悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

志津市民大学修了式パーティ

2009-02-28 19:26:32 | Weblog
 市民大学の先輩である「おやじの食事学同好会」が料理を用意する修了式パーティは、12時半から例年通りコミュニティセンターのホールで行われた。その準備は一部を昨日から公民館で始めているが、私たちが担当したカナッペは9時から作業を開始した。

 昨年も同じカナッペの担当だったので要領は分かっている。あまり早くから準備をするとチーズのように硬くなってしまうものがあるので、会場へ運ぶ時間から逆算して作っていった。

 それでも薄切りのチーズは周囲が硬くなり始めている。修了式参加の受講生が140名、市役所関係者が市長を初めとして15名ほど、それにおやじの食事学同好会のメンバーが約80名と大人数だった。カナッペは8種類の材料を使って450枚作った。

 材料はミニトマト、アボガド、チーズなどにジャムやマスタード、ピザソースなどを使うので赤、緑、黄と鮮やかな色が並ぶ。一つのトレーにそれぞれ3つずつ並べたのが良かった。

 他の料理も圧力釜を使った鰯煮、芋煮、筑前煮、コロッケ、鳥のから揚げなども上手に出来ており、お稲荷さん、恒例の手打ちうどんなどと共に好評だった。会場で話を聞くと「店で食べるよりも美味しいよ」と言う女性もいた。

 私たちも会場の接待係を交代しながら調理室で食事をしたが、鰯、芋煮が美味しいと思った。ただ腹にたまるものが多いので、量は食べられなかったのではないだろうか。幸いパーテイの終了前にカナッペも完売していた。

 会場でおやじの食事学の講座を修了した顔見知りのSさん、Iさんと会う。二人とも同好会に参加する方向で検討中だという。また仲間が増えそうだ。
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授業参観

2009-02-27 12:26:02 | Weblog
 午前中の米作り体験学習を終え、午後は気分を一新し評議員会議に参加した。といっても校長も教頭先生も朝から一緒なので気分一新は? 馴れ合いの雰囲気が強い。ともあれ会議の前に行う授業参観が楽しみだ。

 今回は父兄の授業参観と一緒だった。私たちは1年1組から順番に全学年の12クラスを回るので、一つひとつのクラスを見る時間は限られている。評議委員だけの参観は教室内に入って見学できるのだが、父兄が教室の後ろに並んで熱心に我が息子、娘の学習を見ていると邪魔をすることはできない。

 教室の外から眺めて終わりというクラスが多かったが、1年2組が広いパソコン教室で実習中、4年生は地域学習室で2クラス合同の性教育授業、6年生も合同で体育館を使って県警の担当者が教師になって薬物乱用についての学習をしていたのでゆっくりと参観した。

 パソコン教室には初めて入ったがデスクトップ型が20台、同じ機種で揃えてあるのに驚いた。一人1台には少し足りないので1台に2人ずつ取り組んでいる児童もいるが、それぞれ算数のソフトを開き自由にマウスを使って勉強をしている。我が家に来た幼稚園の孫が、見よう見まねでいつの間にか小学生用のソフトを使いこなすようになった。学校でも2人の先生が付いているだけなので、パソコンの使い方よりも進んで、ソフトの使い方を教えているのだろう。

 性教育は男女の身体の特徴から精子、卵子の話まで聞いたところで中座、最後まで聞くことは出来なかったが、小学生も4年生になると急に大人っぽくなる児童がいるので、性教育をするのにちょうど良い学年だと思う。ただあの後どこまで話をするのか興味がある。

 6年生は麻薬、大麻などの話、誘われても誘惑に乗らないようにとの話だが、タバコの害の話は参考になった。参観していた父兄は母親だけだったが、教師に「お父さんかお母さんがタバコを吸う人?」と聞かれると半分くらいの児童が手を上げていた。

 タバコの三悪、タール、ニコチン、一酸化炭素についての怖さを詳しく話していたので、喫煙をするお父さん達が聞いたら良いのに―と思った。孫に言われて禁煙した話は聞いたことがあるが、子どもに言われて禁煙できる親がどのくらいいるだろう。

