アンプティーサッカーのジェーミー・トレガスキー選手(23歳)とアマチャアのフットボーラー(19歳)とのプレーを見ていると、彼が如何にサッカーが好きだということが良く分かる。
ボールリフィティングにしても、ドリブルにしても、トラップにしても、つえ(クラッチ)による身体のバランスの取り方は、杖を経験した者でないとその難しさが理解できないのと、イングランドで育った彼がサッカーを如何に愛し、また努力して来たかが一つ一つのプレーに現れています。
私も鴨川の堤防にサッカーグランドがあって、弟と二人で朝早く起きて行き、弟に何度もボールを上げてもらい、それをヘッディングでゴールに入れたり、ボレーで決めたりと今思えば懐かしい記憶に残るチャレンジでした。
その頃はアンプティサッカーのクラッチと言う杖を知らなかったので、松葉づえ1本でスキップしながら走るため結構、体力の消耗が激しく走るだけで足がヨロヨロになり、ゴール前でシュートを打つキック力も落ち、なかなか枠に入れることが出来ず、最後は弟にピンポイントのセンタリングを上げて貰うしかなく、ゴールを決めるまで弟に無理やりボールを上げて貰ったのを覚えています。
クラッチという存在を知っていれば、また私のアンプティサッカーという障害者スポーツのトライも変わっていたかもしれませんね。