シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

北海道釣行 ミヤベイワナ編

2015年09月29日 10時40分37秒 | 国内遠征
このところ、年に数回は北海道へ釣りに行ってます。
本州より二回りぐらいデッカイ北海道の自然がお気に入りです。
今回は、然別湖にのみ生息する湖の至宝「ミヤベイワナ」を求めての釣行です。


9月25日(金)
夕方、札幌在住の釣友Iさんと合流。
車でおよそ3時間走り、この晩は道央の温泉宿「くったり温泉レイク・イン」に宿泊。
途中、夕食に十勝清水の「鳥せい本店」で食べた唐揚げ、炭焼き鳥は最高に美味かった!


9月26日(土)
今回のターゲット「ミヤベイワナ」とは、然別湖にのみ生息するイワナの一種で、グリーンバックに代表される最高に美しい魚だ。
絶滅危惧種に指定されており、ここ然別湖は基本的に禁漁である。
春と秋の限られた期間のみ「特別解禁」が実施され、人数制限、バーブレスフック、オールキャッチ&リリースなど厳しいレギュレーションの元に釣りが許される。

僕にとって「ミヤベイワナ」はもちろん始めての魚です。
イワナ族は渓流魚の中でも最も源流域に生息する魚であり、その姿かたち、習性、釣趣どれをとっても僕の大好きな魚だ。

ここ然別湖ではボートからの釣りになります。
7時に受付を済ませ、二人乗りのローボートに乗りこむ。


空は今にも雨が降りそうな雲行きながら、風はそれ程強くない。湖岸には人工物は何も見えず、とにかく静かな佇まいの湖です。


ポイントなどまったく分からないのでボート屋さんに聞くが、一応のお勧めポイントはあるものの、あっちも良いし、こちらの方も良いですよってな感じ。
釣れる棚も5mから20mぐらいですかね、、、とかなり茫洋としたアドバイスしかない。要するに、殆ど釣られていないので情報が乏しいという事だろう。

それはそれでOK。未知の釣りを徐々に紐解いてゆくのは大好きだ。
なによりも静かで、この上なく美しい自然の中で釣りが出来る事が最高のシアワセです。

小型ミノーやスプーンで様々なレンジを探る。
やがてIさんヒット。サクラマスでした。


僕にヒット。
14gのスプーンでカウント20からのリトリーブで食って来た。
ドキドキしながらファイトし、やがて湖の中から姿を現したのは、紛れも無いミヤベイワナ。


グリーンバック。

いやいや、本当に美しい!
生き物が、こんなに美しくなる必然性はあるのかと思うほどの深く神秘的な美しさです。
ちょっと感動です。

その一匹がヒントになって、徐々にパターンが絞れて行く。
棚は言われているより浅い感じで、概ね2~3m程度でヒットしてくる。他のボートは皆さん10~20mを狙っているとのこと。
魚の寄る場所も見えてきて、やがて狙ってヒットを出せるようになってきた。


前半はグリーンバックが多く、後半はブルーバックが多かったような。






終わってみれば6匹キャッチ。バラシも同数ぐらいあったかな。
この日の平均が2~3匹と言うことだから、僕らは大健闘でしょう。
先入観や予備知識が乏しい分、こういう手探りで謎解きの釣りは本当に面白い。

魚体を傷めないため、じっくり写真を撮れないのがやや悔やまれたが、その美しさは目にしっかり焼き付けました。

15時に終了。
すべてが美しい釣りでした。

釣りの終了後、3時間弱の大移動。
この夜は十勝岳温泉凌雲閣に宿泊。
雲海と夕闇につつまれる富良野の町が見下ろせます。
露天風呂からは、紅葉のピークを迎えた富良野岳、十勝連峰が一望。


最高だ~


9月27日(日)
さて二日目ですが、この日はIさんの提案で十勝岳登山企画です!
十勝岳は日本百名山の一つであり、北海道を代表する名峰。
往復で約7時間の行程だが、今日は天候が崩れるのは必至。
僕にとって登山であれ釣りであれ異存は無いが、Iさんの登山体力がどれだけあるかは未知数。今日は雨中の修行系登山になりそうだけど大丈夫かな・・・?


5時起床で出発。
山頂部はすでに雲に隠れている。何時までもつかが問題だなぁ。。。


ここは活火山です。
山腹の荒々しい火口と紅葉が見事なコントラスト。


整備された登山道を快調に登る。
途中でナキウサギが巣穴に逃げ込むのが見えました。この辺はナキウサギのアパートの様です。


富良野岳への分岐を分け、尾根道を稜線めがけて登り詰めるが、時間と共に雲は高度を下げ、やがて雨中の歩きとなった。
稜線の非難小屋に泊まった登山者が、ほうほうの体で下山してくる。上は真っ白だそうだ。
雲の様子から雷雨、豪雨の兆候が見て取れたので、我々も稜線手前で撤退としました。


約3時間のハイクでしたが、北海道での山の雰囲気を少し感じる事ができました。


予定変更で近場の空知川へ入る。中規模の渓流だ。
適当な場所を見つけては瀬や淵にミノーを通すと、レインボーが程よい感じで食って来る。
居るべき所でちゃんと食って来るという素直さ。自然が豊かな証ですね。




今回僕はウェーダーを持ってこなかった。
Iさんが予備のウェーダーを準備してくれていたが、この日僕は、敢えてウェーダー無しで渓流釣りを敢行。
水に立ち込めないので行動が大幅に制約されるが、それもまたゲームとして面白かろうという趣向。
これが結構面白くて、アプローチを工夫したり、小場所を丹念に探ったりと、実に楽しいゲームが出来ました。


楽に入れる場所で十分に釣れるのだが、結局我々はこのような道をズンズン進み、横の藪に突入しちゃうんですよね。。。


で、その先で出会う一匹が実に嬉しい。


レインボー、サクラマス、アメマスなど、一日を通して多彩なトラウト達と戯れる事が出来ました。
登山中止の代替で、ほんの思い付きで始めた渓流釣りでもこれだけ楽しめちゃうんだから、北海道は偉大だなぁ。

千歳に向う車中、次は何を釣ろうかと早くも次回の釣行に想いを馳せる。
21時に千歳空港を飛び立ち、0時前には自宅に居るのだから不思議なものだ。
日本も、まだまだ捨てたもんじゃない。


使用タックル
 ダイワ  PURELIST 60XULSS-2 + CALDIA 2004 ナイロン6Lb
 メガバス 霧雨 F1-66ZKS + CERTATE 2510PE-H + PE1 + リーダー8Lb

良く釣れたルアー
 メガバス SHADING-X SP
 メガバス X-55 F
 岩魚 5g 黒金
 蝦夷 7g 金茶オレ
 Chnook S 10g 緑ピンク



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