 会議では、市内の学校でも2期制に移行したところが増えた、との報告があった。土日が休みという条件下で授業数が増えると、始業式、終業式をなくし、成績表の記入回数も減らさざるをえないなどの対策が必要だという。小竹小学校はまだ3学期制だがいずれ9月までの1期、3月までの2期に変えることになりそうだ。

 
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米作り体験学習の2回目

2009-02-26 19:50:46 | Weblog
           90名が参加した田んぼの草取り作業

 天気予報では午前中は曇り、夕方から雨。立っていると多少寒さも感じるが農作業をするにはちょうど良い日和だった。今回は授業の一環として4年生全員の66名が参加。PTAの役員と教師で12名、それに社協の12名が加わった。

 草取り作業は人海戦術が一番効果的で、大きな草の根はほとんど取りきった。作業で踏み固めてしまったのでもう一度耕運機をかけなければならないが、3月にも作業日を設定しているので田植え前の準備は十分間に合うだろう。

 雨が続いたので土の状態を心配したが意外に水はけがよく、草を抜くのにはちょうど良い柔らかさだった。草の根があるので長靴を履き、手には軍手をはめての作業。

 指導者のYさんが、前もって耕運機で掘ってくれているが草の根は取りきれない。それを潮干狩り用の熊手や小さなスコップで掘り上げる。2メートルもある竹の根を掘り出して歓声を上げているグループもあった。

 前回は日曜日の作業で希望者を募ったため1年生もいたのでミミズが出ても大騒ぎしていたが、さすがに4年生になると騒ぐこともない。今日は午後から父兄参観日、4年生は午前中に繰り上げて、この作業風景を見てもらえば良いのにと思う。

 私は竹林前に伸びている竹の根を掘ったので鍬を使った。地中に張った竹の根は強いので、鍬で切っていかないと抜くことが出来ない。それでも腰を入れ、両手で引き抜かなければならない場面がある。

 作業時間は9時から11時までの2時間、その合い間に社協広報誌の取材をしたので実質働いたのは1時間半ぐらいだが、前回よりもきつかった。竹の強さに「参った!」
 
 
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河津さくら

2009-02-25 19:31:38 | Weblog


 河津さくらが7分咲きです。伊豆の河津ではありません。我が佐倉市内の写真です。佐倉市と八千代市のの境にある西志津地区に、ウオーキングや各種の競技ができる多目的グランドがあります。写真はその周囲に咲いている約50本の桜です。3月8日に西志津さくら祭りを行うとの掲示がありました。

 この多目的グランドは23千平米(約7千坪)の広さがあり、桜の木の内側にチップを敷いた500メートルのウオーキング路があります。数年前にNHKの夏季巡回ラジオ体操の中継が行われたところです。その後有志が毎朝ラジオ体操を行っていて数十人の参加者があるようです。

 西志津はマンションが多いこともあり住民の平均年齢が若いのが特徴です。そのため西志津小学校は市内で一番多い児童数で1100名を超えています。小竹小学校のほぼ3倍になります。この地域の素晴らしところは図書館やスーパーのある中心部が電柱なしの地下抗になっていることです。すっきりとしたきれいな町並みは私の好きなところです。
 
 雨の日が続いたこともあるのでしょうがここ数日は朝も大分暖かくなりました。例年に比べると早い気もしますがあと5日で3月、沖縄や鹿児島では夏日を記録しています。佐倉でも春らしい日和が多くなってくるでしょう。



 写真のシンビジュームは一鉢を6個の鉢に分けた内の4個です。シンビジュームの株分けは難しいそうですが見事に咲かせました。もちろん私ではなく家内の作品です。
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自然薯でそばを食べる会

2009-02-24 19:29:06 | Weblog
 正式な名称であるかどうは分からないが、最後の仕上げに自然薯でそばを食べるのでこの名前を付けてみた。20名を超えるテニス仲間の集まりで、今回はUさん宅が会場。私はテニスをやめて10年になるがこの飲み会にはお誘いを受ける。

