悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

おのぼりさん

2007-03-31 23:02:23 | Weblog
 築地のホテルから東京ビッグサイトに新しいルートで行ってみた。地下鉄有楽町線で新富町から豊洲へ、有明から延長してきた「ゆりかもめ」に乗り換え。新橋を回っていくよりも、所用時間は短くなり料金も安い。しかも空いている。

 豊洲からの「ゆりかもめ」には始めて乗ったが、沿線にはまだ広い空き地があり、「2016年オリンピック選手村予定地」の看板も立っている。「オリンピックも都知事選次第では、どうなるか分からないよ」と補足。

 韓国からの友人についていった『健康博覧会2007』『シニアエキスポ2007』は、食品や飲料、健康器具などの展示会で業界関係者だけではなく、一般の人も見かけた。

 あちこちのコーナーで健康飲料の試飲を進められるのには参ったが、鹿児島の芋焼酎の飲み比べだけは「お代わり」と言いたいくらいだった。

 黒麹と白麹の2種類を生で飲み分ける。といってもお猪口に半分ぐらいの量しかない。「こっちの方がまろやかかな―」「それが白麹です」いやあ、美味しい。

 帰りは新橋に出て銀座を歩いた。銀座通りの7丁目付近は観光バスが十台近く止まっている。中国人や韓国人の観光客だ。銀座で数時間のショッピングを楽しんだお客さんを迎えに来ているのだろう。

 足は疲れているのだが時間を最大限有効に使ってあげたい。夜は上野の山へ夜桜見物と洒落る。テレビや新聞で見る光景だ。宴会のできるところは限られているが、とにかくシートには隙間がないくらい座っている。
 
 背広姿のままの中年グループ、音楽をかけた若者たちと様々だが、一人で花壇の端に座ってビールを飲んでいる男性もいる。ライトアップしていないので花は良く見えないが、ほぼ満開だろう。宴会グループはまさに花より団子だ。

 外国人を案内しながら、自分自身も始めてみる風景を楽しんだ、「おのぼりさん」の1日だった。
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成田での出迎え

2007-03-30 21:26:49 | Weblog
 改装なった成田空港の北ウイングに出迎えに出かけた。韓国からの友人はメールで羽田と言ってきたが、満席で搭乗券が取れず成田に替わった。韓国線は条件付のようだが羽田発着便と定期便の成田があり、東京着何時だけではどちらなのかが分からない。

 しかも、到着予定を知らせる電光掲示板を見ていると、北ウイング利用のノースウエストウエスト、大韓航空でも第二ビルに替わる便がある。航空会社名を聞いただけで、到着口を決めて掛かってはいけないのだ。ネットで必ず確認しなければ―。

 ボーディングブリッジが増え、飛行機に直接乗り降りできるなど便利になった改装だと聞くが、到着口は広さも替わらないし椅子も少ないので、飛行機が着陸してから60分以上掛かる外国人の入国を待つのは辛い。

 韓国から来日するスターを、千人を超える人々が出迎える時の混雑振りが目に浮かぶ。

 この日は風速20メートル近い風だった。1万メートル上空では黄砂を持った偏西風が、100メートルを超える強さで吹いていたのではないだろうか。

 アジアから到着する便はいぜれもスケジュールよりも30分以上早く到着している。所要時間が2時間半と短い釜山線でも同じように早着だった。一方、偏西風に向かって飛んでくるアメリカ、カナダ線は全便30分~1時間遅れだ。

 午後3時頃の到着便は韓国、中国からの個人客が圧倒的に多い。難しい関係の両国だが、人の行き来は着実に増えているようだ。
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爺バカ

2007-03-29 11:25:06 | Weblog
 終業式の下校時に1年生が「Aくん、Bくん達数人で映画を見に行くんだ」という。話を聞いていると子どもだけでいくらしい。駅前のシネコンだから交通の心配はない。とくに高層マンションの子供達には隣の家に行くようなものなのだろう。

