王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

金呼んだ好救援20歳・後藤希友、アメリカの「師匠」の前で躍動

2021-07-28 09:52:07 | 英国とEU
予選リーグ戦での米国のソフトボールのピッチャー2人をTVで見ました。まあ大きいですね。あの体から投げるボールを打つのですから日本勢は大変だったろうと想像できます。しかも逆転負けでしたから残念そして決勝戦も大変だろうと思っていました。
昨日27日横浜球場の米国との決勝戦は上野投手の先発で5回まで2-0で米国に勝っていました。6回、上野が左前打を浴びた後、救援に後藤投手が登板
し1アウトを取った後、2人目に好打を打たれましたがサードが取り損ねたバールをショートがダイレクトに好捕(これで2アウト)そのボールをセカンドに投げ(飛び出した2塁走者がアウト)3アウトで見事0点に抑え、7回には上野投手が(再登板ーーソフトボールのルール)で米国を抑え、北京五輪以来の金メダルを確保しました。
おめでとうございます。
別紙の報道では、フランス大会からはソフトボールがオリンピック種目から消えるとか?! ひょっとするとオリンピックでの金はこれが最後かもしれません。世界中からチームを集めても10チームに満たないようでは他の新しいスポーツに入れ替わるのは世の流れかも知れません。それはそれですごく良い試合でした。拍手!!

写真:【日本−米国】金メダルを獲得し手を振る後藤希友投手=横浜スタジアムで2021年7月27日、大西岳彦撮影

毎日新聞:
 東京オリンピックのソフトボールは27日、横浜市の横浜スタジアムで決勝があり、日本は米国を破って2008年北京五輪に続く金メダルを獲得した。
 その名は日本のみならず、世界にもとどろいたに違いない。日本代表最年少20歳の後藤希友(みう)=トヨタ自動車=が今大会5度目の登板。1回無失点と役目を果たし「一生に一度しかない東京のオリンピックを人生の中で経験することができた。最高の気分」と喜びに浸った。
 六回、先発したエースの上野由岐子(ビックカメラ高崎)が先頭打者に左前打を浴びた時点でマウンドへ。「高ぶっていたというか興奮しすぎていた」というが持ち前の強気な投球が前面に出た。最初の打者を膝元の111キロ直球で空振り三振に仕留めると、味方の好守にも助けられながら後続を断ち切り、役目を果たした。
 2019年に日本リーグのトヨタ自動車入り。愛知・東海学園高在籍時から日本代表に選出され、宇津木麗華監督に「センスがある。将来の日本を背負える」と期待を寄せられた逸材だった。
 才能が開花したのは昨年。新型コロナウイルスの影響で、所属先のエースで米国代表のモニカ・アボットの来日が遅れ、主戦格でシーズンを過ごした。「最初は思うように試合を進めることができなかったが、試合を重ねるごとに何を投げたら通用するか考えながら投げられるようになった」。自身で「一番成長することができた」というシーズンは登板9試合で5勝0敗、防御率1・42。リーグ新人賞も受賞した勢いそのままに、五輪代表の座を射止めた。
 飛躍を支えたのがアボットだ。シーズン途中で来日すると救援に回って若い先発陣をサポート。同じ左腕で力強い直球を武器とするスタイルも似ていることから、後藤はアボットから「ミニモニカ」と可愛がられ、先発としての試合の作り方や打たれた時の気持ちの切り替え方を学んだ。試合で失点した際に「自分を信じて投げればいい」と声をかけられ、立て直したこともあり、「世界のエース。たくさん学ぶことがある」と感謝する。
 後藤は1次リーグでは4試合で計9回3分の2を投げて無失点。21奪三振で3勝を挙げ、日本の躍進を支えた。この日は師匠の目の前で好投し「恩返し」も果たした。「もっと成長できるようにこの経験を生かしていきたい」。ソフトボールの復活が期待される28年ロサンゼルス五輪で「ポスト上野」のエース候補として期待される左腕が初めての舞台で輝いた。【細谷拓海】
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクチン輸出規制が波紋=国境問題再燃、英が反発―EU

