悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

指定避難所

2012-04-19 19:33:13 | Weblog
 防災の活動に関わりながら最近まで指定避難所の指定とは、避難する町名、あるいは自治会名を決めているものだと思っていました。例えばユーカリが丘2丁目の住民が避難する場合は小竹小学校に行く、というように―。

 ところが避難場所や要援護者について市役所の資料を集めて学習すると、まるきり違っていたのです。この指定の意味は市が決めた(管理する)避難所ということです。では2丁目の人たちが避難をしたいときにはどこへいけばよいのか?

 原則的には市内39箇所のどこの避難所でも良いのです。逆に言うとこの避難所はその地域の住民優先ということではありません。考えて見れば、確かに仕事や買い物で避難所近くに来ている他市町の人たちの避難所でもあるのです。

 それにしても絶対数が足りません。市の計画では市民の避難者数は住民の20%、35,000人としていますが、全避難所の収容可能人数は14.2%の25,000人分しかありません。一人当たりのスペースを4㎡としていますが、学校の教室にはいろいろな教材もありますので、その広さは確保できないでしょう。

 もっとも市民全員が避難するような事態は考えないでよいのかも分かりません。阪神・淡路大震災のとき神戸市民で非難した人は12.5%だったといわれています。具体的に考えると小竹小学校区の住民は7000人います。それに対して学校の収容人員は多く見ても650人弱なので9.3%しかありません。

 市はその点先刻承知です。自主防災組織に第2、第3の避難場所を考えて欲しいと要請しています。宮ノ台地区は人口が4,800人ですが避難所は小中学校各1の2校あります。小竹小と同じ収容人員として考えれば27%で余裕があります。2丁目の第2避難所は井野中学校と考えることにしました。

 避難所の備蓄食品は150人分しかありません(3日分と考えて)。改めて自分の身は自分で守り、最低3日分の食料と飲料水は個人で備蓄すること(自助)と、家屋が損壊したときの救出などは向う三軒両隣の助け合い(共助)が必要なことを教えられます。
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