【夕方になって風が落ちてきた。 ナイトモンスターに挑戦。】
10月31日(土)
季節はずれの24度台の黒潮分流が大島の西側から入ってきた。
さすがにカジキは厳しかろうが、大型のキハダなら充分望めるはずと、泳がせ、エビング、キャスティングなどフル装備で出撃した。
本日のアングラーは息子&S山君の海洋学部チーム。(時化コンビ)
前日の予報では、土曜はそこそこ凪ぎる筈・・・ だったが、朝船を降ろす頃になると北東が徐々に強まりだし、伊東湾を出る頃には白波がいい感じで増え来た。
狙いは黒潮の先端と沿岸の潮との境界。つまり水温が19度から24度へ急激に跳ね上がるラインだが、なんとまあ、伊東沖ですでに23度。水色良好。
ありゃりゃ、黒潮前線はすでに伊東を通り越している。
前線を探すべく沖を目指すが、いよいよ波がでかくなってきて満足に走れない。
残念ながらTUNAは諦めました。
近場に5~6kgのワラサが回っているので、こちらにターゲット変更!
釣り船はエサで狙っているが、我々はキャスティング&ジギングで狙う。青物のトップゲームは大好きです。
広範囲に探し回ったが、不思議なぐらい鳥もベイトも居ない。勿論青物の反応も無し。
生命感の乏しい綺麗な潮が広がっているのみ。 経験的に水色がブリ系には綺麗過ぎる感じだ。 黒潮が射したからといって上手く行かないなぁ・・・
相変わらず10m近い風が吹いており、自由が利かない。
夕方には風が落ちるはずなので、日はまだ高いが一旦マリーナに戻り体勢を整える。
大物経験の無いS山君に一発大物の洗礼を浴びてもらおうと考え、夜のバラムツを試してみることにした。 風さえ落ちれば、今日は月夜なので夜の出船も安全だ。
17時、再出船。
それらしいポイントを探し、暗くなるのを待って投入。 S山君にはウェストギンバルを付けて貰い大物とのやり取りを味わってもらう予定。
ほどなく息子にヒット。 何回かのランをかわし難なくキャッチは10kgぐらいのサットウ。 彼は中学生ぐらいからバラムツの経験も有るし、カジキのスタンダップもやってるから、これぐらいは最早楽勝。
僕はまだこの釣りのポイントを模索中のため、一箇所で粘らずに次々とランガンする。
アタリは頻繁。 スミヤキ、サメと夜の怪しいゲストが次々とお出ましだ。
やがてS山君にビッグヒット!
ドラグをギュンギュン出しながらの根性ファイトが始まった。 サットウ確定!
初めてのギンバルに戸惑いながらも、のされる事無く中々いいセンスでやり取りしている。
サメと違ってランにスピードがあるから面白い。
【初めてのギンバルファイトにしてはいい感じ。 ロッドをここまで曲げると楽しいね!】
ラスト20mぐらいから走り回られ、一進一退のスリリングなファイトが続く。
やがて水面にサットウが姿を現した。 デカイ!
ファーストサットウなので、ギャフを掛けて二人掛りで船内にズリ上げる。
ドドッっと転がったのはビッグサイズのサットウ。
こりゃ手こづる訳だ。 S山君もビックリ。
【無事キャッチ! ナイスファイトでした。 腕パンパンでしょう・・・】
船内に有った25kgバネばかりで吊り下げたが、目盛りを振り切ってなお、魚体の1/3は床の上。
計測不能だが35kgぐらいだろう。 体長は136cmありました。
見た目はイソマグロそのものです。 シャープな尾鰭がランの凄さを物語る。
S山君、ナイスファイトでした。
【ナイトモンスター サットウ(アブラソコムツ) 35kg 走りは強烈!】
その後、S山君に18kgのバラムツが来ましたが、もう余裕のスタンダップファイト。
大物釣り師の一丁上がりですね。(笑)
明日は心地良い筋肉痛を存分に味わって下さいね!
【ナイトモンスター バラムツ 18kg トルクフルな引きは大物入門に最適。】
このバラムツ、サットウ釣りは、スタンダップファイトの練習には丁度いいと思います。
一年中居るし結構ヒットする。バレてもあまり悔しくない。(笑)
ただし食べ過ぎるとえらい事になるので、くれぐれもご注意を。
【そこそこデカイので持ち上げるのも大変。 船べりでリリースする方がいいですね。】
夜の航行はやはり危ないです。あまりお勧めはしません。
レーダーは必携。
経験豊富な船長なら夜間航行を経験するのも良いかも知れません。ただし慣れた海域でベタ凪が前提。月夜ならかなり安心感がありますね。
【ジグはこんな感じ。フックは7/0。簡単に釣りたければエサを付けちゃいます。】
標準的なタックルは、ロッドはPE4~6号対応でスピニングが断然面白いです。
200gのジグに7/0フック。 昔は純粋なジギングで釣ってましたが、最近はフックにサバやイカの短冊を付けてスロージャークでタナを探ります。これだと簡単に食ってきて勝負が早いですね。要するにエサ釣です。
強いタックルでハードファイトを楽しむのもよし、ライトタックルでテクニカルファイトを楽しむのもあり。 PE0.8号で挑戦なんてのもありですね。
この釣りは固いことナシで、ご自由にどうぞな感じがいいです。
マイボでの挑戦はちょっとハードルが高いけど、バラムツ乗り合いや仕立て船なら安心手軽です。
沼津や由比が盛んです。 由比では毎年11月にバラムツ、サットウ、メカジキ狙いの150人規模の大会まで開かれています。
この釣り、怪しげな雰囲気が充満していて、夜行性のオジサマ方には結構好評です。
また、大物経験の無い人のビッグファイト入門にもいいですね。
またしても風に行く手を阻まれました。
そのまま退散するのもしゃくなので、月夜だったからちょいと遊んでみました。
若者は体力が余ってますからね!
夜行性のオジサマといえば私のことじゃないかと・・・
暗闇にまぎれての怪しい釣りは楽しいデス。
またダークゾーンにつれてってください。
闇の中に煌々と光るピンクの浮きが、妙に懐かしいです。
こんばんわです。
サットウ、バラムツ1度は釣ってみたい魚です。釣った後はどうなるのでしょう、、、コレってスーパーで銀タラって売ってるヤツなのかな~、、、。
ほんとイソマグロそっくりっすねー!
しかもデッカイ!
楽しそうっす!
昨日、アイノ瀬で170kgのクロカジキが
上がったそうですが、
アイノ瀬って大島の近くっすよね?
違ったっけ?
BOL速報、キャッチの方で見ました!
食管法で、バラ、サットウは流通禁止魚なので、魚屋さんに並ぶことはありません。
噂では3切れまでは大丈夫だけど、それ以上食べると翌日はエライ事になるそうですよ。
試してみます?
ウワッ、ほんとに釣れてる!!
アイノ瀬って神津と三宅の間です。
去年も最後にアイノ瀬で爆釣有ったよ。
僕らの船じゃチョット厳しい距離だよね。
でも、黒潮が凄い事になってきたから、風が収まったらウドネ辺りも可能性はありそうだよね!
是非次回は乗っけて下さいね、夜遊びも大好き
ですから!!
太陽燦燦のマイアミ帰りの方に、いきなり夜の熱海でバラムツじゃ落差がデカ過ぎですね。
月夜の晩に、凪ぎたら出掛けましょうか。