 南柏のそば打ちから帰り着替えをしてすぐに出かけたが、それでも30分ほど遅れての参加。すでに宴たけなわといった雰囲気だった。日本酒にはこだわる人が多く、この日も厳選した銘柄酒が一升瓶で2本、720ミリリットル瓶がやはり2本並んでいた。いつもはビールで乾杯して芋焼酎にするのだが、美味しそうな日本酒の誘惑には弱い。

 料理はUさんが庭で作るソーセージ、チーズ、たまごなどの燻製、それに参加者が持ち寄る様々な料理が並んでいる。料理も酒も美味。ついつい飲みすぎるのが日本酒の怖いところ。ほとんどが60歳を超えたメンバーだが毎週末はテニスをしているだけに元気で、酒を少々飲んでも酔う人はほとんどいない。

 久しぶりの会う人たちとの会話も楽しい。リタイヤ後の生活で自由な時間を趣味に使うのは良いが、現役時代に培った知識を生涯教育や大学で教えないともったいないのではないかと、銀行諸出身のNさん、橋を作る技術者のOさんが議論していた。

 もっともだと思う。技術を持った人が定年退職後、韓国や中国の企業に入り、技術移転のような活動をしている人が多い。生活のための収入が目的の人もいるのだろうが、その技術は国内で継承しなければならないのではないか。

 もう一つ新語で面白い話を聞いた。自治会の役員会で女性のMさんが若い男性の役員から「プレビューしておいてください」と書類を渡されたが、一瞬戸惑ってしまった。その様子を見て改めて「見直しておいてください」と言い直したそうだ。Nさん曰く「英語を喋れないやつがカタカナ英語を使うんだよ」。パソコンに通じている人は別にして、地域社会で通用する言葉だとは思えない。

 高貴高齢者になってもみんなと一緒にテニスをしているSさんは82歳。当日も10数キロの距離を自転車で参加していたし、3年位前までは佐倉朝日国際マラソンのフルコースに出場していた。皆から「鉄人」と呼ばれている大先輩で元気を貰える。

 今回は午前中の予定が入っていたことと、人数が多いため私のそばは食べてもらえなかった。機会があれば少量でも手打ちそばを賞味してほしい。
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ケアハウスの体験

2009-02-23 18:50:08 | Weblog
 お年寄りが一日を過ごすデイサービス。私達のそば道場が「デイパートナー南柏」の開場2周年記念の行事にそば打ちで参加することになった。出席している要介護者は39名。男女比はほとんど同じ。男性のグループと女性のグループで1グループが10名なのでそれぞれ2つずつできる。私の担当したのは女性のグループだった。

 そば道場からは先生を含めて11名が参加、2人が組になって実演をした。人数と時間の関係で、いつもより量の多い800グラムのそばを打つ。そば打ち経験約5年。コミュニティセンターの調理室で作り慣れているとはいえ、作業台のすぐ前に座った人生の先輩方に見られていると緊張する。


通所者に見守られながらのそば打ち

 要介護者で80歳を超えているそうだが、どこが「要介護」なのだろと思うくらい元気な方ばかり。そこで「そば打ち体験に挑戦したい方?」と希望者を募るとおばあさんが手を上げてくれた。そば粉と水を混ぜる水回しを手伝ってもらったが、さすがに長年の主婦経験者、初めての体験だというが上手だった。

 出来上がったそばは昼食に盛られた。私達もご相伴に預かり一緒に食事をしたが、メニューはもりそばに竹の子ご飯がつき、惣菜も少しずつ2皿、そしてフルーツがついている。昼の食事としては私にも十分な量だが、ほとんどの人がきれいに平らげていた。

 やはり食べる人は元気だ。「打ち立てのそばは美味しい」と言ってくれるが、半分はおせいじだろう。職員、我々の分も含めて60人分近くを茹でたので食べるまでの時間が掛かる。そのためにそばが延びていた。本当の茹で立てを食べてほしかった。