 それでも1年生が、入場券売り場で題名と希望時間をはっきりと言えるのだろうか。窓口では親切に聞いてくれるだろうが、当日分はもちろん、前売りもしているのだから間違えたら大変だ。

 入場券を切って入場しても第1ステージから第8ステージまで8箇所もある上映場所が分かるのだろうか、しかも指定席だ。大人でもまごつくときがある。静かに見るのだろうか。周りの人に迷惑をかけないだろうか、など心配は広がっていく。

 こんな爺バカの心配は杞憂に終わる。入場券を買い、着席するまで親が付いていく。椅子を蹴ったり、騒いだりしてはいけないことも注意して、後は子ども達を信頼し、映画を楽しませるのだと言う。

 帰りも迎えに行くようだ。児童を孫のように思っている爺の心配性で、余計なことを考えてしまった。映画は『ドラえもんのび太の新魔界大冒険』。観客のほとんどは子どもだろうから、ポップコーンを食べながら賑やかなことだろう。

 若い親子をもっと信頼しなくては―。
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野菜に、ごめんなさい!

2007-03-28 21:31:47 | Weblog

 庭にムスカリー、サクラソウ、スノーボールが咲き揃う頃には、小松菜、ブロッコリー、ミズナなど、冬を乗り切った畑の野菜類も花を咲かす。茎が太くなって食用には適さなくなってしまったし、花の観賞用でもない。土地の有効利用のためには、残念ながら抜き取ることにした。

 食べずに捨ててしまうのでは、野菜にも申し訳ないし、もったいない。抜き取ったものを埋める穴を掘っていると、9時を過ぎたばかりなのに汗が帽子を濡らす。
後ろ向きの作業が悲しい。

 野菜は気候によって需給バランスが大きく狂う。私のような素人が満足できる収穫の時は、プロの農家は出来過ぎである。当然のことながら市場価格が下がってしまい、価値が落ちる。友人にあげても喜ばれない。

 新鮮さと無農薬の魅力はあるものの、大きさは不揃いだし虫食いはあるしで、スーパーで買うよりも調理にも手間が掛かる。

 消費の量を考え、時間差をつけて植え付けをすること、市場価格の高価なものを作って、贈ったら喜ばれる野菜つくりを考えたい。
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都営バスの旅

2007-03-27 23:04:52 | Weblog
 東京ビックサイトには門前仲町から都営バスで行く。道中の変わり様が楽しいし、商船大学が海洋大学と校名を変えたことや、IHIなど大きな工場が移転し、その跡地に、いくつもの高層マンションが立ち並ぶ姿に、目を見張る。

 大雨が降ると排水が悪く、すぐに水浸しになっていた地域とは、とても思えない。しかもまだ工事中だが、若い人に人気のあるマンションが多いので、若年層の回帰は進むのだろう。

 東京ビックサイトまで行く客は数少なく、バスの乗客は途中で乗降するお年寄りと、小さな子供連れのお母さんが半々くらいだ。老若男女の人口バランスがどのくらいのかは分からないが、子ども達が増えると町が活性化する利点がある一方、学校など公的機関の整備が、追いつくのだろうかと心配になる。

 停留所の間隔が短いので、町の足になっているようだ。景色を眺め、乗客の乗り降りを見ていると、様々な人生のドラマを感じる。

 新旧混在の東京に触れる、30分の楽しい旅だ。
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官僚的な体質

2007-03-26 19:57:41 | Weblog
 数日前の讀賣新聞「編集手帳」に、新聞に連載された立原正秋の長編小説『冬の旅』に、駅の改札を通る少年が駅員から乱暴な物言いで身元を調べられる場面があった。少年はあとで憤慨する。「国鉄職員と電力会社の職員ほど横柄な奴等はほかにないだろうな」。読んだとき、首をかしげた。筋の流れで国鉄のほうは仕方ないとしても、電力会社は横柄かしら? とある。