2021-01-31 10:35:28 | 英国とEU
うろ覚えですがジョンソン首相主導下でブレグジット(英国のEU離脱)が昨年成立し、今年の1月1日には税制移行期間も終わり、TTPに参加しようかとの発言もある様です。
一方新型コロナウイルスの英欧での大流行のワクチン接種が急がれる状況の様です。そんな中、英国ベースのアストラゼネカ社がEUの域内の工場で作るワクチンを契約の半分ほどしかEUに供給できないと発言した事にEU側が怒っている報道もちらと見ました。そして以下の時事の記事は「EU側が北アイルランドとアイルランドの国境でEUからのワクチンが英国に流入しない様、監視を行う方針」を発表した所、ジョンソン首相が激しく抗議して「EUの方針はとりさげられた」そうです。EUの方針は域内からも”見誤り” ”失態”との声が上がったそうです。
微妙ですね! 英国本土と北アイルランドで人口はざっと6,600万人で新型コロナウイルスによる死者が10万人超と言いますから日本の人口1億2千数百万人はざっと1,9倍ですから19万人位の程度に匹敵します。日本で新型コロナウイルスによる死者が19万人も出たら、内閣が飛ぶような反発を国民から受けるでしょうね?! ジョンソン首相は初期には自然感染による集団免疫を考えていたようで、最近は26日10万人も「死んだ方には申し訳ない。死者が出たのは私の責任だ」と記者会見で表明しましたが、それで内閣が飛ぶ騒ぎに広がった話を聞きませんから国民気質と呼ぶか政治風土が日本とは違うと思いました。
記者会見でのジョンソン首相(ネットより)

日本でもEUでもそうですが、新型コロナワクチンの生産が開発メーカーのみで間に合わないなら「日本とかドイツやフランス等の一定水準以上の会社にライセンス生産を認め、供給量を増やす」様な事が必要かもしれません。インドは海外のメーカーのワクチンをインド国内で”ライセンス生産”して友好国に支援物資として供給しているようです。日本も他国に供与するのはともかく”必要量をライセンス生産で生産量を増やし”感染の要請に繋げたらどうかと素人は思いました。
追記:落ちこぼれさん、ここをクリック⇒によれば
28日加藤官房長官は「アストラゼネカ社のワクチン9000万回分を行内生産する事で合意した」と発表したそうです。

写真:ジョンソン英首相(左)とフォンデアライエン欧州連合(EU)欧州委員長=2020年12月、ブリュッ ル

時事通信:
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した新型コロナウイルスワクチンの輸出規制が波紋を広げている。特にEU加盟国アイルランドと英領北アイルランド間の国境でも監視を行う方針を示したことに英国が猛反発。欧州委は同日深夜に慌てて撤回したが、EUを離脱した英国との関係に大きな禍根を残した。
 「信じがたい敵対的行為だ」。北アイルランド自治政府のフォスター首相は29日、EUを厳しく批判。ジョンソン英首相もフォンデアライエン欧州委員長に電話で「深刻な懸念」を伝えた。
 帰属をめぐる紛争で多くの犠牲者を出した北アイルランドの国境問題は、難航を極めた英国のEU離脱交渉で最大の懸案だった。昨年1月末に発効した離脱協定で北アイルランドは英EU双方の関税の二重運用圏とされたが、これは税関など物理的な国境復活を避けて平和を維持するためだ。
 欧州委は今回、英製薬大手アストラゼネカによるワクチンの大幅な供給遅延を受けて域外への輸出規制を導入。EU内で製造されたワクチンが英国などに優先供給されるのを防ぐため事前承認制としたが、北アイルランド国境が「抜け穴」となるのを恐れ、深刻な状況下なら国境検査を一方的に復活できる離脱協定の規定発動が「正当化される」との認識を示した。
 しかし、これには英側が一斉に反発。アイルランドも不満をあらわにし、欧州委はすぐに撤回に追い込まれた。英メディアによると、離脱をめぐる対英交渉で最も重視してきたはずの国境問題での拙速な対応に、EU内からも「見誤り」や「失態」との声が上がった。
 英米に後れを取るワクチン接種への焦りが思わぬ摩擦を招いた格好だ。ただ、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「ワクチン国家主義(ナショナリズム)」に警鐘を鳴らすなど、輸出規制自体にも批判や警戒の目が向けられている。
(引用終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英、EU離脱手続き事実上完了関連法が成立、月末実現へ

