テレビで学んだことがいろいろとある。稲は花が咲き自家受粉することで稲穂が実るというが、その花の咲く時間は温度が30~35度、湿度も高い7月のある日、僅か2時間しかない。
稲穂が割れて黄色いオシベが6本が顔を出し受粉する映像が、1秒間に5000コマ、感度は普通のテレビカメラの400倍というスーパーカメラに収められている。この受粉がなければ米が実らないのだから神秘的だ。
その穂が出るときは出穂(しゅっすい)と言い、12時間で5センチも伸びるという。夏に中干といって田の水を抜くことは実際の田んぼで見ているが、根をしっかりと張らせ台風や稲の重さを支えるためで、根は30cmにもなる。
稲は高温に強いが低温には強いと言われる。しかし今年のように高温が続くと稲穂の育ちが悪くなる。今日籾摺りをしたが、はじかれる小さな実が多く玄米ベースで昨年に比べ約10%少ない275㎏しか取れなかった。
もう一つ自然界の摂理が食物連鎖だ。田んぼには益虫、害虫を含めて数多くの動物がいる。アメンボ、ミミズ、カエル、シマヘビ、イモリ、ザリガニ、タニシ、トンボ、カマキリ、それにバッタ、イナゴなどが連鎖している。
稲の葉を食べて枯らしてしまうイナゴを餌にするのはバッタ、クモ、カエルなど。面白いのはドジョウ。ドジョウが土をかき混ぜることで水を濁らせ、日光を遮る。結果として雑草が生えるのを防ぐという。
農薬を使うことでこの連鎖が繋がらないこともあるのだろうが、我々の田んぼは無農薬、無肥料だったので様々な虫類が活躍したのだろう。
今日の籾摺り作業
脱穀時の水分含有量約18%を乾燥機で14.4%まで下げる
籾摺り機。これを終えると玄米。米の選別も行う
稲穂が割れて黄色いオシベが6本が顔を出し受粉する映像が、1秒間に5000コマ、感度は普通のテレビカメラの400倍というスーパーカメラに収められている。この受粉がなければ米が実らないのだから神秘的だ。
その穂が出るときは出穂(しゅっすい)と言い、12時間で5センチも伸びるという。夏に中干といって田の水を抜くことは実際の田んぼで見ているが、根をしっかりと張らせ台風や稲の重さを支えるためで、根は30cmにもなる。
稲は高温に強いが低温には強いと言われる。しかし今年のように高温が続くと稲穂の育ちが悪くなる。今日籾摺りをしたが、はじかれる小さな実が多く玄米ベースで昨年に比べ約10%少ない275㎏しか取れなかった。
もう一つ自然界の摂理が食物連鎖だ。田んぼには益虫、害虫を含めて数多くの動物がいる。アメンボ、ミミズ、カエル、シマヘビ、イモリ、ザリガニ、タニシ、トンボ、カマキリ、それにバッタ、イナゴなどが連鎖している。
稲の葉を食べて枯らしてしまうイナゴを餌にするのはバッタ、クモ、カエルなど。面白いのはドジョウ。ドジョウが土をかき混ぜることで水を濁らせ、日光を遮る。結果として雑草が生えるのを防ぐという。
農薬を使うことでこの連鎖が繋がらないこともあるのだろうが、我々の田んぼは無農薬、無肥料だったので様々な虫類が活躍したのだろう。
今日の籾摺り作業
脱穀時の水分含有量約18%を乾燥機で14.4%まで下げる
籾摺り機。これを終えると玄米。米の選別も行う