正式なタイトルは「RAILWAYS 49才で電車の運転手になった男の物語」。主人公は大手家電メーカーの幹部社員で役員昇格を目前にしている男。リストラを指示する会社での辛い立場、そして親友の交通事故死、親の病気などがきっかけで故郷に帰って電車の運転手になるという物語。
見終わって爽やかな気分になる。それはすでにリタイヤして自由な時間を謳歌している立場だからかも分からない。現役の人たちにとっては夢物語だろう。久しぶりにユーカリが丘のマイカルで100人以上の客さんと一緒に映画を見た。ほとんどが高齢者だが時々笑い声が出るのは、会社第一主義で過ごしてきた現役時代を思い出したほろ苦い笑いだろう。
家庭よりも会社が大事。家に帰っても仕事のことが頭から離れないということを経験した世代だ。現役時代は玄関に飾った花や、庭に咲いている花をきれいだと見る余裕がなかったし、夜中に目が覚めると仕事のことを考えて眠れない日が多かった。
49才で故郷出雲に帰り一念発起、運転手にというのは誰にでもできることではない。しかし夏でもクーラーを使わない生活、東京で一緒に住もうといわれたお母さんが「東京の空気はもっと美味しいかい?」という自然の豊かな生活、定年を迎えてからではなく働き盛りに転職したことが素晴らしいし羨ましい。
山陰地方ののどかで人間的な暮らしが良く描かれているし、幻想的な宍道湖の映像も美しく、もっと若かったらこんな生活をして見たいと思う。
**千葉県のいすみ鉄道では自費養成の運転手を募集した。費用が700万円と高いのは気動車だからか。いすみ鉄道は赤字路線で、収支状況が改善されなければ2年後に廃線になる。夢の実現にしても高すぎると思うが希望者は数名いて、すでに教育が始まっているという。
見終わって爽やかな気分になる。それはすでにリタイヤして自由な時間を謳歌している立場だからかも分からない。現役の人たちにとっては夢物語だろう。久しぶりにユーカリが丘のマイカルで100人以上の客さんと一緒に映画を見た。ほとんどが高齢者だが時々笑い声が出るのは、会社第一主義で過ごしてきた現役時代を思い出したほろ苦い笑いだろう。
家庭よりも会社が大事。家に帰っても仕事のことが頭から離れないということを経験した世代だ。現役時代は玄関に飾った花や、庭に咲いている花をきれいだと見る余裕がなかったし、夜中に目が覚めると仕事のことを考えて眠れない日が多かった。
49才で故郷出雲に帰り一念発起、運転手にというのは誰にでもできることではない。しかし夏でもクーラーを使わない生活、東京で一緒に住もうといわれたお母さんが「東京の空気はもっと美味しいかい?」という自然の豊かな生活、定年を迎えてからではなく働き盛りに転職したことが素晴らしいし羨ましい。
山陰地方ののどかで人間的な暮らしが良く描かれているし、幻想的な宍道湖の映像も美しく、もっと若かったらこんな生活をして見たいと思う。
**千葉県のいすみ鉄道では自費養成の運転手を募集した。費用が700万円と高いのは気動車だからか。いすみ鉄道は赤字路線で、収支状況が改善されなければ2年後に廃線になる。夢の実現にしても高すぎると思うが希望者は数名いて、すでに教育が始まっているという。