馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

毛球症の切開

2024-08-27 | その他外科

1歳馬の肩甲部に腫瘤がある、とのことで来院。

部位としては珍しいが、毛球症(毛巣洞)のようだ。

少しずつ大きくなってきたみたい。

超音波で観たが、毛球症がどのように見えるか知らなかった。

それでも、いかにも、という像だった。

で、やはりそのとおり。

鎮静

除毛、洗浄・消毒

局所麻酔

切開

一部内反している皮膚組織は切除

デブリド・洗浄

縫合

切開以降は、今年卒業した獣医さんにやってもらった。

獣医さんは覚えることが多くてたいへんだ。

ひとつずつ身につけていくしかない。

上達することを楽しみながらやっていけるとイイネ。

          //////////

う~ん、これはなんという花でしょう?

 

 



4 コメント

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Unknown (はとぽっけ)
2024-08-27 21:13:51
 上達することを楽しめるって、スポーツやお稽古事に通じるものがあるかも。教えるノウハウが確立している分野のお仲間。

 リコリス スプレンゲリ?はもう少し青みがかった部分があったような。
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>はとぽっけさん (hig)
2024-08-29 04:18:15
経験が少ない獣医さんにやらせたり、教えたりしていると、自分がやっていることが手技の集積であることを発見します。静脈注射も皮下注射も、尿カテ入れるのも、術野の消毒も、知識と経験がないとうまくできません。

でも、すぐにうまくなるはず。積極的にやってもらうのが一番の方法です。

花の名は・・・今度レンズで検索してみます。
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Unknown (まりおん)
2024-08-29 14:33:20
ピンクのお花は夏水仙(リコリス・スクアミゲラ)かなあと。耐寒性あったかな?ですが。
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>まりおんさん (hig)
2024-08-30 04:46:18
ありがとうございます!
ナツズイセン、リコリスのようですね。この辺りでは今けっこう見かけます。ヒガンバナの仲間なのですね。
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