9日、全仏オープンテニス2018の車いすの部で、男子シングルスをTV観戦して国枝慎吾選手(34歳)がさらに進化しているのに驚いた。
その要因がどこにあるのか注意深く見ていると、まず、サーブが良く回転のかかった強力なスピンやスライスで、深くて良く跳ねっている印象を受けた。
それと車いすの近くに深く返って来たボールの処理も、上半身を上手く使ってコンパクトなスイングで、ただラケットに当てて返すだけじゃなく、降り切って強く打ち返すプレーに変わっていたのです。
また、コートの深い所から一発で決めるフォアとバックハンドも、以前には見られなかったプレーでパワーアップされていたし、コーチも以前の丸山弘道氏から岩見亮(たすく)新コーチへと代わり、国枝選手の技術的な改良強化が実り、それに伴い不安要素が軽減され大きなステップアップに繋がっているように思えた。
ゲームを見ていると世界の上位の選手たちも、かなりレベルアップしており、これに打ち勝つにはパワーと技術だけでなく、戦略面もかなり分析しないと厳しい状況下で、国枝慎吾選手(34歳)の進化は目を見張るモノがあります。
やはり、年齢を考えると体力面で小さな大会やダブルスもこれからは、うまくスルーすることも考慮すべきだと思います。(フェデラーのように!!)そうでないと若い頃のようにチェアワークの疲労度の回復やメンタル面でも集中が続かないからです。