一緒に昼食。茹で立てで食べてほしかった

 期せずしてデイサービスの見学をすることになり、その施設の素晴らしさ、介護職員の優しさ、気配りのきいた接待に接することが出来た。数年後にはお世話になる年代のものばかりの道場メンバー、異口同音で「勉強になった」。

 この施設を経営している企業が意外なところだった。アパート、マンション賃貸で大手の大東建託。もちろん別組織の子会社だが全国58ヶ所に施設を持ち、いずれもデイサービスだけ、と言うのが特徴。比較的健康な人だけを対象とし、しかも夜間のサービスはない。介護者も集めやすいだろう。しかも、建物の2階以上は一般の単身者用賃貸マンションにしているのだから上手いことを考えたものだと思う。 
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「食材の目安量」の変更

2009-02-22 21:02:54 | Weblog
 新聞によると、NHK教育テレビの長寿番組「きょうの料理」で紹介している食材の目安を、今までの4人分から2人分に変更するそうです。時代に合った改正だと思います。

 私たちが料理のサークルで使うレシピもほとんどが4人分で書かれています。サークルは人数も多いのでこの倍数で量を計算すれば良いのですが、家で作る時には2人分ですので半分にしなければなりません。これが結構厄介なのです。例えば塩を小さじ1/4ということがあります。半分にするのですから1/8にすれば良いのですが初心者には目分量に自信がありません(「適宜」は困るのです)。笑われるでしょうが目分量で調理をする女性と違うところです。

 料理によっては4人分を作って2人で食べてしまうこともありますが、やはり分量の量り方もプラスに計算するほうが楽です。今回に記事で知ったことですが、この番組は昭和32年から放送されているのです。当時のテレビの普及率はどの程度だったのでしょう。「夕陽丘三丁目」の時代で、我々は街頭テレビを見ているときです。当初は5人分が標準だったそうです。まだ大家族が中心の時代でした。

 昭和40年にレシピの目安を4人分に減らしました。核家族が始まった頃でしょうか。私が結婚したのもこの年で親とは別居でした。もっともこの時代に放送されるレシピを我が家で使っていたかどうかは分かりません。

 今はこの番組のレシピにお世話になっています。来月は西志津おやじに会の当番幹事です。メニューを決めなければならないのですがその時にNHKのホームページを利用しています。いつまで経っても目分量ではなく、計量カップ、毛量スプーンを使ってしっかりと量り料理をします。余裕がないのですね―。
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厄日です

2009-02-21 21:48:13 | Weblog
 選出委員の委員長役を担ってくれていたSさんから召集がかかり、自治会会長選出のための会議が集会所で行われました。選出委員会で何人かの候補者を抽選で選びお願いしていたのですが、それぞれ理由を付けて断られてしまいました。

 事務の引継ぎや役所への登録があるようなのでいつまでも引き延ばすことはできません。結局4人の選出委員から抽選で選ぶことになりました。そして抽選。見事に当選です。抽選の順番もくじで決めて決めたことですから、もう逃げることは出来ません。

 引き受けるについて条件をつけました。副会長の2名は会長が指名すること。副会長には今まで以上に会長職を分担してもらうことです。社会福祉協議会は福祉委員として参加しているので自治会長とし任命される福祉委員役も兼務できますが、自治会協議会、防犯、防災関係も民主的な運営は良いのですが会議が多すぎます。さらに役所へ出向かなければならないことも多いようです。

 幸い、お願いして副会長を引き受けてくれたSさんが気持ちよく協力を約束してくれました。パソコンも使いこなせる力強い味方です。もう一人の副会長Oさんも防犯パトロールで一緒に活動している仲間です。3人によるトロイカ方式で1年間の職務をこなしていくことにします。

 会長としての責任は持ちますがスケジュールが重なった時は副会長に代役をお願いしていきます。450所帯をホローするのは大変だと思いますが、何とかなるさ―、開き直って活動するつもりです。
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花粉症

