。スー・チー氏率いる与党は民主党のオバマ大統領、ヒラリー国務長官の時代に関係が構築されていました。まあ見捨てる訳には行かないのでしょう。最も国連としての非難は中国の反対が有って採択されませんでした。この間、いろいろな制裁を緩和して応援してきたのですが、スー・チー氏の拘禁その他が続けば再度制裁を復活させるとか強めるとかしなければ行けないかも知れません。
この記事では「正面から取り上げていませんが”軍部が与党に大量の選挙違反があった”とクーデターの説明/釈明をしている事が問題になりそうです」
と言うのは、制裁を加える前に「選挙違反が有ったのかどうか?」「あったとすればどの程度の物なのか?」なんてことを中立的機関/国際的調査団に委ねるのが良くある形ですからね。先月末行われた武漢の新型コロナウイルス発生の市場他にWHOが1年後に入りましたが、その様なやり方です。
ミャンマーの選挙違反云々については「バイデン政権がそのような切り口で臨むかどうかは不明です」と言うのは「バイデン政権は2020大統領選に大量の不正が有ったとのトランプ前大統領とジュリアーニ弁護団側の主張には一切直接の応答をしていません」言い訳も抗弁も一切ありません。ただ連邦議会の代理人の票数を受け入れ、数々の訴訟は連邦裁判所が却下或いは一部先送りなどで1月20日迄には判断を下しませんでした。それは、この9日から上院で行われる弾劾裁判でトランプ前大統領の弁護団と上院の民主党議員の論争になるのでしょう。そこへ東南アジア外交との別な局面での「選挙違反」が問題に当分なり続けるでしょうから気は重いだろうと思います。
弾劾裁判を(3月まで掛かるとか?)成立にしろ不成立にしろ片づけて先に進みたいバイデン政権としては更に火種を抱えて行かねばなりません。まずは弾劾裁判の決着を見ないとミャンマー制裁には取り組めないでしょうかね?
静かに見守って行きます。

写真:バイデン大統領(ネットより)

毎日新聞:
バイデン米大統領は1日、ミャンマー国軍によるクーデターについて、「民主主義と法の支配への移行を直接攻撃するものだ」とする声明を発表した。事態の改善のために「国際社会が一丸となるべきだ」と強調し、米国は地域や世界のパートナーと連携して「民主的移行を覆すものの責任を問う」と制裁措置の発動を警告した。
 バイデン氏は、米国がミャンマーの民政移管(2011年)を受けて制裁を解除してきたことに触れ、「民主化への逆行があれば、即座に制裁の必要性を見直し、適切な行動をとることになる」と強調。「民主主義が攻撃を受ければ、米国は立ち上がる」と表明した。
 米国は、ミャンマー旧軍事政権による1988年の民主化運動弾圧を受けて経済制裁を発動。03年には「ビルマ自由民主主義法」を制定し、ミャンマー製品の全面輸入禁止など厳しい措置を取った。バイデン氏が副大統領を務めたオバマ政権は、ミャンマーの民主化をアジア重視の戦略の成果と位置づけ、12年以降は制裁を大幅に緩和してきた。
 バイデン氏は制裁の復活を検討するが、効果は限定的との見方もある。国軍のミンアウンフライン最高司令官ら軍幹部に対しては、既に少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の迫害に関与したとして、米国入国禁止や米国人との取引禁止などの制裁が科されている。だが米国への渡航や取引を望んでいる対象者は少なく、効果は薄いとみられている。
 また、国軍が利権を握っているルビーや翡翠(ひすい)などを中心とした輸入禁止措置の再開も検討するとみられる。しかし、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)のグレゴリー・ポーリング上級研究員は、米国の制裁によってミャンマーは中国と関係を深めるため、「どんな制裁も効果が弱まるだろう」と指摘する。【ワシントン鈴木一生】
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