 今、電力会社の事故隠しやデータの改竄が問題になっているが、これを言うんだと納得したことがある。友人から「電力会社は公務員以上に官僚的だよ」と聞いていた。エンジニアがトラブルを自己申告しにくい環境がある。公表しにくい体質―、これも官僚的体質そのものだろう。

 絶対に停電させない、そのためには少々のトラブルには目をつぶる、そんな体質があるのではないだろうか。

 もっと問題を顕在化させ、場合によっては原子力発電を全部止める。それで停電が起きても社会はそれを認める。そうなったら少しは替わってくるかもね―。

 国鉄、今はJRだが、私鉄に勤めていた友人から同じような話を聞く。確かにお客さんに接する部門は丁寧になったし、親切にもなった。でも、本社は私鉄を見下げた態度など、基本的な体質は変わらず、国鉄時代と同じだよ、という。

 企業の体質、特に大手企業では簡単に変わるものではないのだろう。JRには表面的なもので騙されているのかな。 

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佐倉朝日国際マラソン

2007-03-25 17:35:21 | Weblog
 ラジオでは静岡県地方に風雨注意報が出たことを告げていた。新聞を取りに外に出ると、不気味な雲が覆っているのだが雨は降っていない。ひょっとしたら千葉は避けてくれるのだろうか、と勝手なことを考えて5人のメンバーで出発。

 市役所に着き、帽子やジャンバー、そして旗などの小道具を受け取るころに雨が降り出す。フルマラソンと10キロマラソンの11キロ、フルマラソンの復路で36キロになる地点で場外観察係の任務に就いた。

 雨はやんだり、強く降ったりを繰り返す。風も強くなる。ただ気温は予報の18度までは上がっていないと思うが、寒さを感じないのが救いだった。

 9時半に競技場をスタートしたフルマラソンのトップランナーは、赤色灯を点けたパトロールカーに先導されて、10時8分に通過していった。しばらく間隔が空いてランナーが続く。その後は列を作って団子状態で走ってくる。

 割り当てられた地点は農道の交差点で、交通量はあまり多くないが交通規制はしていないので、車が入ってくる。団子状態で走っている時は危険なので、お願いして迂回してもらうのだが、協力的な人だけではなく、お前らにどんな権限があるのだと絡んでくる人もいる。

 ひたすらお願いするだけ。逆の立場になれば分からないことはないのだが、ちょっとした迂回、時間の協力ができない人を寂しく思う。

 それでも、そんなことを考えている余裕が無いほど忙しく、フルの往路が一段楽する間もなく、ショートカットしてある10キロのコースをランナーが走ってくる。今度はパトーカーの先導はない。この10キロのコースとフルマラソンの復路が交差するのだが、10キロが終わらないうちにフルのトップランナーが戻ってくるので、整理に追われる。

 ドラマを感じるのはフルマラソンの復路だ。それも4時間までで回るランナーではなく制限時間の5時間以内でゴールの到達できるかと心配するランナー達だ。

 荒い息ずかいが聞こえてるし、足もほとんど上がらない、ふらついて車と接触しないかと心配してしまうランナー、それでもゴールを目指す姿に感動をおぼえる。「頑張ってください。もう少しですよ」と声を掛けてします。場外観察係として、許される行為かどうかは分からないのだが―。

 35キロ地点で4時間半を過ぎたランナーは、タイムアウトでストップをかけられ、コースをはずれて最短距離で競技場に戻ることになるのだが、諦められない十数名がポツリポツリと走ってくる。

 「最終ランナー」と表示した車と「収容車」も走り去っている。すでに失格だが、自身の記録として時間には関係なく完走を目指すランナーに「頑張って!」と声を掛けて見送る。

 強風の為ゼッケンが飛ばされなくなってしまうランナーが出るなどのトラブルはあったが、ランナーの事故がなく、また車との大きなトラブルも起きず、そして悪天候にも拘らずほとんど欠場者の出なかったマラソン大会に、ボランテイア参加できて幸せだ。
 