2009-02-20 19:54:49 | Weblog
 緑の多い多い佐倉ですが、杉の木の多いのが悩みです。今がピークで赤といっても良いような濃い茶色の花をつけています。強風の時は恐ろしいほどです。 

 私の花粉症は、きつい症状ではなかったのですが鼻水が流れ、目が痒くなり、顔の痒いとこもありましたが、昨年は注射で症状を抑えることができました。今年も花粉のシーズンになると鼻水が出ます。といっても朝だけでそれもテイッシュで拭き取るほどではありません。

 医師に相談すると「大丈夫だと思うけどもう1クール注射した方が良いかも」―との話なので注射してもらうことにしました。5日ごとに5回です。その間、軽いアレルギーの薬も飲みます。お陰で症状はほとんど出ません。多分来年は注射をしなくても大丈夫だろう、との話です。

 太極拳で一緒のTさんは1年間でマスクを外す時が少ないくらいきつい症状が出ています。相談を受けたので医院を紹介しました。すでに4回注射を受けていますが調子が良いようです。症状から見てもう1クールは受けなければならないと思うのですが、今はマスクもせずに太極拳の例会に出てきます。

 最近、マスクを掛け、カバー付きのめがねをした人をよく見ます。花粉症で辛い思いをしているのでしょう。でも治療方法としては私の受けている注射は一般的ではないようです。なぜなのか? 効果は実証済みです。副作用が心配なのでしょうか。不思議です。

 健康保険も利きます。医薬分業ではないこの医院は薬も貰って1回860円です。もっと普及してよいように思います。

 
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映画「禅」

2009-02-19 19:07:40 | Weblog
 21世紀は「心の時代」といわれますが、毎日テレビや新聞を賑わしているのは心の荒みや心の崩壊を表すような事件です。そのような心の荒廃、社会の荒廃は、日本人が長い歴史の中で築いてきた土着化した仏教や神道、儒教に基づく日本人が日本人として矜持すべき倫理観が崩れたことによってもたらされています。(劇場用プログラムから)

 このような時代だからこそ仏教に関心が高まっているのでしょう。「禅」は曹洞宗の開祖道元禅師の生涯を描いたものですが、3月号の文藝春秋でも五木寛之氏と山折哲雄しが「不況と親鸞」のタイトルで浄土真宗の親鸞を取り上げています。

 私は臨済宗のお寺で坐禅をしていますが只管打坐(しかんたざ)、坐禅に何ものも求めずただひたすら坐るだけなのは、宗派が違っても本質は同じです。違うところといえば坐り方です。曹洞宗は壁に向って坐りますが、臨済宗は壁を背にします。

 セリフに難しい禅語も出てきますが、道元役の中村勘太郎の演技力、そして聞きやすい言葉使いで意味は理解できるます。もっともさらに詳しい意味を知りたいときにはプログラムに詳しい解説が載っています。

 初めての参加者は集中力を高めるためとか、悟りを開きたいなどと坐禅の目的を求めているようですが、経験から言え集中力など高まりませんし、大体悟りとはどういうことをいうのかさえ分かりません。集中力では、第一日曜日は坐禅を終えてからダーツの会に参加するのですが、坐禅の後だからといってよい成績が出るわけではありません。

 なぜ月に一度お寺に行き、また毎朝家で坐禅をするのか、それは坐った後の気持ちが清清しいからです。いつも書きますが火の気のない畳の部屋で、しかも素足で坐っても寒さ、冷たさを感じないのです。

 坐禅をしたことのない人に只管打坐の意味が分かるのだろうかと心配します。でも銀座4丁目交差点のすぐ近く、服部時計店の裏にある映画館は平日にもかかわらず200人以上(客席の約50%)の入りでした。

 映画を見て坐禅に、あるいは仏教に関心を持つ人が増えてくれると良いと思っています。坐禅で深い呼吸を続ける、腸に刺激を与えるので副交感神経が活発に活動するため、他人の気持ちを考える人、気持ちの余裕を持てる人が増えるでしょうから―。

 



 
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