頑張れIちゃん

　小竹小学校の5年生だったIちゃん。間もなく6年生という2月に突然転校してしまった。1年生のときからちょっとませていたが明るい女の子なので、スクールガード仲間にも人気があった。同級生の話では劇団に入るためおばあさんのいる福岡に行ったという。思い切ったことをするものだと私は批判的に受けとめていた。

　いつも音楽部の仲間3人組で登校していたが、歌を唄ったりダンスをしながら歩いてくる。ユーカリ祭りでソーラン節を踊ったときも動きが抜群。素晴らしい踊りだったし、学校の合唱のときも大きな声でひときわ目立っていた。

　児童の話でIちゃんは劇団四季に出演するというのでHPを調べて見た。確かに稽古中の写真にIちゃんらしき姿がある。HPによると「サウンドミュージック」で、福岡公演は6月24日から10月14日まで行われる。

　書類審査で120名を選び、予選で62名に絞られた。2月12日の本選に残ったのは24名。でもさらに厳しい選択がある。3ヶ月の稽古をして最終的に出演できるのは7名だけだという。もっともダブルキャストなら14名になるのだろうか。それにしてもここまできたのだから頑張って欲しい。

　本人が話していたのだが目標は宝塚の女優になることだという。劇団四季に出演できたら宝塚の試験でも有利になるのではないか。学校を転校してまで演劇をすることに疑問を持っていたが、劇団四季だったら私でも行かせただろう。

　出演できることを願っているが、できなかった場合でも、ユーカリが丘に戻って小竹小学校6年生に編入して欲しい。大きく成長した姿を楽しみにしている。