2020-01-24 10:26:55 | 英国とEU
22日に英国がEU離脱に必要な関連法の法案が議会を通過し、23日エリザベス女王の裁可を得て成立しました。
いやはや長かったですね!
2015年 半ば 総選挙で第一党となり首相となった保守党キャメロン党首でしたが、やりたくもないEU離脱を「離脱反対派が勝つだろう」との楽観的/愚かな見通しで国民投票にかけてしまいました。
そしたら何と「EU離脱派」が僅差で勝利しました。
キャメロン首相は下野し、総選挙で、ここをクリック⇒「EU離脱を進める」自由党のメイ首相が誕生しました。 単独過半数を取れず、連立政権でこれが苦難の道のりの開始でした。
それ以降、与党内でも「EU離脱の程度に温度差が有りEUに対し離脱案をまとめるのに苦労」し更にEUと「暫定合意案」を合意しても、国会で承認を得るための過半数が取れず、悪戦苦闘、2019年5月はここをクリック⇒「いったいどうしたいの?」と呟き辞任し、総選挙となりました。
そして総選挙を受けて登場したのがバリバリの「EU離脱」のメイ後継の、ここをクリック⇒保守党党首ジョンソン氏でした。
意気込みにも関わらず「EU離脱」に関する法案の取りまとめに苦労が続いていました。 議会制民主主義のお手本と日本が尊敬している議会でどんな剛腕を振るうかと期待していましたが、粘り強く過半数を取れる法案を取りまとめ、女王陛下の裁可を得る運びとなりました。
問題はまだまだ国内に起きそうです。
北アイルランドとアイルランド国境での通関問題、スコットランドの連邦離脱?
日本をはじめ」EU外との国との貿易協定等々。
頑張ってー! お手並み拝見でーす!!

写真:22日英議会で演説するジョンソン首相

共同通信:
【ロンドン共同】英国の欧州連合(EU)離脱実現に必要な離脱関連法の法案が22日までに英議会を通過、エリザベス女王が23日に裁可して成立した。今月末の離脱期日まで、24日で1週間。昨年末の総選挙で圧勝を遂げたジョンソン政権は、これまで何度も離脱案を退けてきた「議会の壁」をついに乗り越え実質的な手続きを完了させた。
 2016年6月の国民投票で離脱を選択した民意が約3年半の混乱の末にようやく実現。英国とEUの関係は、月末に歴史的転換点を迎える。
 関連法はジョンソン首相が昨年10月にEUと合意した離脱協定を国内で実施するための法律で協定を批准するために不可欠。(引用終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英ヘンリー王子、今春に公務引退公費や敬称辞退

2020-01-19 10:21:22 | 英国とEU
18日英王室は「ヘンリー王子(35)夫妻が今春をめどに、王室の公務から引く」と声明を出しました。
月初からエリザベス女王の了解なしに「公務離脱を表明」し、ついには13日「エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウイリアム王子と言い出しっぺのヘンリー王子」の家族会議を開いたと報じられました。
ヘンリー王子妃のメーガン妃は電話で参加?とか!
ヘンリー王子のポートレイトです。(ネットより)

これまでの報道ではメーガン妃が英国のメディアの取材を嫌いヘンリー王子を誘い「王室離脱」を図ったとか?
声明では「公務に伴う公費を受領せず、王族の敬称で呼ばれることを辞退する」と合意したと報じています。
他のメディアの情報と合わせると「ヘンリー王子の収入の5%は公務を行うことに対する“王室助成金”と残り95%は父君のコーンウオール侯爵領からの援助/地代収入」から成っているそうです。 さて95%の援助は有難く頂きとなりましょうか? 今回の合意に際し「ウインザー城にある自宅「フログモア・コテージ」の公費での改修費240万ポンド“3億4400万円”は返納するも、使い続けるとか。
英国王室は自己の領地や資産をたくさん持っていてコーンウォール領の地代もまさにチャールズ皇太子の物ですが、
公務は辞退、英とカナダでビジネスをやりたいヘンリー夫妻に国民はどう反応するでしょう?
EU離脱のBregxitを文字ってMegxitと囃す向きもあるそうです。