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花見会

2007-03-24 19:49:37 | Weblog

 おやじの食事学同好会の花見会をコミュニティセンターで行った。昨年はほぼ満開だった桜も、今年はまだ蕾が固い。幸い曇り空ながら暖かいのが救いだった。

 地域のお年寄りや養護施設の方を招待したが、残念ながら養護施設ではインフルエンザが流行中ということで欠席だった。結局お客様は、独居老人と社会協議会の方々だけになってしまった。それでも我々メンバーを含めて参加者は120名を超えた。

 今年はラジオ日本の公開録音を兼ねた「嶋ひさしの応援歌」ショーが花を添えた。さすがにプロ、素人のカラオケ自慢とは大きな違いだ。

 また我々同好会のメンバーが演じる「ばか面おどり」も披露した。お面に加え衣装も揃い、お客さんに喜んでもらう。

 料理は、鳥手羽先のピリ辛煮、ジャガイモのお焼き、いなり寿司、みそ田楽、豚汁、それに我々の会では絶対に欠かすことのできない、「手打ちうどん」と、品種も量も豊富だった。私はジャガイモのお焼きを担当、大きな鉄板でのお焼きは新メニューで、これも大好評。

 お客様と同会メンバーとの懇親は、桜はなくても明るく楽しく弾んでいた。
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転校生

2007-03-23 20:17:42 | Weblog
 3学期の終業式。登校する3年生の男児から「横浜に引越しします。ありがとうございました」と挨拶をされる。しっかりとした挨拶に感心して「転校? 4年生になるんだね。新しい学校でも早く友だちを作って、元気に頑張って!」とエールを送る。

 春は転勤の季節、とは言え社員の転勤に数多くたずさわってきた身には、ちょっと辛い話だ。

 分譲マンションなのに転出、転入は思っているよりも多い。児童から転校する話を聞いたのもこれで3人目。我々の知らないまま転校する児童もいるから、全児童のの2~3%が入れ替わるようだ。でも新学期に転校する児童はまだ恵まれている。

 編入してくる児童には通学路の指導が行き届かないのか、年末に通学路を離れて寂しく歩いている1年生がいた。一緒に歩きながら、危ないから決められたコースを通るようにと教えたのだが、11月に転校してきたばかりの児童だった。

 転校の理由はいろいろとあるのだろうが、転校を上手に生かして、逞しく成長するようにご両親は見守って欲しいと願う。

 今度の1年生は49名。昨年よりも7名の減。しかも男女数の差が大きく、女子が多いという。年度によってこの差はいろいろで、今年の卒業生は48名で男子の方が多かった。

 卒業式に続き、また入学式の招待も受けた。ともあれ、新しい年度を迎える。
 

 
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花まつり落語会

2007-03-22 11:19:48 | Weblog
 4月8日はお釈迦様のお誕生日ですが、宝樹院では先行して第1日曜日の1日に坐禅会、花まつり、そして恒例の落語会が行われます。

 毎年この花まつり会には、本堂に仮設舞台(と言ってもテーブルを重ねたものに毛氈を掛る)を作り、三遊亭円橘師匠とそのお弟子さんの出演で、楽しい落語を聞かせてくれます。

 1年のご無沙汰とばかり、坐禅会には出なくてもこの落語会には参加、という人もいて、いつも本堂は満席となります。

 今年はその案内のハガキに、次のように書かれています。

 「無財の七施」 思いやりとやさしさで、誰にでもできる仏教の実践行です。
  ○眼 施(がんせ)  :やさしいまなざしです。
  ○和眼施(わがんせ) :和やかな顔つきです。
  ○愛語施(あいごせ) :やさしい言葉遣いです。
  ○身 施(しんせ)  :自分の身体で奉仕することです。
  ○心 施(しんせ)  :共に喜び共に悲しむことです。
  ○牀座施(しょうざせ):席を譲ることです。
  ○房舎施(ぼうしゃせ):傘を差し掛けるなどの心遣いです。

  やらなければならないと思っていても、実践になるとついつい……です。

 花まつりを機会に気持を新たにする、1日の坐禅はそんな気持で座ります。
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