細かいことは判りませんが「日本人が聞いても涙が止まらない」様な内容の有る話ではありませんね。
序ながら、ヘンリー王子はエリザベス女王の母上クイーンズマザーの「信託基金」から20歳の時に600万ポンド、その他母親のダイアナ妃からも遺贈があり1000万ポンド程度はお持ちだとか!
親や一族の名声に頼らずしっかり稼いで見せてください。
甘やかしも「お祖母ちゃんが元気な間だけ」かも知れません。
タフな英国王室の対応を見守りましょう!

写真:7日ロンドン ヘンリー王子夫妻

共同通信:
【ロンドン共同】英王室は18日、エリザベス女王(93)の孫であるヘンリー王子(35)夫妻が今春をめどに、王室の公務から退くと声明で発表した。王子は女王らとの協議の末、公務に伴う公費を受領せず、王族の敬称で呼ばれることを辞退すると合意した。王位継承順位6位の王子が主要メンバーから抜ける異例の事態となった。
 王族の敬称は、殿下や妃殿下を表す「ヒズ(ハー)・ロイヤル・ハイネス」で、王子の母である故ダイアナ元妃はチャールズ皇太子(71)との離婚を機に剥奪された。英メディアによると、王子は母と異なり、敬称自体は維持した上で使用を辞退するという。
(引用終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海上自衛隊の中東派遣を閣議決定護衛艦と哨戒機、260人規模

2019-12-28 17:06:50 | 英国とEU
27日政府は「海上自衛隊の中東派遣」を閣議決定しました。
護衛艦1隻を送り、ソマリア沖での海賊対処活動にあたるP3C を活用(海賊対策に余裕が出たので1機を遠くホルムズ海峡の方まで見張らせる?!)する。 規模は260名程度との事。
派遣予定の護衛艦 たかなみ

同日中に河野防衛相が開示へ準備命令を出し、2月には出航の予定。
トランプ大統領の顔をたて「情報共有」を多国籍軍とするようです。
一方、イランとは友好関係のある日本ですから多国籍軍そのものには加わらない上、ホルムズ海峡やペルシャ湾には入らない様で日本の船舶の護衛はやらない様です。 まあ20日に、ここをクリック⇒イラン首相が来日して握手したばかりですからね!
日本船がペルシャ湾で、ここをクリック⇒誰かに襲われたり、、万一護衛艦が攻撃を受け死者が出たら、安倍内閣は「吹っ飛びますかね?」或いは「現場の裁量で“多国籍軍”並みのROE(交戦規程)を運用し、積極的に相手を撃破して見せるか?」 国会の承認を得るには問題が出るでしょうね!
でも、口で「改憲」をいうより事実で「9条3項 自衛権の行使はこれを認めない」に反し実行することの方が大切ではあるのですよ。 しっかり統制できますかね? >

写真:中東派遣のポイント

共同通信:
政府は27日の閣議で、海上自衛隊の中東派遣を決定した。護衛艦1隻を送り、アフリカ・ソマリア沖での海賊対処活動に当たるP3C哨戒機を活用。規模は260人程度となる。防衛相の命令だけで実施できる防衛省設置法の「調査・研究」が根拠。河野太郎防衛相は同日中に海自へ準備を命令する予定だ。閣議決定時と活動終了時の国会報告を義務付けたが、政府の独断で自衛隊の海外派遣が歯止めなく広がるとの懸念は拭えない。
 中東情勢の悪化を踏まえ、日本関係船舶の安全確保に向けた情報収集を行うのが目的。2020年度予算案に派遣の関連費として約47億円を計上した。
(引用終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする